山梨県の赤飯は、地域によってはピンク色をしていることがあります。これは、一般的な赤飯の小豆の代わりに、金時豆を使用するためです。金時豆は、煮ると淡い赤色(ピンク色)になるため、もち米を染めて、ほんのり可愛らしいピンク色の赤飯が出来上がります。
なぜ金時豆を使うのかについては、諸説あります。
* かつて、小豆よりも金時豆の方が手に入りやすかったため、代用として使われ始めたという説。
* 金時豆の甘みが、より赤飯に合うとされた説。
* 単純に、ピンク色が好まれたという説。
いずれにしても、山梨県の一部地域では、金時豆を使ったピンク色の赤飯が、お祝い事やお正月などのハレの日に食べられています。県内全域で広く見られるわけではありませんが、地域の食文化を色濃く反映した、興味深い習慣と言えるでしょう。もし山梨県を訪れる機会があれば、ピンク色の赤飯を探してみてはいかがでしょうか。
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