1月21日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
歴史を変えた宿敵の結束: ライバルが手を結ぶ日 (薩長同盟締結の日)
1866年(慶応2年)の1月21日(旧暦)、長州藩の木戸孝允、薩摩藩の西郷隆盛と小松帯刀らが、土佐藩の坂本龍馬らの仲介によって京都で会見し、倒幕のために薩長同盟(薩長連合)を結んだとされている日です。
Q: なぜこの日が「ライバルが手を結ぶ日」と呼ばれるのですか?
A: それまで激しく対立していた幕末の二大雄藩である薩摩藩と長州藩が、土佐藩の坂本龍馬や中岡慎太郎らの仲介により、倒幕という共通の目的のために手を結んだ、歴史的な同盟が成立した日とされるからです。
Q: 薩長同盟はどのような意義がありましたか?
A: この同盟により、それまで互いに牽制し合っていた両藩が協力体制を築いたことで、討幕運動は一気に加速し、後の大政奉還や明治維新へとつながる決定的な転換点となりました。日本の近代化への道を切り開いた重要な出来事です。
Q: 坂本龍馬はどのような役割を果たしましたか?
A: 長州藩が武器(軍艦や銃)を薩摩藩名義で購入できるよう斡旋するなど、具体的な協力関係を構築しました。また、対立感情が根強い両藩の指導者たちの間に入り、粘り強く交渉を続け、同盟締結を実現させる上で中心的な役割を担いました。
食卓を彩るレシピ紹介の始まり: 料理番組の日
1937年(昭和12年)のこの日、イギリスBBCテレビで、料理番組の元祖と言われる番組「Cook’s Night Out」が放送を開始しました。日本では1963年(昭和38年)の同じ日に日本テレビ系列で長寿番組「キューピー3分クッキング」の放送が開始されたことを記念しています。

Q: なぜ1月21日が「料理番組の日」なのですか?
A: 世界で初めて定期的に放送されたとされる料理番組がイギリスで始まった日であり、さらに日本で最も有名な料理番組の一つ「キユーピー3分クッキング」が放送を開始した日でもある、料理番組にとって記念すべき日であるためです。
Q: 「キユーピー3分クッキング」はどのような番組ですか?
A: 番組名の通り、短い時間で手軽に作れる家庭料理のレシピを紹介する長寿番組です。日々の献立のヒントを提供し、日本の家庭の食卓を豊かにすることに貢献してきました。特徴的なオープニングテーマ曲も広く知られています。
Q: 料理番組は社会にどのような影響を与えてきましたか?
A: 新しい食材や調理法、世界の料理などを紹介することで、家庭料理のレパートリーを広げ、食文化の多様化に貢献してきました。また、栄養バランスや食の安全に関する情報を提供し、健康的な食生活への意識を高める役割も担っています。
ディズニーストア発、学生が作ったクマのぬいぐるみ: ユニベアシティの日
ウォルト・ディズニー・ジャパンが制定。ディズニーストアのオリジナルキャラクター「UniBEARsity(ユニベアシティ)」を、2011年(平成23年)1月21日に発売を開始したことから。「university(学校)」と「BEAR(クマ)」を合わせた造語で、ミッキーマウスたちが学校の宿題でクマのぬいぐるみを作ったというストーリーから誕生したキャラクター。
Q: 「ユニベアシティ」の名前の由来は何ですか?
A: 英語の「University(大学、学校)」と「Bear(クマ)」を組み合わせた造語です。ミッキーマウスやミニーマウスなどのディズニーキャラクターたちが、学校の授業の課題で、それぞれ自分に似たクマのぬいぐるみを作った、という誕生ストーリーに由来しています。
Q: ユニベアシティにはどのようなキャラクターがいますか?
A: 最初に登場したミッキーが作った「モカ」とミニーが作った「プリン」をはじめ、ドナルドが作った「ホイップ」、デイジーが作った「パフィー」など、様々なディズニーキャラクターが作ったという設定のベアが数多く存在します。それぞれに個性的な名前や特徴があり、足の裏には学校の校章をモチーフにしたエンブレムが付いています。
Q: なぜ1月21日が記念日なのですか?
A: 2011年(平成23年)のこの日に、日本のディズニーストアで初めて「ユニベアシティ」のぬいぐるみ(モカとプリン)が発売されたことを記念しています。
甘い香りと春を告げる花: スイートピーの日
主にスイートピー生産者が制定。一年でいちばん香りが豊かできれいに輝く時期であることと、またスイートピーの花びらが左右対称で3種類の花びら(旗弁、翼弁、舟弁)からなり、それぞれ1枚、2枚、1枚あることから「121」の1月21日とした。
Q: なぜ1月21日が「スイートピーの日」なのですか?
A: この時期に最も香りが良く、美しいスイートピーが出回ることと、スイートピーの花びらの枚数(一番上の大きな花びら「旗弁」が1枚、その下の左右対称の「翼弁」が2枚、中心部の舟のような形の「舟弁」が1枚)を「1・2・1」と見立て、1月21日とした語呂合わせに由来します。
Q: スイートピーにはどのような特徴がありますか?
A: マメ科の植物で、蝶が舞うような可憐な花姿と、甘く優しい芳香が特徴です。フリルのような繊細な花びらを持ち、ピンク、白、赤、紫、黄色など多彩な花色があります。春の訪れを感じさせる代表的な花の一つです。
Q: スイートピーはどのような場面で贈られますか?
A: 「門出」「優しい思い出」といった花言葉を持つことから、卒業式や送別会など、旅立ちのシーンで贈られることが多いです。また、その可愛らしい姿と香りから、春のギフトやブライダルブーケなどにも人気があります。松田聖子さんのヒット曲『赤いスイートピー』によって、その名前とイメージが広く知られるようになりました。
年最初の弘法大師の縁日: 初大師・初弘法
真言宗の開祖である弘法大師(空海)の月命日である毎月21日は縁日とされ、多くの寺院で法要や行事が行われます。特に新年最初の縁日である1月21日は「初大師(はつだいし)」または「初弘法(はつこうぼう)」と呼ばれ、一年間の無病息災や家内安全などを祈願する多くの参拝者で賑わいます。
Q: 弘法大師(空海)とはどのような人物ですか?
A: 平安時代初期に活躍した僧侶で、日本に真言密教を伝えた真言宗の開祖です。仏教の発展に尽くしただけでなく、書道の名人(三筆の一人)としても知られ、社会事業(満濃池の修築など)や教育(綜芸種智院の設立)にも貢献し、日本文化に多大な影響を与えました。
Q: 初大師・初弘法はどこで盛んに行われますか?
A: 弘法大師ゆかりの寺院で盛んに行われます。特に、京都の東寺(教王護国寺)の「弘法市」や、神奈川県の川崎大師(平間寺)の初大師護摩祈祷などが有名で、境内やその周辺には多くの露店が立ち並び、大変な賑わいを見せます。