佐賀県唐津市には、生きたままのフナを丸ごと食べる祭りがある。
佐賀県唐津市には、勇壮な曳山行事で知られる唐津くんちがありますが、それとは別に、少々ワイルドな食文化を体験できるお祭りがあります。その名も「鮒喰い祭り」。
このお祭りは、厳密には祭りというよりも、唐津市浜玉地区で行われる伝統行事です。旧暦の5月5日(現在は6月頃)に、田植えが終わったことを祝い、豊作を祈願して行われます。
祭りの主役は、文字通り「フナ」。ただし、焼いたり煮たりするのではなく、生きたまま丸ごといただきます!地元の人が捕獲したフナを、醤油や酢などをつけたタレにつけ、頭からガブリといくのが習わし。
もちろん、生きたフナを食べることに抵抗がある人もいるでしょう。しかし、地元の人々にとっては、無病息災を願う大切な伝統行事なのです。新鮮なフナを食べることで、夏の暑さを乗り切るための滋養強壮になるとも言われています。
近年は、参加者も減少し、高齢化も進んでいるようですが、このユニークな食文化は、今もなお受け継がれています。もし機会があれば、勇気を出して参加してみてはいかがでしょうか?(ただし、苦手な方は無理せず見学をおすすめします。)
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