4月3日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
五街道の起点、石橋に生まれ変わる: 日本橋開通記念日
1911年(明治44年)4月3日に、江戸時代から日本の道路網(五街道)の起点として交通の要衝であった「日本橋」が、それまでの木造の太鼓橋から、現在のルネサンス様式を取り入れた石造二重アーチ橋に架け替えられ、盛大な開通式が行われたことを記念する日です。
Q: 日本橋開通記念日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 特定の団体によって制定された記念日ではありませんが、日本の道路網の起点「日本国道路元標」が設置され、東京の歴史的・地理的な中心地であり、国の重要文化財にも指定されている日本橋が、現在の美しい石造りの橋として完成した歴史的な日を記憶にとどめるために認識されています。日本の近代化と都市インフラ整備における重要な出来事の一つです。
Q: なぜ4月3日が「日本橋開通記念日」なのですか?
A: 1911年(明治44年)の4月3日に、現在の石造りの日本橋の完成を祝う開通式典が盛大に執り行われたという史実に基づいています。この日から、現在の日本橋の姿とその歴史が始まりました。
Q: 日本橋はなぜこれほど有名になったのですか?
A: 江戸幕府によって五街道(東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道)の起点と定められ、全国からの人や物資が集まる交通・経済の中心地として栄えました。また、浮世絵などの芸術作品にも多く描かれ、江戸・東京を象徴する場所として、文化的な意味合いも強く持っています。
沖縄の守り神「シー(4)サー(3)」に感謝: シーサーの日
沖縄県那覇市の国際通り商店街振興組合連合会などが、沖縄の守り神として家や門に飾られる「シーサー」の文化を広めるために制定。日付は「シー(4)サー(3)」と読む語呂合わせから。シーサーの発祥地とされる那覇市壺屋(つぼや)地区では、この日に合わせてイベントなどが開催されることがあります。

Q: シーサーの日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 沖縄の伝統文化であり、魔除けや守り神として県民に親しまれているシーサーの魅力や歴史を、県内外および国内外に広く伝え、その文化の継承と発展を促すとともに、シーサーに関連する産業(陶芸など)や観光の振興を図ることを目的としています。
Q: なぜ4月3日が「シーサーの日」なのですか?
A: 沖縄の方言で獅子(しし)を意味する「シーサー」という言葉の響きが、数字の「シー(4)サー(3)」という語呂合わせによく合うことから、覚えやすく親しみやすいこの日が選ばれました。
Q: シーサーはどのような役割を持つとされていますか?
A: 主に、家や集落に災いをもたらす悪霊や魔物を追い払う「魔除け」や「厄除け」の役割、そして火災から家を守る「火伏せ」の役割があると信じられています。屋根の上や門柱、玄関などに、口を開けたオスと口を閉じたメスを一対で置くのが一般的です(諸説あり)。
食卓に豆文化を伝えた禅僧の命日: いんげん豆の日
1673年(延宝元年)4月3日(旧暦)に、日本にいんげん豆をもたらしたとされる中国・明出身の禅僧、隠元隆琦(いんげん りゅうき)禅師が亡くなった日(命日)にちなんだ記念日です。(特定の制定団体があるわけではありません)
Q: いんげん豆の日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 特定の制定団体があるわけではありませんが、日本の食卓に欠かせない食材の一つであるいんげん豆と、それを日本に伝えたとされる隠元禅師の功績を記念し、感謝する日とされています。また、いんげん豆の栄養価や美味しさを再認識する機会となることも意図されていると考えられます。
Q: なぜ4月3日が「いんげん豆の日」なのですか?
A: 17世紀に中国(明)から日本へ渡来し、禅宗の一派である黄檗宗(おうばくしゅう)を開いた高僧であり、いんげん豆の種を日本に持ち込んだとされる隠元禅師が、1673年(延宝元年)4月3日(旧暦)に亡くなった、その祥月命日にちなんでいます。
Q: 隠元禅師はいんげん豆以外に何をもたらしましたか?
A: 隠元禅師は、いんげん豆の他にも、孟宗竹(もうそうちく)、スイカ、レンコン、木魚(もくぎょ)、普茶料理(ふちゃりょうり:精進料理の一種)、明朝体の漢字など、様々な文化を日本に伝えたと言われています。日本の文化に大きな影響を与えた人物です。
人生を豊かにする「し(4)み(3)」を見つけよう: 趣味の日
趣味に関する情報ポータルサイト「sideriver.com」を運営する株式会社サイドリバーが制定。日付は「し(4)ゅみ(3)」(趣味)と読む語呂合わせから。仕事や学業だけでなく、趣味を持つことで生活がより豊かになり、自己成長や人との繋がりに繋がることを奨励する日です。
Q: 趣味の日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 趣味を持つことの楽しさや、ストレス解消、気分転換、新たなスキルの習得、仲間作りなど、人生を豊かにする様々な価値を広く社会にアピールし、人々がより積極的に趣味を見つけ、楽しむきっかけを作ることを目的としています。
Q: なぜ4月3日が「趣味の日」なのですか?
A: 日本語の「趣味(しゅみ)」という言葉の響きが、数字の「し(4)み(3)」という語呂合わせによく合うことから、覚えやすく親しみやすいこの日が選ばれました。
Q: 趣味を持つことにはどのような効果がありますか?
A: 日常生活に彩りを与え、ストレス解消や気分転換になります。好きなことに没頭することで集中力や創造力が養われたり、新しい知識やスキルが身についたりします。また、同じ趣味を持つ仲間との交流を通じて、人間関係が広がることもあります。
読書で心を整える「よ(4)み(3)きかせ」: 読み聞かせの日
NPO法人「聞かせ屋。けいたろう」などが制定。日付は「よ(4)み(3)きかせ」と読む語呂合わせから。絵本などの読み聞かせを通じて、親子のコミュニケーションを深め、子どもの想像力や言語能力を育むことの大切さを伝える日です。
Q: 読み聞かせの日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 子どもにとって、絵本などを読んでもらう時間は、物語の世界を楽しむだけでなく、親や読み手との温かい触れ合いを通じて情緒的な安定感を得る大切な時間です。この記念日は、読み聞かせの持つ教育的・心理的な効果を広く伝え、家庭や地域での読み聞かせ活動を奨励することを目的としています。
Q: なぜ4月3日が「読み聞かせの日」なのですか?
A: 「よ(4)み(3)きかせ」という、活動内容をそのまま表す分かりやすい語呂合わせから、この日が選ばれました。
Q: 読み聞かせをする際に大切なことは何ですか?
A: 上手に読むことよりも、子どもと一緒に物語の世界を楽しむ気持ちが大切です。子どもの反応を見ながら、声の調子を変えたり、間を取ったりすると、より物語に引き込まれます。膝の上に乗せたり、寄り添ったりしながら読むことで、親子のスキンシップにもなります。
葉酸の重要性を知る日: 葉酸の日
葉酸(ようさん)の研究や情報発信を行う「葉酸と母子の健康を考える会」などが制定。日付は「よう(4)さん(3)」(葉酸)と読む語呂合わせから。妊娠初期の胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減するために特に重要とされる栄養素「葉酸」の摂取を啓発する日です。
Q: 葉酸の日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 特に妊娠を計画している女性や妊娠初期の女性にとって、胎児の正常な発育に不可欠な栄養素である「葉酸」の重要性についての認知度を高め、積極的な摂取を促すことを目的としています。また、葉酸が持つ貧血予防や動脈硬化予防など、他の健康効果についても啓発しています。
Q: なぜ4月3日が「葉酸の日」なのですか?
A: 「よう(4)さん(3)」(葉酸)という、覚えやすい語呂合わせから、この日が選ばれました。
Q: 葉酸はどのような食品に多く含まれていますか?
A: 葉物野菜(ほうれん草、ブロッコリー、枝豆など)、果物(イチゴ、アボカド、柑橘類など)、豆類、レバーなどに多く含まれています。ただし、葉酸は水溶性で熱に弱いため、調理による損失もあります。妊娠期の必要量を食事だけで補うのは難しいため、サプリメントの活用も推奨されています。