4月2日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
アンデルセン生誕と本の魅力を世界へ: 国際子どもの本の日
子どもの本を通じた国際理解を推進する国際児童図書評議会(IBBY)が、1967年(昭和42年)に制定。「童話の王様」として知られるデンマークの童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの誕生日(1805年4月2日)にちなんでいます。

Q: 国際子どもの本の日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 子どもたちに本の楽しさを伝え、読書への関心を深めることを目的としています。また、子どもの本を通じて国際的な相互理解を促進し、世界中の子どもたちのための良質な本へのアクセスを広げることも重要な目的とされています。
Q: なぜ4月2日が「国際子どもの本の日」なのですか?
A: 「みにくいアヒルの子」や「人魚姫」「マッチ売りの少女」など、世界中で愛される数多くの童話を生み出したデンマークの偉大な童話作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの誕生日(1805年4月2日)を記念して、この日が選ばれました。彼の功績を称え、子どもの本の象徴として制定されました。
Q: この日には世界でどのような活動が行われますか?
A: IBBYの各国支部を中心に、読書会、講演会、ブックフェア、子どもの本の作家や画家によるイベント、優れた児童書の表彰などが世界各地で開催されます。毎年、特定の国がポスターとメッセージを作成し、世界中に発信する役割を担っています。
日本の知の扉を開く: 図書館開設記念日
1872年(明治5年)4月2日(旧暦2月25日)に、東京・湯島の昌平黌(しょうへいこう、旧幕府の学問所)跡に、日本初の官立(国が設立した)公共図書館である「東京府書籍館(とうきょうふしょじゃくかん)」(帝国図書館、現在の国立国会図書館の前身の一つ)が開設され、一般に公開されたことを記念する日です。
Q: 図書館開設記念日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 日本における近代的な公共図書館の始まりである「東京府書籍館」の開設を記念し、図書館が知識や文化の普及、人々の学習や自己啓発を支える上で果たす重要な役割を再認識するために設けられました。(特定の団体による制定ではなく、歴史的な出来事を記念する日として認識されています)
Q: なぜ4月2日が「図書館開設記念日」なのですか?
A: 1872年(明治5年)の4月2日に、明治政府によって日本で初めての官立公共図書館である「東京府書籍館」が一般公開されたという史実に基づいています。これが、日本の公共図書館サービスの基礎を築いたとされています。
Q: 東京府書籍館はどのような図書館だったのですか?
A: 幕府の旧蔵書や寄贈書などを基に設立され、当初は約7万冊の和漢書を所蔵していたと言われています。閲覧は無料でしたが、館外への貸し出しは行われていませんでした。教育の普及と国民の知識向上を目的とした、文明開化期の重要な文化施設でした。
近代日本の立役者、紙幣に登場: 五百円札発行記念日
1951年(昭和26年)4月2日に、幕末から明治にかけて活躍した政治家・岩倉具視(いわくら ともみ)の肖像がデザインされた新しい五百円紙幣(日本銀行券B号券)が、日本銀行から初めて発行されたことを記念する日です。
Q: 五百円札発行記念日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 1951年に岩倉具視の肖像をデザインした五百円紙幣(B五百円券)が初めて発行されたことを記念する日です。(特に制定団体があるわけではありませんが、日本の貨幣史における一つの出来事を記憶にとどめる日として知られています)
Q: なぜ4月2日が「五百円札発行記念日」なのですか?
A: 1951年(昭和26年)の4月2日に、日本銀行が岩倉具視の肖像をデザインした新しい五百円紙幣(B号券)の発行を開始した、まさにその日付に由来しています。この紙幣は、それまでのA号券(肖像なし)に代わって発行され、1971年まで流通しました。
Q: なぜ岩倉具視が五百円札の肖像に選ばれたのですか?
A: 岩倉具視は、明治維新において、王政復古や廃藩置県などの重要な改革を主導し、また初代右大臣として岩倉使節団を率いて欧米を視察するなど、日本の近代化に大きく貢献した人物です。その功績を称え、戦後の新しい紙幣デザインの一環として肖像に採用されました。
週の始まり、新しい気持ちで: 週刊誌の日
1922年(大正11年)4月2日に、『週刊朝日』と『サンデー毎日』という、日本を代表する二つの週刊誌が同時に創刊されたことを記念する日とされています。
Q: なぜ週刊誌の日が制定されたのですか?
A: 新聞とは異なる速報性や多様な記事(ニュース解説、読み物、連載小説、グラビアなど)を提供し、大衆に広く読まれるメディアとして発展した「週刊誌」の誕生を記念し、その情報媒体としての役割や文化的な影響を考える日とされています。(特定の制定団体はありません)
Q: 『週刊朝日』と『サンデー毎日』はどのような雑誌でしたか?
A: どちらも大手新聞社(朝日新聞社、毎日新聞社)から発行され、時事問題の解説、社会風俗、文学、芸能、スポーツなど幅広い内容を扱い、知識層から一般大衆まで多くの読者を獲得しました。写真や挿絵を多用し、読みやすい誌面づくりも特徴でした。日本のジャーナリズムや出版文化に大きな影響を与えました。
Q: 週刊誌は現在どのような役割を果たしていますか?
A: インターネットの普及により発行部数は減少傾向にありますが、依然として独自の取材に基づいたスクープ記事や、深掘りした特集記事、専門的な連載などで存在感を示しています。政治、経済、社会、芸能、健康など、特定の分野に特化した週刊誌も多く発行されています。