2001年に結成したコミックバンド「仙台貨物」。普段は宮城県の運送会社(倒産)で正社員として働いている方々が、趣味でやっている(という設定の)バンド。自分達の熱く燃える魂をイメージしたというお揃いの真っ赤なつなぎが特徴的の「宮城県が産んだ謎の運送屋集団」と異名を持つ彼らについての魅力をご紹介します。
本業の運送業に支障をきたさないように運送業の繁忙期を避け活動。同じ社内の人にバレない様に派手なメイクをしている(という設定)。2009年には運送会社の倒産※により活動休止ということになったが、2011年に趣味のバンドのみを復活し活動を再開。
※新宿駅前のステーションスクエアにて新曲発表会(2009年)時に不況のため倒産(11月5日の武道館ライブで活動休止)と発表。後日、経費の使い込み(男遊び)によることが本当の原因だったそうです。これは、仙スポ号外(東スポぽくレイアウトしたパロディ広告)にて判明。
再開後から2016年まではコンスタントに活動していが、しばらくしてボーカルのイガグリ千葉さんのみが不定期に活動を継続。だが、新型コロナウイルスの蔓延もあり世の中が暗くなる中、全国を笑顔にするために再び仙台貨物のメンバーが集結。芸能人との交流も多く、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんとのコラボなども実現しています。地上波初登場は氣志團のボーカル綾小路翔さんがMC(マスター)を務める音楽トーク番組「深夜喫茶スジガネーゼ」。サタデーナイトゲイバー(アルバム「人生ゲイム」収録曲)を披露しました。
イガグリ千葉/ボーカル
1990年7月4日生まれ
ボーカルの漫画キャラのようなド派手なメイクが特徴の「イガグリ千葉」。ヴィジュアル系ロックバンド「ナイトメア」のボーカルYOMIさんの弟(という設定)で、メンバー内で唯一、素性など公に暴露してしまっています。会社を立て直すためにソロ活動もしており精力的に活動中。
フルフェイス/ギター
年齢不詳
82歳と公言していたがとある番組内で年齢の設定を間違え・・・。また、ボーカルの千葉に「柩(ヒツギ)」と呼ばれてしまったこともあり。
サティ/ギター
年齢不詳
レオナルド・サティ・シュトラウス
王珍々/ベース
年齢不詳
中国人であるため日本語が苦手(という設定)だが、たまに流暢に喋れます。
ギガフレア/ドラム
年齢不詳
代々木アニメーション学院卒。調理師免許所持。
KURIHARA/マニュピレーター
年齢不詳
彼を題材にした、「クリリン・マンソン」という曲がある。
ド派手なビジュアルやパフォーマンスが特徴。趣味でやっているバンド(という設定)にしてはメンバー全員のレベルが高い。ビジュアル系という括りを嫌い、自らの音楽を貨物系と表現しています。ユニークな歌詞を東北弁で歌いあげ、コミカルかつ過激なパフォーマンスばかりに注目を受けますが、レベルの高い音楽性あってこそのもので両国国技館や日比谷野音などでもライブを実現し成功を収めています。しかし、ボーカルのイガグリ千葉の全裸姿を客に見せたがるクセが災いし、日比谷野音・武道館ともに出入り禁止にされてしまいました。
仙台貨物 / Ē janai ka(ええじゃないか)
仙台貨物 / 日本でいちばんアツイ夏
先にも述べたが、仙台貨物のイガグリ千葉さんはナイトメアのボーカルYOMIさんの弟(という設定)ということもあり、共同作業者という形で互いのバンドに関わっているそうです。仙台貨物の過激なパフォーマンスによって日比谷野外大音楽堂を出入り禁止になったことがあるが、その際になぜかナイトメアも出入り禁止になっている?そうな。
過去に仙台貨物がエイベックスに移籍をした際に「お兄ちゃんに泣きついて入れてもらった」という経緯(設定)もあり、現在も兄と同じ事務所に所属しているという兄弟仲の良いバンドなのです。
日本を明るく元気にしてくれる「仙台貨物」。そのお兄さん(という設定)のV系バンド「NIGHTMARE(ナイトメア)」。まったく異なった音楽性でありますが、どちらも魅力的なバンドですよ。
え!同じ人たちだって!?・・・そんな野暮なことは・・・ね!
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