選抜高等学校野球大会の第1回大会は甲子園ではなく愛知県名古屋市の山本球場で開催された。
選抜高等学校野球大会、通称「春のセンバツ」。高校球児たちの熱い戦いが繰り広げられる舞台として、甲子園球場はあまりにも有名です。
しかし、驚くべきことに、第1回大会(1924年)は、甲子園球場ではなく、愛知県名古屋市の山本球場(やまもときゅうじょう)で開催されました。
甲子園球場が完成したのは、この第1回センバツ開催のわずか数週間後。つまり、大会の準備段階では、まだ甲子園が間に合わなかったのです。
当時の山本球場は、名古屋鉄道の前身である愛知電気鉄道が所有する、比較的新しい立派な球場でした。そのため、記念すべき第1回大会の会場として選ばれたというわけです。
ちなみに、この第1回大会を制したのは、京都府の立命館中学校(現:立命館高等学校)。山本球場での熱戦を制し、初代王者に輝きました。
甲子園の歴史は、山本球場から始まったと言っても過言ではありません。
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