**詳細説明:**
鹿児島のシンボルとして知られる桜島ですが、実は「島」ではありません。
正確には、大隅半島と陸続きになった「半島」です。
元々、桜島は文字通り島でした。
鹿児島湾に浮かぶ活火山島として、その美しい姿で人々を魅了していました。
しかし、1914年(大正3年)に発生した大正大噴火によって状況は一変します。
この大噴火は桜島の歴史上、最大規模の噴火であり、大量の溶岩が流れ出しました。
流れ出した溶岩は、桜島と大隅半島の間にある瀬戸海峡を埋め立て、陸続きにしてしまったのです。
この溶岩流出による陸続き化によって、桜島は島ではなく半島となりました。
現在では、幅約400mの陸地で大隅半島と繋がっており、車やバスで桜島へ直接アクセスできます。
フェリーを使わずに桜島へ行けるのは、この大正大噴火のおかげ、とも言えるでしょう。
桜島は現在も活発な火山活動を続けており、噴煙を上げ続けるその姿は、鹿児島の象徴として多くの人々に愛されています。
しかし、その成り立ちを振り返ると、自然の力による地形の変化を改めて感じさせられます。
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