オスマン帝国の歴代皇帝が、皇帝をやめさせれれても食っていけるように「手に職」をもっていた
**トリビア詳細説明:**
オスマン帝国の皇帝(スルタン)たちは、その権力絶頂のイメージとは裏腹に、万が一の事態に備えて、意外なことに「手に職」を持っていました。これは、権力闘争が激しい宮廷内で、失脚や廃位が珍しくなかったからです。
皇帝の座から引きずり降ろされたとしても、路頭に迷うわけにはいきません。そこで、歴代の皇帝たちは、それぞれ異なる技能を身につけていました。
例えば、メフメト3世は時計職人、アブデュルハミト2世は家具職人として知られています。彼らは、趣味としてではなく、実際に作品を作り、収入を得ることもあったようです。
もちろん、皇帝が作った時計や家具は、その出自ゆえに高値で取引されたことでしょう。ある意味、究極のブランド品ですね。
このように、オスマン帝国の皇帝たちは、権力という不安定な足場の上で、自らの生活を守るための術を身につけていたのです。王侯貴族も、いつ何時、何が起こるかわからない…という、教訓めいた話でもあります。
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