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日本の地域 雑学 363

日本の地域 No.363|鹿児島県の火山灰が降る地域の住宅には、洗濯物を干すための部屋がある。

鹿児島県の火山灰が降る地域の住宅には、洗濯物を干すための部屋がある。

このトリビアについての解説

鹿児島県、特に桜島周辺など火山灰が頻繁に降る地域では、住宅に「灰干し部屋(はいぼしべや)」と呼ばれる、洗濯物を干すための専用の部屋が設けられていることがあります。

これは、火山灰が洗濯物に付着するのを防ぐための生活の知恵です。

火山灰は粒子が細かく、一度付着すると落とすのが困難なため、屋外で洗濯物を干すとせっかく洗ったものが再び汚れてしまう、という事態になりかねません。

灰干し部屋は、一般的に窓を閉め切って換気扇を回すなどして、外からの灰の侵入を最小限に抑える工夫がされています。

また、部屋干し用の設備(物干し竿、乾燥機など)が備え付けられていることも多いです。

近年の住宅事情の変化や、洗濯乾燥機の普及などにより、灰干し部屋を持たない家も増えていますが、依然として火山灰の降灰が多い地域では、生活に根ざした知恵として受け継がれています。

火山灰の降灰は、洗濯物だけでなく、健康被害や交通機関の麻痺など、生活に様々な影響を与えます。

灰干し部屋は、そんな火山灰と共存するための、鹿児島県民の知恵の結晶と言えるでしょう。

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