8月25日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
食文化を変えた発明!世界初の即席麺誕生: 即席ラーメン記念日
1958年(昭和33年)のこの日、世界初の即席ラーメンである「チキンラーメン」が日清食品株式会社より発売された。

Q: なぜ8月25日が「即席ラーメン記念日」なのですか?
A: 1958年(昭和33年)のこの日に、日清食品の創業者・安藤百福氏が発明した世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が発売されたことを記念しています。「魔法のラーメン」とも呼ばれ、お湯をかけるだけで食べられる手軽さが画期的でした。
Q: チキンラーメンはどのようにして開発されたのですか?
A: 安藤百福氏が、戦後の食糧難の中で「お湯があれば家庭ですぐ食べられるラーメン」を作りたいと考え、研究を重ねました。麺を油で揚げて乾燥させる「瞬間油熱乾燥法」という技術を開発し、長期保存が可能で調理も簡単な即席麺が誕生しました。
Q: この発明は世界にどのような影響を与えましたか?
A: チキンラーメンの成功は、日本の食文化に大きな影響を与えただけでなく、その後カップヌードルの発明などを経て、インスタントラーメンは世界中で愛されるグローバルな食品へと発展しました。食の簡便化や多様化に大きく貢献した発明と言えます。
庶民のユーモア五七五、江戸の文芸興行開始: 川柳発祥の日
1757年8月25日に、雑俳の興行形態である万句合(まんくあわせ)がはじめて興行されたことから、記念日として制定。

Q: なぜ万句合の興行開始が「川柳発祥の日」とされるのですか?
A: 1757年(宝暦7年)のこの日に行われた「万句合」という句のコンテストの選者(評価する人)であった柄井川柳(からいせんりゅう)が非常に人気を博しました。彼の選んだ句(前句付の付け句が独立したもの)が評判となり、後にその形式の句自体が「川柳」と呼ばれるようになったため、この日が川柳の発祥とされています。
Q: 川柳と俳句はどう違うのですか?
A: どちらも五・七・五の十七音を基本とする短い詩ですが、大きな違いは「季語」の有無です。俳句は原則として季語が必要で、自然や季節感を詠みます。一方、川柳は季語の制約がなく、主に人間の感情や行動、社会風刺、日常生活の出来事などを、口語を交えてユーモラスに、あるいは鋭く詠むのが特徴です。
Q: 万句合とはどのような催しだったのですか?
A: 短い上の句(前句)を提示し、それに合う下の句(付句)を一般から募集して競う、江戸時代に流行した文芸の興行(イベント)です。優秀な句は点者(選者)によって選ばれ、発表されました。
日本の空の玄関口、その歴史が始まった日: 東京国際空港開港記念日
1931年(昭和6年)のこの日、羽田に「東京飛行場」(現:東京国際空港)が開港。1952年(昭和27年)に「東京国際空港」と改称、1956年(昭和31年)に航空整備法によって国内第一号の国際航空拠点に指定。現在では通称「羽田空港」と呼ばれている。

Q: なぜこの日が「東京国際空港開港記念日」なのですか?
A: 1931年(昭和6年)8月25日に、現在の東京国際空港、通称「羽田空港」の前身である国営の「東京飛行場」が、現在の東京都大田区の地に正式に開港したことを記念しています。
Q: 開港当初はどのような飛行場だったのですか?
A: 開港当初は、現在の広大な空港とは異なり、面積も小さく、主に国内線や近距離のアジア路線が中心でした。滑走路も短く、設備も簡素なものでした。戦後、アメリカ軍による拡張などを経て、日本の空の玄関口として発展していきました。
Q: なぜ「羽田空港」と呼ばれることが多いのですか?
A: 空港が位置する地名「羽田」に由来する通称です。1978年に千葉県に新東京国際空港(現在の成田国際空港)が開港し、国際線の多くが移管された後も、利便性の高い都心に近い空港として、また国内線のハブ空港として、多くの人に「羽田」の名で親しまれています。