滋賀県民は県内の位置を「琵琶湖の上」「琵琶湖の東」など、琵琶湖中心に説明する。
滋賀県民が場所を説明する際、「琵琶湖」を基準点として用いるのは、事実に基づいた観察です。琵琶湖は滋賀県の面積の約6分の1を占める巨大な湖であり、県民生活、文化、経済に深く根ざしています。
そのため、県内での位置関係を伝える際、「湖東(こひがし)」、「湖西(こにし)」、「湖北(こくほく)」、「湖南(こなん)」といったように、琵琶湖を東西南北の軸として表現することが一般的です。例えば、「彦根は湖東に位置する」といった具合です。
これは単に地理的な表現にとどまらず、県民のアイデンティティとも深く結びついています。琵琶湖は県民にとって、生活の一部であり、共通の認識を持つための重要な要素となっています。
琵琶湖を基準にすることで、県外の人にも場所を伝えやすくなるという利点もあります。県外出身者にとっては、「○○市」という地名よりも、「琵琶湖の東側」という表現の方が、場所のイメージが掴みやすい場合があります。
ただし、近年は県外出身者も増え、より詳細な場所を伝えるために、地名やランドマークを併用するケースも増えています。しかし、琵琶湖を中心に場所を説明する習慣は、今もなお、滋賀県民のコミュニケーションにおいて重要な役割を果たしています。
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