4月8日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
渋谷のシンボル、ハチ公の忠誠心を偲ぶ日: 忠犬ハチ公の日
亡くなった飼い主(東京帝国大学教授・上野英三郎博士)の帰りを渋谷駅で約10年間待ち続けたという秋田犬「ハチ公」の忠誠心を称え、その物語を後世に伝えるために、「忠犬ハチ公銅像及び秋田犬群像維持会」が制定しました。ハチ公の命日は3月8日ですが、毎年4月8日に渋谷駅前のハチ公像前で慰霊祭が行われることから、この日が記念日とされています。
Q: なぜ4月8日が「忠犬ハチ公の日」なのですか?
A: ハチ公が亡くなったのは1935年3月8日ですが、その忠誠心を称える式典「慰霊祭」が毎年行われるようになったのが4月8日であったことから、この日が記念日として定着しました。命日から約1ヶ月後で、春の訪れと共にハチ公を偲ぶ日となっています。
Q: ハチ公はなぜ渋谷駅で飼い主を待ち続けたのですか?
A: 飼い主の上野英三郎博士は、ハチ公を飼い始めて約1年半後の1925年に、大学での講義中に急逝しました。ハチ公はそれを知らず、博士が生前毎日送り迎えをしていた渋谷駅へ、雨の日も雪の日も通い続け、帰らぬ主人を待ち続けたと言われています。その健気な姿が新聞などで報じられ、多くの人々の感動を呼びました。
Q: 渋谷駅前のハチ公像はいつ建てられたのですか?
A: 最初の銅像はハチ公の生存中である1934年に建てられましたが、第二次世界大戦中の金属供出により撤去されました。現在の銅像は、戦後の1948年に再建されたものです。渋谷の待ち合わせ場所のシンボルとして、今も多くの人に親しまれています。
足元から安全運転!タイヤ点検の日: タイヤの日
タイヤの製造・販売に関わる業界団体である一般社団法人 日本自動車タイヤ協会(JATMA)が2000年(平成12年)に制定。日付は、春の全国交通安全運動が実施される「4月」と、タイヤの輪(リング)の形を連想させる数字の「8」を組み合わせて選ばれました。

Q: タイヤの日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 自動車の安全走行に不可欠なタイヤへの関心を高め、ドライバー自身による日常的な点検(空気圧、摩耗、亀裂など)や、適切な時期でのタイヤ交換の重要性を啓発し、タイヤが原因となる交通事故を防止することを目的としています。
Q: なぜ4月8日が「タイヤの日」なのですか?
A: 春になり行楽シーズンを迎える前の時期であり、また「春の全国交通安全運動」が実施される「4月」に、タイヤの「輪(=8)」を連想させる「8日」を組み合わせることで、ドライバーに交通安全とタイヤ点検を結びつけて意識してもらおうという意図から、この日付が選ばれました。
Q: タイヤの空気圧はなぜ重要ですか?点検の目安は?
A: タイヤの空気圧が適正でないと、燃費が悪化したり、タイヤの偏摩耗や損傷を引き起こしたり、走行安定性が低下したり、最悪の場合バースト(破裂)につながる危険性もあります。空気圧は自然に低下するため、少なくとも月に1回は点検し、車種ごとに指定された適正空気圧に調整することが推奨されます。溝の深さ(スリップサインの確認)や、ひび割れ・亀裂の有無も合わせて点検しましょう。
美の象徴発見!ミロのヴィーナス記念日: ヴィーナスの日
1820年4月8日に、エーゲ海に浮かぶギリシャ領のミロス島で、島民の農夫イオルゴスによって、古代ギリシャ彫刻の傑作とされる大理石像「ミロのヴィーナス」が偶然発見されたことを記念する日です。(特定の団体制定ではありません)
Q: ヴィーナスの日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 特定の団体によって制定された記念日ではありませんが、古代ギリシャ彫刻の最高傑作の一つであり、西洋美術における「美の象徴」として世界的に有名な「ミロのヴィーナス」が発見されたという、美術史上非常に重要な出来事を記念する日として知られています。この日は、芸術や美について考え、触れる良い機会となります。
Q: なぜ4月8日が「ヴィーナスの日」なのですか?
A: 1820年4月8日に、ギリシャのミロス島で農夫イオルゴスが畑を耕している際に、地中から後に「ミロのヴィーナス」として世界に知られることになる大理石像(上半身と下半身に分かれていた)を発見したという史実に基づいています。
Q: ミロのヴィーナスは誰の像で、なぜ腕がないのですか?
A: 一般的には、ギリシャ神話における愛と美の女神「アフロディーテ」(ローマ神話のヴィーナスに相当)の像と考えられています。発見された当初から両腕は失われており、どのようなポーズをとっていたのか、何を持っていたのかなどは謎に包まれています。その欠損がかえって想像力を掻き立て、神秘的な魅力を与えているとも言われています。現在はパリのルーヴル美術館に所蔵されています。
お釈迦様の誕生日を祝う: 花まつり(灌仏会)
仏教の開祖であるお釈迦様(ゴータマ・シッダールタ)の誕生日(伝承では紀元前5世紀頃の4月8日)を祝う仏教行事です。「灌仏会(かんぶつえ)」、「仏生会(ぶっしょうえ)」、「降誕会(ごうたんえ)」などとも呼ばれます。多くの寺院でこの日に法要が営まれます。
Q: 花まつりではどのようなことが行われますか?
A: 様々な花で飾った小さなお堂「花御堂(はなみどう)」を作り、その中に安置された、右手で天を指し左手で地を指す姿の誕生仏(お釈迦様が生まれた時の姿とされる像)の頭上から、ひしゃくで甘茶(あまちゃ:アジサイ科の植物の葉を煎じたお茶)をかけてお祝いするのが代表的な習わしです。子ども向けのイベントやお稚児さん行列などが行われることもあります。
Q: なぜ誕生仏に甘茶をかけるのですか?
A: お釈迦様が生まれた時、天から九匹の竜が現れて、甘露(かんろ:甘い清らかな水)の雨を降らせて産湯(うぶゆ)にした、という伝説に由来しています。甘茶をその甘露に見立てて、誕生仏にかけることで、誕生をお祝いする意味があります。また、甘茶には無病息災のご利益があるとも信じられています。
Q: 花御堂は何を意味しているのですか?
A: お釈迦様が生まれた場所とされる、インドのルンビニー園の花園を模したものです。色とりどりの花で飾ることで、お釈迦様の誕生を華やかにお祝いする気持ちを表しています。
出発と始まりの季節を祝う: 出発(しゅっぱつ)の日
「し(4)ゅっぱ(8)つ」(出発)と読む語呂合わせから、この日は「出発の日」とも言われています。新年度や新学期が始まり、新たな生活や目標に向かってスタートを切る人が多いこの時期に、その門出を祝い、応援する日とされています。(特定の制定団体はありません)
Q: なぜ4月8日が「出発の日」とされるのですか?
A: 日本語の「出発(しゅっぱつ)」という言葉の響きが、数字の「し(4)っぱつ(8)」という語呂合わせによく合うことから、この日が選ばれたとされています。新生活が始まる4月上旬という時期にも合っています。
Q: 新しい出発をする人へ、どのような言葉をかけるのが良いでしょうか?
A: 「頑張ってね」「応援してるよ」「新しい環境を楽しんで」「困ったらいつでも連絡してね」など、相手の状況や気持ちに寄り添った温かい励ましの言葉が良いでしょう。プレッシャーにならないよう、見守っているという姿勢を示すことも大切です。
Q: 自分自身の新しい出発のためにできることは?
A: 新しい目標を設定する、新しい習い事を始める、新しい場所へ行ってみる、新しい人間関係を築くなど、大小様々な形で「新しい出発」を意識することができます。過去にとらわれず、前向きな気持ちで一歩を踏み出すことが大切です。
シワのない美しさを願う: シワ対策の日
「し(4)わ(8)」(シワ)と読む語呂合わせから、この日は「シワ対策の日」とも言われています。加齢や乾燥、紫外線などによってできるシワへの関心を高め、適切なスキンケアや予防策を考える日です。(特定の制定団体はありません)
Q: なぜ4月8日が「シワ対策の日」とされるのですか?
A: 日本語で「シワ」と読む際の音感が、数字の「し(4)わ(8)」という語呂合わせに合うことから、この日が選ばれたとされています。
Q: シワができる主な原因は何ですか?
A: 主な原因として、加齢による肌の弾力(コラーゲンやエラスチン)の減少、乾燥による肌表面の水分不足、紫外線によるダメージ(光老化)、表情の癖(表情ジワ)、急激な体重減少などが挙げられます。
Q: シワ対策としてどのようなケアが有効ですか?
A: 保湿ケア(化粧水、乳液、クリームなど)で肌の水分と油分を補うこと、紫外線対策(日焼け止めの使用、帽子や日傘など)を徹底すること、バランスの取れた食事(特にビタミンCやタンパク質)、十分な睡眠、禁煙などが基本です。また、シワ改善効果が認められた医薬部外品や化粧品を使用したり、美容皮膚科での治療を受けたりすることも選択肢となります。