琵琶湖の水は京都の施設で管理しているので、滋賀県民が水を止めることはできない。
**詳細説明:**
琵琶湖の水源管理を巡るトリビアですね。確かに、滋賀県民が勝手に琵琶湖の水を止めることはできません。しかし、その理由はトリビアにある「京都の施設で管理している」という部分だけではありません。
琵琶湖は、近畿地方の重要な水源であり、滋賀県だけでなく、京都府、大阪府、兵庫県など、広範囲にわたる地域の人々の生活用水や工業用水を支えています。
琵琶湖からの取水は、それぞれの府県に割り当てられた水利権に基づいて行われます。この水利権は、過去の歴史的な経緯や、各府県の利水状況などを考慮して決定されており、国(国土交通省)が管理しています。
そのため、滋賀県が単独で琵琶湖からの取水を制限したり、停止したりすることは、他の府県の利水に影響を与えるため、許可されていません。もし滋賀県が取水を制限したい場合は、関係府県との協議や、国の許可が必要になります。
京都の施設、例えば疏水などは、琵琶湖の水を京都へ運ぶための重要な役割を担っていますが、それ自体が取水をコントロールしているわけではありません。 あくまで、琵琶湖から取水された水を効率的に利用するための施設なのです。
つまり、琵琶湖の水は、滋賀県民だけのものではなく、近畿圏全体の共有財産であり、国によって厳格に管理されている、というのが正確な表現です。
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