8月24日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
酒と旅を愛した歌人を偲ぶ日: 愛酒の日
お酒を愛した歌人・若山牧水の誕生日。大の酒好きで一日に少なくとも一升は飲んでいたそうです。

Q: なぜ若山牧水の誕生日が「愛酒の日」と呼ばれるのですか?
A: 若山牧水(1885年8月24日生まれ)が非常に酒を愛した歌人として知られているためです。彼自身が制定したわけではなく、その酒豪ぶりと酒にまつわる多くの歌を残したことから、後世の人々によって彼の誕生日が「愛酒の日」と呼ばれるようになりました。
Q: 若山牧水はどのような歌人でしたか?
A: 宮崎県出身の歌人で、自然の美しさや旅情、そして自身の生活や酒への思いなどを、率直で情熱的な言葉遣い(自然主義的作風)で詠んだことで知られています。代表的な歌集に『海の声』『別離』などがあります。
Q: 彼はどれくらいお酒が好きだったのですか?
A: 「日に一升以上飲まなければ気が済まなかった」と言われるほどの酒豪で、旅先でも常に酒を手放さなかったと伝えられています。彼の歌には酒を詠んだものが数多くあり、その人生と酒は切り離せないものでした。ただし、晩年は健康を害したとも言われています。
デザートヨーグルトの定番、語呂合わせで制定: バニラヨーグルトの日
日本ルナ株式会社が2008年(平成20年)に制定。日付は「バ(8)ニ(2)ラヨ(4)ーグルト」と読む語呂合わせから。
Q: なぜ8月24日が「バニラヨーグルトの日」なのですか?
A: 「バ(8)ニ(2)ラヨ(4)ーグルト」と読む語呂合わせから、製造元である日本ルナ株式会社が2008年に制定しました。
Q: 「バニラヨーグルト」はどのような商品ですか?
A: 1993年に発売された、生クリームと卵黄を使用した濃厚でクリーミーな味わいと、バニラの甘い香りが特徴のデザートヨーグルトです。酸味が少なく、子供から大人まで幅広い層に人気があります。
Q: ヨーグルトは体に良いと言われますが、どのような効果がありますか?
A: ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が、腸内環境を整え、便通改善や免疫力向上に役立つとされています。また、カルシウムやタンパク質などの栄養も豊富です。ただし、「バニラヨーグルト」はデザートタイプなので、糖分の摂りすぎには注意が必要です。
オーラルケアの基本アイテム、語呂合わせ記念日: 歯ブラシの日
株式会社オーラルケアが制定。日付は「歯(8)ブ(2)ラシ(4)」と読む語呂合わせから。

Q: なぜ8月24日が「歯ブラシの日」なのですか?
A: 「歯(8)ブ(2)ラシ(4)」と読む語呂合わせから、歯科医院向けオーラルケア製品などを開発・販売する株式会社オーラルケアが制定しました。
Q: この記念日の目的は何ですか?
A: 毎日の歯磨きに欠かせない歯ブラシへの関心を高め、正しい歯磨きの方法や歯ブラシ選びの重要性を再認識してもらい、口腔ケア意識の向上を図ることを目的としています。
Q: 自分に合った歯ブラシを選ぶポイントは何ですか?
A: 歯ブラシのヘッドの大きさ(一般的に小さい方が奥歯まで届きやすい)、毛の硬さ(歯茎の状態に合わせて選ぶ)、毛先の形状(平切り、山切り、ドーム型など)などを考慮して選ぶことが大切です。歯科医師や歯科衛生士に相談するのも良いでしょう。また、1ヶ月程度を目安に交換することが推奨されています。
野菜の日(8/31)の真上!サラダをおいしくする調味料の日: ドレッシングの日
ケンコーマヨネーズ株式会社が制定。日付はドレッシングは野菜にかけて使うことが多いので、週間カレンダーの「野菜の日」(8月31日)の真上にくる日としたもの。
Q: なぜカレンダーの「野菜の日」の真上が「ドレッシングの日」なのですか?
A: ドレッシングは主に野菜(サラダ)にかけて使われることから、8月31日の「野菜の日」との関連性を持たせるため、多くのカレンダーで「野菜の日」の真上に位置する8月24日を記念日としたユニークな発想です。マヨネーズやドレッシングなどを製造するケンコーマヨネーズ株式会社が制定しました。
Q: ドレッシングはいつ頃から使われるようになったのですか?
A: 古代ローマ時代には既に、油、酢、塩などを混ぜたものが生野菜にかけられていたと言われています。日本でドレッシングが一般的に使われるようになったのは、食生活の洋風化が進んだ第二次世界大戦後からです。
Q: ドレッシングにはどのような種類がありますか?
A: 油と酢を主原料とする分離液状ドレッシング(フレンチドレッシングなど)、乳化させたクリーミータイプ(シーザードレッシングなど)、油を使わないノンオイルドレッシング、和風味、中華風、イタリアン風など、味や形状、製法によって非常に多くの種類があります。
古代ローマ都市を飲み込んだ悲劇の日: 大噴火の日・ポンペイ最後の日
西暦79年のこの日(※日付については諸説あり、10月説も有力)、イタリア南部のヴェスヴィオ火山が大噴火を起こし、火砕流や火山灰によって麓の古代ローマ都市ポンペイ、エルコラーノなどが一瞬にして埋没しました。この歴史的な災害を記憶する日とされています。
Q: ポンペイはどのような都市でしたか?
A: 紀元前8世紀頃から人が住み始め、ローマ帝国の時代には地方都市として栄えていました。劇場、闘技場、公衆浴場、神殿、邸宅などが建ち並び、活気ある市民生活が送られていました。
Q: なぜこの噴火が歴史的に重要視されるのですか?
A: 都市全体が厚い火山灰に覆われたことで、建物や道路、壁画、日用品、そして噴火から逃げ遅れた人々の遺体(空洞として発見され石膏で型取りされた)などが、当時の状態に近い形で奇跡的に保存されました。これにより、古代ローマの人々の生活や文化を知る上で非常に貴重な考古学的遺跡となっています。ポンペイ遺跡は世界遺産にも登録されています。
Q: ヴェスヴィオ火山は現在どうなっていますか?
A: ヴェスヴィオ火山は現在も活動を続ける活火山であり、過去にも何度も噴火を繰り返しています。イタリア政府は噴火に備えた監視体制と避難計画を整備しています。
ソ連からの独立を宣言した日: ウクライナ独立記念日
1991年のこの日、ウクライナ最高会議(当時の議会)がソビエト連邦からの国家独立宣言を採択したことを記念する、ウクライナの最も重要な国民の祝日です。
Q: なぜウクライナはソ連からの独立を目指したのですか?
A: ウクライナは長い歴史の中で、ロシア帝国やソビエト連邦など、他国による支配を受けてきました。民族としての独自の言語、文化、歴史を持つウクライナの人々は、主権回復と自決権の確立を強く望んでいました。ソ連末期の政治的混乱と民主化の動きの中で、独立への機運が高まりました。
Q: 独立宣言はどのようにして行われましたか?
A: ソ連で保守派によるクーデター未遂事件が発生し、ソ連邦の体制が大きく揺らいだ直後の1991年8月24日、ウクライナ最高会議は圧倒的多数の賛成により独立宣言を可決しました。同年12月1日に行われた国民投票では、90%以上が独立を支持し、国際的にも承認されました。
Q: 独立記念日はウクライナでどのように祝われますか?
A: 首都キーウでの軍事パレードや公式式典をはじめ、全国各地でコンサート、フェスティバル、文化イベントなど様々な祝賀行事が開催されます。国民が国の主権と自由、そして民族のアイデンティティを祝い、確認する大切な日です。(ただし、近年のロシアによる侵攻の影響で、祝賀の形は変化しています。)