関東で一般的な呼び方の「体育座り」や「体操座り」。関西地方では「三角座り」。岩手などの東北では「安座」と呼ぶ。
「体育座り」という姿勢、あなたは普段何と呼んでいますか? 実はこれ、地域によって呼び方が全く異なるんです。
最も一般的なのは、関東地方で使われる「体育座り」や「体操座り」。体育の授業でお馴染みの姿勢なので、この呼び名がピンとくる方も多いでしょう。しかし、一歩関西に足を踏み入れると、様相は一変。「三角座り」という、その形をストレートに表現した呼び方が主流になります。
さらに、岩手県など東北地方の一部では「安座」という、どこか落ち着いた、禅の世界を彷彿とさせる呼び名が使われているのだとか。体育座りの状態から、そんなイメージが湧くとは驚きですね。
この地域差は、言葉の伝播や教育現場での指導方法の違いなどが影響していると考えられます。特定の地域で標準語として広まった呼び方が、そのまま定着していったのかもしれません。
たかが座り方、されど座り方。普段何気なく使っている言葉にも、地域の個性や文化が色濃く反映されているんですね。今度体育座りをする際は、自分がどの地域の方言を使っているのか、ちょっと意識してみてはいかがでしょうか?
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