8月19日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
困難な状況にある人々への支援を考える国際デー: 世界人道デー
2008年(平成20年)12月の国連総会で制定。国際デーの一つ。
Q: なぜ「世界人道デー」が制定されたのですか?
A: 2003年8月19日にイラク・バグダッドで国連事務所が爆破され、人道支援活動に従事していたセルジオ・デメロ国連事務総長特別代表をはじめとする多くの職員が犠牲になった事件を受けて制定されました。紛争や災害などの危機的状況下で、危険を顧みずに人々の命と尊厳を守るために活動する人道支援従事者に敬意を表し、その活動の重要性への理解を深める日です。
Q: 人道支援とは具体的にどのような活動ですか?
A: 紛争、自然災害、貧困などによって生命や健康、尊厳が脅かされている人々に対して、国籍、人種、宗教、政治的信条に関わらず、公平に行われる支援活動のことです。食料や水、医療、避難所の提供といった緊急支援から、復興支援、開発支援まで幅広く含まれます。
Q: 私たちにできる人道支援への協力はありますか?
A: 人道支援を行っている信頼できる国際機関やNGOへの寄付、ボランティア活動への参加、人道危機や支援活動に関する情報を学び広めることなどが挙げられます。身近なところから関心を持つことが大切です。
安全運転を呼びかける語呂合わせ記念日: バイクの日
政府総務庁(現:内閣府)交通安全対策本部が1989年(平成元年)に制定。日付は「バ(8)イ(1)ク(9)」と読む語呂合わせから。
Q: なぜ8月19日が「バイクの日」なのですか?
A: 「バ(8)イ(1)ク(9)」と読む語呂合わせから、政府の総務庁(現在の内閣府)交通安全対策本部が、バイク(オートバイ)による交通事故防止を目的に1989年に制定しました。
Q: この記念日の目的は何ですか?
A: バイクの安全運転を広く社会に呼びかけ、交通事故を減らすことを最大の目的としています。ヘルメットの正しい着用、スピードの出しすぎ注意、無理な追い越し禁止など、安全意識の向上を促す日です。
Q: バイクの安全運転のために特に気をつけるべき点は何ですか?
A: 適切なプロテクター(ヘルメット、グローブ、ジャケット等)の着用、常に周囲の状況を確認し危険を予測する運転(防衛運転)、車間距離の確保、悪天候時の運転は控える、定期的な車両点検などが重要です。また、バイクは四輪車から死角に入りやすいことを意識することも大切です。
五七五の言葉で季節を詠む文化記念日: 俳句の日・俳句記念日
俳人の坪内稔典らが提唱し、1991年(平成3年)に制定。「俳句記念日」は、俳句作家の上野貴子が主宰する「おしゃべりHAIKUの会」が2014年(平成26年)に制定。日付は「は(8)い(1)く(9)」(俳句)と読む語呂合わせから。

Q: なぜ8月19日が「俳句の日」なのですか?
A: 「は(8)い(1)く(9)」と読む語呂合わせから、俳句に親しむきっかけの日として制定されました。俳人の坪内稔典氏らが提唱し広まったとされています。また、「俳句記念日」としても別の団体が制定しています。
Q: 俳句とはどのような形式の詩ですか?
A: 五・七・五の十七音から成る、世界で最も短い定型詩です。通常、自然の情景や季節感を詠みこんだ「季語」を一つ入れることが約束事とされています。
Q: 俳句の魅力は何ですか?
A: 短い言葉の中に、作者が見た風景や感じた思い、季節の移ろいなどを凝縮して表現する点に魅力があります。季語を通じて季節感を共有したり、言葉の響きやリズムを楽しんだりすることもできます。誰でも気軽に始められるのも特徴です。
人気バレーボール作品を祝う語呂合わせの日: ハイキュー!!の日
高校のバレーボール部を舞台にした人気テレビアニメ『ハイキュー!!』を製作する「ハイキュー!!」製作委員会が制定。日付は「ハ(8)イ(1)キュー(9)!!」と読む語呂合わせから。
Q: なぜ8月19日が「ハイキュー!!の日」なのですか?
A: 作品タイトル『ハイキュー!!』の語呂合わせ「ハ(8)イ(1)キュー(9)!!」から、「ハイキュー!!」製作委員会が制定した記念日です。作品を応援するファンへの感謝の気持ちを込めた日とされています。
Q: 『ハイキュー!!』はどのような作品ですか?
A: 古舘春一による高校バレーボールを題材にした漫画作品、およびそれを原作としたアニメ、舞台、ゲームなどのメディアミックス作品です。宮城県の烏野高校バレーボール部を舞台に、主人公の日向翔陽と影山飛雄をはじめとする個性豊かな部員たちが、全国大会を目指して成長していく姿を描いています。
Q: なぜこの作品はこれほど人気があるのですか?
A: 迫力ある試合描写、魅力的なキャラクターたちの熱いドラマ、友情や努力、勝利と敗北といった普遍的なテーマが多くの読者・視聴者の共感を呼んでいるためです。バレーボールのルールや戦術が分かりやすく描かれている点も、競技への関心を高める一因となっています。
写真技術の誕生と普及を祝う国際デー: 世界写真デー (World Photography Day)
1839年8月19日に、フランス政府がルイ・ダゲールらが発明した写真技術「ダゲレオタイプ」を買い上げ、その技術を世界に無償で公開したことを記念する日とされています。写真というメディアの誕生と発展を祝い、写真が持つ記録、表現、コミュニケーションの力を再認識する国際的な記念日です。
Q: 「ダゲレオタイプ」とはどのような写真技術でしたか?
A: 銀メッキした銅板を感光材として用い、カメラで撮影した画像を現像・定着させる初期の写真技法です。鮮明な画像が得られましたが、複製ができない、露光時間が長いなどの特徴がありました。これが写真技術の普及の第一歩となりました。
Q: 写真は社会にどのような影響を与えましたか?
A: 出来事を記録し、情報を視覚的に伝える報道写真、芸術的な表現手段としてのアート写真、家族や友人との思い出を残すスナップ写真など、様々な形で社会や文化、個人の生活に深く浸透し、コミュニケーションの方法を大きく変えました。
Q: 「世界写真デー」にはどのようなことが行われますか?
A: 特定の公式行事はありませんが、世界中の写真愛好家やプロの写真家が、SNSなどで自身の作品を共有したり、写真に関するイベントやワークショップが開催されたりします。写真の歴史や技術に思いを馳せ、写真を楽しむ日とされています。