8月6日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
都市と水の共生を考える国際会議開催記念: 雨水の日
1995年(平成7年)に東京都墨田区が制定。1994年(平成6年)のこの日、墨田区で市民主体による世界初の雨水利用国際会議が開かれたことに因んで、翌年の雨水フェアでこの日を「雨水の日」とすることを宣言した。雨と共生する都市づくりの決意を確認する日。

Q: なぜ8月6日が「雨水の日」なのですか?
A: 1994年の8月6日に、東京都墨田区で世界初の「雨水利用国際会議」が開催されたことを記念して制定されました。日付の語呂合わせではありません。
Q: なぜ墨田区がこの日を制定したのですか?
A: 墨田区は古くから水害に悩まされてきた歴史があり、雨水を貯留・活用する取り組みを積極的に進めてきました。その先進的な取り組みと、国際会議の開催を記念し、「雨と共生する都市づくり」への決意を示すために制定しました。
Q: 雨水を活用するメリットは何ですか?
A: 雨水を貯めて庭の水やりやトイレの洗浄水などに利用することで、水道水の使用量を減らし、節水につながります。また、大雨の際に一時的に雨水を貯留することで、下水道への負担を軽減し、都市型洪水を抑制する効果も期待されます。
インターネット時代の礎を築いた日: World Wide Webの日
1991年(平成3年)のこの日、計算機科学者ティム・バーナーズ=リーが、自身が開発したWorld Wide Web(WWW)に関する情報をインターネット上に公開した。
Q: 「World Wide Webの日」の由来は何ですか?
A: 1991年8月6日に、イギリスの計算機科学者ティム・バーナーズ=リー氏が、自身が考案・開発した「World Wide Web(WWW)」のプロジェクトに関する情報やソフトウェアを、世界に向けてインターネット上で公開したことに由来します。
Q: World Wide Web(WWW)とは具体的に何ですか?
A: インターネット上でテキスト、画像、動画などの情報を相互に関連付け、ハイパーリンクによって結びつけて閲覧可能にするシステムのことです。私たちが普段ブラウザを使ってウェブサイトを見ている仕組みそのものがWWWです。「Web(ウェブ)」と略されることが多いです。
Q: ティム・バーナーズ=リー氏はなぜWWWを開発したのですか?
A: 彼が所属していた欧州原子核研究機構(CERN)で、研究者たちが持つ膨大な情報を効率的に共有し、アクセスしやすくするために開発しました。彼は特許などを取得せず、無償で公開したため、世界中に急速に普及しました。
笑顔と彩りを届ける、夢膨らむ日: バルーンの日
株式会社アップビートバルーンが制定。日付は「バ(8)ルー(6)ン」と読む語呂合わせから。

Q: 「バルーンの日」の由来は何ですか?
A: 「バ(8)ルー(6)ン」と読む語呂合わせから、バルーン(風船)の装飾や演出を手がける株式会社アップビートバルーンが制定しました。
Q: この記念日の目的は何ですか?
A: パーティー会場の飾り付け、プレゼント、イベント演出など、様々な場面で夢や楽しさ、華やかさを与えてくれるバルーンの魅力を、より多くの人に知ってもらうことを目的としています。
Q: バルーンにはどのような種類がありますか?
A: 一般的なゴム風船のほか、アルミ製のフィルムバルーン(キャラクターや文字の形をしたものなど)、細長い形で動物などの形を作るツイストバルーン、大きな球体のジェットバルーン(アドバルーン)など、素材や形、用途によって様々な種類があります。
食卓の人気者、語呂合わせで制定: ハムの日
日本ハム・ソーセージ工業協同組合が制定。日付は「ハ(8)ム(6)」と読む語呂合わせから。
Q: なぜ8月6日が「ハムの日」なのですか?
A: 「ハ(8)ム(6)」と読む語呂合わせから、日本ハム・ソーセージ工業協同組合によって制定されました。
Q: この記念日はどのような目的で制定されましたか?
A: 朝食やお弁当、オードブルなど、様々な料理で親しまれているハムの美味しさや多様な使い方を広くPRし、消費の拡大を図ることを目的としています。
Q: ハムにはどのような種類がありますか?
A: 日本で一般的なのは豚ロース肉を使った「ロースハム」、豚もも肉を使った「ボンレスハム」、豚ばら肉を使った「ベーコン」(厳密にはハムと製法が少し異なりますが、広義の仲間として)、骨付きのまま加工される「骨付きハム」などがあります。加熱方法や味付けによっても様々なバリエーションがあります。
平和への誓いを新たにする日: 広島平和記念日(広島原爆忌)
1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分、第二次世界大戦において、アメリカ軍が日本の広島市に対して世界で初めて原子爆弾を投下しました。この歴史的な事実に基づき、犠牲者の冥福を祈り、世界の恒久平和を願う日として、広島市では条例でこの日を「平和記念日」と定めています。
Q: なぜ8月6日が広島の「平和記念日」なのですか?
A: 1945年のこの日に広島市に原子爆弾が投下され、甚大な被害と多くの犠牲者を出した歴史的な日付であるためです。この悲劇を二度と繰り返さないという誓いと、平和への願いを込めて定められました。
Q: この日にはどのような行事が行われますか?
A: 広島市の平和記念公園では、毎年「平和記念式典」が開催されます。原爆が投下された午前8時15分には「平和の鐘」が鳴らされ、黙祷が捧げられます。また、夜には犠牲者の鎮魂と平和への願いを込めて灯籠を川に流す「とうろう流し」も行われます。
Q: この日の意義は何ですか?
A: 原子爆弾による悲劇を風化させることなく後世に伝え、核兵器の廃絶と世界の恒久平和の実現を国際社会に訴え続けるための重要な日です。戦争の悲惨さと平和の尊さを改めて考える機会となっています。
クリーンエネルギーへの関心を高める: 太陽熱発電の日
太陽熱エネルギーの利用促進や研究開発を行っている企業などが、「ソーラー(08)む(6)りょう」といった語呂合わせなどから、この日を太陽熱発電や太陽エネルギー利用のPRの日としています。(京セラ株式会社が制定)
Q: 「太陽熱発電の日」の由来は何ですか?
A: 特定の出来事があったわけではなく、京セラ株式会社が「ソーラー(08)む(6)りょう」という語呂合わせ(太陽エネルギーが無尽蔵である意味合いを含む)から、太陽エネルギー利用のPRのために制定したとされています。
Q: 太陽熱発電とはどのような仕組みですか?
A: 太陽の光エネルギーを熱として集め、その熱を利用して蒸気を発生させ、タービンを回して発電する仕組みです。太陽光パネルで直接電気を作る太陽光発電とは異なります。
Q: 太陽熱発電のメリットは何ですか?
A: 太陽エネルギーを利用するため、発電時に二酸化炭素を排出しないクリーンな発電方法です。また、集めた熱を蓄えておくことで、夜間や曇りの日でもある程度の発電が可能になる技術も開発されています。