8月9日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
平和への誓いと核兵器廃絶を願う日: ながさき平和の日(長崎原爆忌)
原爆投下から50年を迎えた1995年(平成7年)に、長崎市ではこの日8月9日を「ながさき平和の日」に制定したという情報もあるが、一般的にこの日は「長崎原爆の日」と呼ばれることが多い。
Q: なぜ8月9日が「ながさき平和の日」または「長崎原爆の日」と呼ばれるのですか?
A: 1945年8月9日午前11時2分に、アメリカ軍によって長崎市に原子爆弾が投下され、多くの尊い命が奪われた歴史的な日付であるためです。この悲劇を忘れず、平和への誓いを新たにする日とされています。
Q: この日には長崎でどのような追悼行事が行われますか?
A: 長崎市の平和公園で「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が開催され、原爆投下時刻には黙祷が捧げられます。また、犠牲者の冥福を祈り、平和へのメッセージを発信する様々な行事が市内外で行われます。
Q: 「広島平和記念日」との違いは何ですか?
A: どちらも原子爆弾が投下された日を追悼し平和を祈念する日ですが、広島は8月6日、長崎は8月9日と日付が異なります。それぞれが被爆地として、核兵器廃絶と世界平和を訴え続けています。
東洋医学の知恵を普及させる語呂合わせ記念日: はり(鍼)・きゅう(灸)・マッサージの日
全日本鍼灸マッサージ師会が2003年(平成15年)に制定。日付は「はり(8)きゅう(9)」と読む語呂合わせから。鍼灸マッサージの普及が目的。
Q: なぜ8月9日が「はり・きゅう・マッサージの日」なのですか?
A: 「は(8)り・きゅう(9)」と読む語呂合わせから、全日本鍼灸マッサージ師会が2003年に制定しました。
Q: この記念日の目的は何ですか?
A: 鍼(はり)、灸(きゅう)、あん摩マッサージ指圧といった東洋医学に基づく伝統的な施術の認知度を高め、その効果や安全性を広く一般に伝え、国民の健康増進に寄与することを目的としています。
Q: 鍼灸マッサージにはどのような効果が期待できますか?
A: 肩こり、腰痛、神経痛などの痛みの緩和、血行促進、自律神経の調整、リラクゼーション効果などが期待されます。体質改善や病気の予防、健康維持を目的として利用されることもあります。
自然の恵みと健康を結びつける語呂合わせの日: 薬草の日
沖縄県保健食品開発協同組合が制定。「や(8)く(9)そう」の語呂合わせ。

Q: 「薬草の日」の由来は何ですか?
A: 「や(8)く(9)そう」と読む語呂合わせから、沖縄県保健食品開発協同組合が制定しました。
Q: なぜ沖縄県でこの記念日が制定されたのですか?
A: 沖縄県は古くから「ヌチグスイ(命の薬)」という言葉があるように、食を通じて健康を維持する文化が根付いており、ゴーヤーやウコン、クヮンソウなど、独特の薬草(ハーブ)が生活の中で利用されてきた歴史があります。その文化を広める目的があると考えられます。
Q: 薬草はどのように利用されていますか?
A: 料理の食材や風味付け、お茶として飲用されるほか、乾燥させて煎じ薬にしたり、湿布薬として外用したりするなど、様々な形で健康維持や体調改善に役立てられてきました。現代でもハーブティーやサプリメント、化粧品などに利用されています。
国民的スポーツを楽しむ語呂合わせ記念日: 野球の日
エスポートミズノ(現:MIZUNO TOKYO)が制定。日付は「や(8)きゅう(9)」(野球)と読む語呂合わせと、高校野球の期間中で野球に対する関心が高まる季節であることから。

Q: なぜ8月9日が「野球の日」なのですか?
A: 「や(8)きゅう(9)」と読む語呂合わせと、夏の高校野球全国大会が開催され、野球への注目度が高まる時期であることから、スポーツ用品メーカーのミズノ(当時のエスポートミズノ)が制定しました。
Q: この記念日はどのような目的で制定されましたか?
A: 野球というスポーツの楽しさや魅力を再認識し、プレーする人、観戦する人、支える人、すべての人々で野球文化を盛り上げていくことを目的としています。
Q: 野球の起源はいつ頃ですか?
A: 直接的な起源には諸説ありますが、現代の野球の原型は19世紀半ばにアメリカで形成されたと言われています。日本には明治時代初期に伝わり、学生スポーツなどを中心に独自の発展を遂げ、国民的な人気スポーツとなりました。
作者トーベ・ヤンソンの誕生日を祝う国際的な記念日: ムーミンの日
フィンランドの作家トーベ・ヤンソン作の「ムーミン」を記念する日。日付は「ム(6)ーミ(3)ン」と読む語呂合わせから6月3日が「ムーミンの日」とされてきたが、ムーミン誕生60周年となる2005年(平成17年)、「全世界で通用する記念日を」ということで、トーベ・ヤンソンの誕生日である8月9日に改められた。
Q: なぜ「ムーミンの日」は8月9日になったのですか?
A: 当初は日本独自の語呂合わせで6月3日でしたが、ムーミン誕生60周年を機に、より国際的に通用する記念日として、作者トーベ・ヤンソンの誕生日である8月9日に変更されました(2005年)。
Q: トーベ・ヤンソンはどのような人物ですか?
A: フィンランド出身の作家であり画家です。ムーミンシリーズの生みの親として世界的に有名ですが、小説や絵画など多岐にわたる芸術活動を行いました。ムーミンの物語には、自然への愛や多様性の尊重、人生哲学などが織り込まれています。
Q: ムーミン谷はどこにあるのですか?
A: 物語の中に出てくる架空の場所で、フィンランドのどこかにあるとされています。ムーミン一家とその仲間たちが暮らす、自然豊かで少し不思議な世界として描かれています。
個性的な香りが人気のハーブ記念日: パクチーの日
日付は「パ(8)ク(9)チー」の語呂合わせから。
Q: 「パクチーの日」の由来は何ですか?
A: 「パ(8)ク(9)チー」と読む語呂合わせから制定されたとされています。制定した団体は明確ではありませんが、パクチーの人気が高まる中で広まった記念日と考えられます。
Q: パクチーはどのような料理に使われますか?
A: タイ料理やベトナム料理など、東南アジア料理には欠かせないハーブです。生でサラダや薬味として使われるほか、スープや炒め物、煮込み料理などにも加えられ、独特の爽やかな香りを添えます。
Q: パクチーには別名がありますか?
A: はい、英語では「コリアンダー」、中国語では「香菜(シャンツァイ)」と呼ばれます。日本では主にタイ語由来の「パクチー」という呼び名が広まっていますが、スパイスとして種子や粉末を使う場合は「コリアンダー」と呼ばれることが多いです。
みんな大好き、洋食の定番を祝う語呂合わせの日: ハンバーグの日
株式会社「味のちぬや」が制定。日付は「ハ(8)ンバーグ(9)」と読む語呂合わせから。

Q: なぜ8月9日が「ハンバーグの日」なのですか?
A: 「ハ(8)んばーグ(9)」と読む語呂合わせから、冷凍食品メーカーの株式会社「味のちぬや」が制定しました。
Q: 「洋食の日」(8月8日)との関連はありますか?
A: 制定者は異なりますが(洋食の日は株式会社千草)、ハンバーグは日本の洋食を代表するメニューの一つであり、語呂合わせで近い日付に制定されている点は興味深いですね。どちらも洋食文化を盛り上げる目的があると考えられます。
Q: ハンバーグの起源はどこですか?
A: ドイツの都市ハンブルクで食べられていたタルタルステーキ(生の挽肉料理)が起源とされ、それがアメリカに伝わり、焼いて調理する「ハンバーグステーキ」として広まったと言われています。日本には明治時代に伝わり、家庭料理や洋食店の人気メニューとして定着しました。
ファッションと機能性を兼ね備えたアイテムの日: かばんの日
一般社団法人・日本かばん協会が制定。日付は英語で「かばん」を意味する「バ(8)ッグ(9)」と読む語呂合わせから。

Q: 「かばんの日」の由来は何ですか?
A: 英語でかばんを意味する「バッグ」の語呂合わせ「バ(8)ッグ(9)」から、一般社団法人日本かばん協会が制定しました。
Q: この記念日の目的は何ですか?
A: かばん産業の振興と、多種多様なかばんの機能性やファッション性、そして日本のものづくりの技術などを広くアピールすることを目的としています。
Q: かばんを選ぶ際のポイントは何ですか?
A: 用途(通勤、通学、旅行、普段使いなど)、収納力、耐久性、デザイン、素材、重さ、持ちやすさなどを考慮して選ぶことが大切です。自分のライフスタイルやファッションに合ったものを選ぶと良いでしょう。
愛嬌たっぷりの短頭種犬を愛でる日: パグの日
小型犬「パグ」を愛するパグオーナーが制定。日付は「パ(8)グ(9)」と読む語呂合わせから。
Q: なぜ8月9日が「パグの日」なのですか?
A: 犬種名「パグ」の語呂合わせ「パ(8)グ(9)」から、パグの愛好家(オーナー)たちが制定したとされています。特定の団体による公式な制定ではないようですが、SNSなどを中心に広まっています。
Q: パグはどのような犬種ですか?
A: 中国原産の小型犬で、しわくちゃの顔と短い鼻(短頭種)、垂れた耳、巻き尾が特徴です。陽気で愛情深く、頑固な一面もあると言われています。いびきをかきやすい、暑さに弱いなどの特徴もあります。
Q: パグを飼う上で気をつけることはありますか?
A: 短頭種特有の呼吸器系の問題や、皮膚のしわのケア、目の病気などに注意が必要です。また、太りやすい傾向があるため、食事管理と適度な運動が大切です。特に夏場の熱中症対策は重要です。
食べる力と食の大切さを見直す日: ぱくぱくの日
キユーピー株式会社が制定。日付は夏休みの時期で帰省する人が増え普段会えない家族の食べる力の変化に着目してとの思いと、「ぱ(8)く(9)ぱ(8)く(9)」と読む語呂合わせから。自身や大切な人の食べる力を見直すきっかけにしてもらうのが目的。
Q: 「ぱくぱくの日」の由来は何ですか?
A: 「ぱ(8)く(9)ぱ(8)く(9)」と食べる様子を表す語呂合わせと、夏休みやお盆の帰省時期に家族が集まり、お互いの「食べる力」の変化に気づく機会があることから、キユーピー株式会社が制定しました。
Q: 「食べる力」とは具体的にどのようなことですか?
A: 食べ物を認識し、口に入れ、噛み砕き、飲み込むという一連の動作(摂食嚥下機能)のことです。加齢や病気などによってこの力が低下することがあり、食事を楽しめなくなったり、栄養不足や誤嚥(食べ物が気管に入ること)のリスクが高まったりします。
Q: 食べる力を維持するためにできることはありますか?
A: バランスの取れた食事を心がけること、よく噛んで食べること、口周りの筋肉を鍛える体操(口腔体操)を行うこと、定期的に歯科検診を受けることなどが挙げられます。家族や周囲の人が変化に気づき、サポートすることも大切です。
伝統工芸の輝きを伝える語呂合わせの日: 箔装飾の日
堀金箔紛(ほりきんはくふん)株式会社が制定。日付は「は(8)く(9)」(箔)と読む語呂合わせから。
Q: なぜ8月9日が「箔装飾の日」なのですか?
A: 「は(8)く(9)」と読む語呂合わせから、金沢で金箔などを製造する堀金箔紛株式会社が制定しました。
Q: 「箔装飾」とはどのようなものですか?
A: 金や銀、プラチナなどの金属を非常に薄く打ち延ばした「箔」を使って、工芸品や建築物、美術品などに装飾を施す技法のことです。日本では古くから仏像や仏具、屏風、漆器などに用いられ、華やかさや高級感を演出してきました。
Q: 金沢はなぜ金箔で有名なのですか?
A: 金沢は日本の金箔生産量の99%以上を占める一大産地です。その理由は、加賀藩の文化奨励策や、金箔製造に適した気候風土、そして職人の高い技術が受け継がれてきたことなどが挙げられます。
世界中の先住民の権利と文化を守る国際デー: 世界の先住民の国際デー
1994年の国連総会で制定された国際デーの一つ。1982年に国連人権促進保護小委員会・先住民作業部会の第1回会合が開催された日である8月9日を記念日としたもの。世界の先住民(インディジネス・ピープル)が直面する問題への関心を高め、彼らの権利擁護と文化の保護・振興を図ることを目的としています。
Q: 「世界の先住民の国際デー」とはどのような日ですか?
A: 1994年に国連が定めた国際デーです。世界各地に存在する先住民(その土地に最初に住んでいた民族や文化集団の子孫)の権利を守り、彼らが固有の文化や言語、土地とのつながりを維持できるよう支援することの重要性を、国際社会に訴える日です。
Q: なぜ8月9日がこの国際デーになったのですか?
A: 1982年の8月9日に、国連の先住民に関する作業部会が初めて開催されたことに由来します。この作業部会は、先住民の権利に関する国際的な基準作りに大きく貢献しました。
Q: 日本における先住民とは誰を指しますか?
A: 日本政府は、アイヌ民族を「先住民族」として公式に認めています。アイヌの人々は北海道を中心に独自の文化、言語、歴史を持っており、その権利の保護と文化の振興が課題となっています。