島根県の海士町では毎年夏に「キンニャモニャ祭り」という古くから伝わる伝統行事が行われる。
島根県隠岐諸島の海士町(あまちょう)では、毎年8月14日と15日に「キンニャモニャ祭り」が開催されます。この祭りは、鎌倉時代から室町時代にかけて始まったとされる伝統的な盆踊りです。
その名前の由来は、踊りの際に歌われる独特な囃子言葉「キンニャモニャ」からきています。この言葉自体に具体的な意味はなく、踊りのリズムに乗せるための掛け声のようなものと考えられています。なんとも不思議な響きですよね。
祭りの中心となるのは、浴衣姿の男女が輪になって踊る盆踊りです。太鼓や笛の音色に合わせて、ゆっくりとした優雅な踊りが繰り広げられます。古くから伝わる振り付けは、どこか懐かしい雰囲気を醸し出し、見ている人々を魅了します。
また、祭りの期間中は、地域の人々が集まり、露店が出店したり、特産品が販売されたりと、賑やかな雰囲気に包まれます。島全体が活気づき、老若男女が一体となって祭りを楽しむ様子は、まさに島の夏の風物詩と言えるでしょう。
キンニャモニャ祭りは、単なる盆踊りというだけでなく、海士町の歴史と文化を今に伝える貴重な行事です。島の人々の心の拠り所として、これからも大切に受け継がれていくことでしょう。
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