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雑学

歴史 雑学 35

歴史 No.35|ハンガリーで1946年に印刷されたお札の、金額は「10垓」ペンゲー。

ハンガリーで1946年に印刷されたお札の、金額は「10垓」ペンゲー。

このトリビアについての解説

背景と文脈:ハンガリーのハイパーインフレと10垓ペンゲー 第二次世界大戦後のハンガリーは、壊滅的な経済状況に陥りました。

戦費の負担、領土の喪失、そして連合国への賠償金支払いが重なり、インフレが深刻化の一途をたどります。

特に1945年から1946年にかけてのハイパーインフレは、史上最悪レベルとされています。

政府はインフレに対応するため、次々と高額紙幣を発行しました。

しかし、紙幣の印刷速度が物価の上昇に追いつかず、人々の生活は困窮を極めました。

その極みとも言えるのが、1946年に発行された「10垓(10の20乗)ペンゲー」紙幣です。

これは、人類史上最高額の紙幣の一つとして知られています。

しかし、その価値は発行後わずか数時間で暴落し、ほとんど無価値同然になってしまいました。

人々は買い物の際、もはや紙幣の枚数を数えることすら諦め、重さで測っていたという逸話も残っています。

ハイパーインフレは1946年8月、新通貨「フォリント」の導入によってようやく終息を迎えました。

1フォリントは400,000,000,000,000,000,000(40京)ペンゲーと交換されました。

10垓ペンゲー紙幣は、ハイパーインフレという悲劇を象徴する存在として、今もなお人々に語り継がれています。

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