5月18日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
社会と文化の発展に貢献する知の殿堂: 国際博物館の日 (International Museum Day)
博物館の国際的な組織である国際博物館会議(ICOM:International Council of Museums)が、1977年(昭和52年)にロシア・モスクワで開催された第11回大会で制定し、翌1978年から実施されている国際デーです。日付は、大会期間中の5月18日が選ばれました。日本では、公益財団法人 日本博物館協会が中心となり、2002年から本格的に参加しています。
Q: なぜ「国際博物館の日」が制定されたのですか?
A: 博物館(美術館、科学館、歴史館、動物園、水族館なども含む広義のミュージアム)が、貴重な文化遺産や自然遺産を収集・保存・研究し、展示や教育普及活動を通じて、社会の発展、文化的な豊かさ、そして国際的な相互理解に貢献する重要な役割を担っていることについて、広く一般の人々の関心と理解を高めることを目的としています。
Q: なぜ5月18日が選ばれたのですか?
A: 1977年にモスクワで開催されたICOMの第11回大会期間中に、この記念日を設けることが決議されたことを記念して、5月18日が選ばれました。
Q: この日にはどのような取り組みが行われますか?
A: 世界中の多くの博物館・美術館などで、この日に合わせて入館無料や割引、記念講演会、ワークショップ、バックヤードツアー、特別展示などの様々なイベントが開催されます。毎年、ICOMによって世界共通のテーマが設定され、そのテーマに沿った活動が各国で展開されます。
思いを伝える大切なツール「こ(5)と(10)ば(8)」: ことばの日
日付は「こ(5)と(10=とお)ば(8)」(言葉)と読む語呂合わせから。制定した団体は特定されていませんが、私たちが日常的に使っている「言葉」の持つ力や大切さ、面白さ、そして時には危うさについて改めて考える日とされています。
Q: なぜ5月18日が「ことばの日」なのですか?
A: 日付の「5(こ)10(とお→と)8(ば)」で「ことば」と読む、シンプルで分かりやすい語呂合わせから、この日が記念日として広まったと考えられます。
Q: この記念日はどのような意味を持つのでしょうか?
A: 言葉は、私たちが考えをまとめ、他者とコミュニケーションをとり、文化を築き、知識を伝達するための基本的なツールです。この日は、普段何気なく使っている言葉一つ一つの意味や響き、表現の豊かさに意識を向け、感謝の言葉、励ましの言葉、思いやりの言葉など、ポジティブな言葉を使うことの大切さを再認識する良い機会となります。また、言葉による誤解や誹謗中傷の問題について考えるきっかけにもなります。
Q: 言葉の力を高めるにはどうすればよいですか?
A: 読書を通じて語彙力を増やしたり、様々な人の話を聞いたり、自分の考えを文章にまとめたりする練習が有効です。また、相手に正確に、かつ分かりやすく伝えるための表現力を磨くことや、相手の言葉の意図を正しく理解するための傾聴力を養うことも大切です。
産業を支える標準容器: 18リットル缶の日 (一斗缶の日)
18リットル缶(通称:一斗缶)の製造業者などで構成される全国18リットル缶工業組合連合会が制定。日付は、かつてこの容器が「5ガロン缶」と呼ばれていたことから「5」と、現在の基準容量である「18リットル」の「18」を組み合わせて5月18日としました。

Q: なぜ5月18日が「18リットル缶の日」なのですか?
A: 以前はアメリカの容量単位である「5ガロン(約18.9リットル)」に由来して「5ガロン缶」と呼ばれていたことと、日本の計量法等により「18リットル缶」という名称・容量が標準となったことから、その両方の数字「5」と「18」を組み合わせて5月18日が記念日として制定されました。
Q: なぜ「一斗缶(いっとかん)」とも呼ばれるのですか?
A: 日本の伝統的な容積の単位である「一斗(いっと)」(約18.039リットル)と容量がほぼ同じであることから、「一斗缶」という通称で広く親しまれています。
Q: 18リットル缶(一斗缶)は、主にどのような用途で使われていますか?
A: 醤油、みりん、食用油、ソースなどの食料品、塗料、シンナー、接着剤、化学薬品、潤滑油、インキなど、液体や半固形状のものを主に業務用として保管・輸送するための容器として、産業界で非常に広く利用されています。金属製で丈夫であり、密閉性が高く、積み重ねて効率的に保管・輸送できる形状が特徴です。近年ではリサイクルも進められています。
黒服エージェント、秘密裏に活動開始?「M(May)I(1)B(8)」: MIBの日
映画配給会社の株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが、同社が配給する人気SFアクションコメディ映画『メン・イン・ブラック(Men in Black)』シリーズに関連して制定。日付は、シリーズ名の略称「MIB」を、「M」を5月(May)の頭文字、「I」を数字の「1」、「B」を数字の「8」に見立てて、5月18日としたユニークな語呂合わせ(見立て)からです。2019年公開の『メン・イン・ブラック:インターナショナル』のプロモーションに合わせて制定されました。

Q: なぜ5月18日が「MIBの日」なのですか?
A: 映画シリーズの略称「MIB」を日付にこじつけた、遊び心のある設定です。「M」を英語の5月「May」とし、「I」と「B」の形をそれぞれ数字の「1」と「8」に見立てて、5月18日としています。
Q: この記念日はどのような目的で制定されましたか?
A: 2019年に公開されたシリーズ作品『メン・イン・ブラック:インターナショナル』の劇場公開を盛り上げるためのプロモーションの一環として、配給会社によって制定されました。映画シリーズのファンへの感謝と、作品の魅力を改めてアピールする目的があったと考えられます。
Q: 『メン・イン・ブラック』はどのような映画ですか?
A: 地球上に人間社会に紛れて多数生息している宇宙人(エイリアン)を監視・管理し、その存在を世間から隠蔽する極秘政府機関「メン・イン・ブラック(MIB)」のエージェントたちの活躍を描くSFアクションコメディです。ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズ演じる凸凹コンビの掛け合いや、個性的なエイリアンのデザイン、記憶消去装置「ニューラライザー」などのユニークなガジェットが人気を集めました。
ファイバースコープで体内を探る: ファイバーの日
「ファ(≒5)イ(1)バー(8)」と読む語呂合わせから。特に光ファイバーを用いた内視鏡(ファイバースコープ)などに関連付けられる記念日です。(※制定団体や明確な由来は不明瞭です)
Q: なぜ5月18日が「ファイバーの日」とされるのですか?
A: 「ファイ(5)バー(18)」という語呂合わせに由来するとされています。「5」を「ファ」と読み、「18」を「イバー」と読ませているようです。
Q: ファイバースコープ(内視鏡)とはどのようなものですか?
A: 細い管の先端に小型カメラや照明を取り付け、体内に挿入して内部の様子を直接観察したり、処置を行ったりするための医療機器です。光ファイバーは、照明の光を先端まで導いたり、先端のカメラが捉えた映像を手元まで伝送したりする役割を果たします。
Q: ファイバースコープはどのような検査や治療に使われますか?
A: 胃カメラ(上部消化管内視鏡)や大腸カメラ(下部消化管内視鏡)が代表的で、食道、胃、十二指腸、大腸などの粘膜を直接観察し、がんやポリープ、潰瘍などの病変を発見・診断します。また、組織の一部を採取(生検)したり、ポリープを切除したりといった治療も可能です。気管支鏡や関節鏡など、様々な部位の内視鏡があります。