2025年9月7日、阪神タイガースは甲子園球場で広島東洋カープを2-0で下し、2年ぶり7度目(1リーグ時代含め11度目)のセ・リーグ優勝を飾った。この優勝は、2リーグ制後史上最速となる9月7日に決定。1990年巨人の記録(9月8日)を塗り替える快挙となったうえ、球団創設90周年の記念すべき年を彩るものとなった。
藤川球児監督(45)は就任1年目でこの勝利を成し遂げた。これは球団初の新人監督による優勝として、歴史にその名を刻むことだろう。チームは開幕から首位を堅持し、5月17日以降一度もその座を譲らなかった。6月28日からの11連勝で一気にリードを広げ、7月30日にはマジック「39」が点灯。8月には2位巨人に16ゲーム差をつけ、独走態勢を築き上げた。9月6日時点では74勝44敗3分け、貯金30を記録。2位以下の全チームが借金を抱える中、圧倒的な強さを見せつけたのである。
優勝を決めたこの日の試合。村上は9回2死まで無失点を続ける好投を見せた。打線では佐藤輝明が初回に2ランを放ち、8回には大山悠輔が適時打をマーク。投打ががっちりと噛み合った。6回には近本光司の犠牲フライで追加点を挙げ、盤石の試合運びで勝利を掴んだのだ。8回には石井大智が48試合&47イニング連続無失点の記録を更新し、チームの勢いを象徴する形となった。藤川監督の細やかな采配と選手起用が光り、若手とベテランの融合を実現。オフに獲得した楠本泰史や新外国人ニック・ネルソンも活躍し、チーム力を高めることに成功した。
今回の優勝は、球団最速記録(2023年9月14日)を更新する。経済効果は関西地区で1084億円と試算され、過去20年で最高を記録する見込みだ。道頓堀の戎橋ではファンが「六甲おろし」を大合唱し、黄色い応援グッズが夜空を彩った。一部ファンが川に飛び込む場面も見られたが、1000人体制の警備で混乱は回避された。阪神百貨店では7日連続セールが始まり、公式LINEで優勝ロゴ壁紙が配布されたほか、甲子園歴史館では優勝ペナントやトロフィーの展示もスタートしている。阪神は10月15日からのCSファイナルステージに進出し、8度目の日本シリーズ出場を目指す。藤川監督は「日本一を」と意気込み、ファンは「常勝軍団」の復活に期待を寄せている。
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