4月7日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
世界の健康課題を考える日: 世界保健デー (World Health Day)
世界保健機関(WHO)が、自身の設立(1948年4月7日)を記念して1949年に制定した国際デーの一つです。「すべての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的とするWHOの活動意義を再確認し、世界全体で健康問題への関心を高め、対策を促進する日です。
Q: 世界保健デーは、どのような目的で制定されましたか?
A: 世界保健機関(WHO)の設立を記念するとともに、国際社会が直面する様々な健康課題(感染症対策、生活習慣病予防、メンタルヘルス、医療アクセス格差など)に対する人々の関心を高め、すべての人々の健康と福祉(ウェルビーイング)を増進するための行動を世界的に促すことを目的としています。
Q: なぜ4月7日が「世界保健デー」なのですか?
A: 1948年4月7日に、国際連合の専門機関の一つとして、人々の健康を基本的人権と捉え、その達成のために国際的な協力を推進する世界保健機関(WHO)が正式に発足したことを定めた「世界保健機関憲章」が発効した、まさにその日付に由来しています。
Q: 毎年テーマがあるのですか?
A: はい、毎年、世界的に重要と考えられる健康課題がテーマとして設定されます。過去には「糖尿病」「うつ病」「食品安全」「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」などがテーマとなり、そのテーマに沿った啓発キャンペーンやイベントが世界各国で実施されます。
10万馬力のロボット誕生!: 鉄腕アトム誕生日
日本の漫画家・手塚治虫先生の代表作『鉄腕アトム』の主人公であるロボット「アトム」が、原作の設定において誕生したとされる日です。物語の中では、アトムは交通事故で亡くなった少年・天馬飛雄(てんま とびお)に代わる息子として、当時の科学省長官であった天馬博士によって、2003年4月7日に誕生したことになっています。

Q: 鉄腕アトム誕生日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 特定の団体が制定した公式な記念日ではありませんが、日本の漫画・アニメ史における金字塔であり、国民的なヒーローである鉄腕アトムの「誕生日」として、ファンや関連企業、作品ゆかりの地(例:アトムが高田馬場で誕生した設定から新宿区など)によって広く認識され、祝われています。作品が持つメッセージ性を再確認する日でもあります。
Q: なぜ4月7日が「鉄腕アトム誕生日」なのですか?
A: 手塚治虫先生による原作漫画『鉄腕アトム』の中で、主人公アトムが誕生した日付として、2003年4月7日という未来の日付が設定されていたことに基づいています。実際に2003年を迎えた際には、各地で記念イベントなども開催されました。
Q: 鉄腕アトムはなぜこれほど長く愛されているのですか?
A: 10万馬力のパワーや七つの力を持つ高性能ロボットでありながら、人間らしい豊かな感情を持ち、正義のために戦うアトムの姿が、多くの人々の心を捉えました。また、科学技術の進歩と倫理、人間とロボットの共存、差別や偏見といった、現代にも通じる深いテーマを描いている点も、時代を超えて支持される理由です。
労使の信頼関係構築を目指す: 労使協調の日・労使の日
労働組合の中央組織である「日本労働組合総連合会(連合)」が制定。日付は、春季生活闘争(春闘)が本格化し、労使間の交渉がヤマ場を迎えることが多い4月であり、「し(4)ち(7)」(質)と読む語呂合わせから、労使の「質」の高い関係を目指すという意味合いが込められています。
Q: 労使協調の日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 労働者(労)と使用者(使)が、対立するだけでなく、互いの立場を尊重し、対話と協力に基づいて、良好な関係(労使協調)を築くことの重要性を社会にアピールし、健全な労使関係の発展を目指すことを目的としています。
Q: なぜ4月7日が「労使協調の日」なのですか?
A: 毎年春に行われる賃金交渉(春闘)が重要な局面を迎える時期である4月と、「し(4)ち(7)」(質)という語呂合わせを結びつけ、労使関係の「質」を高めることへの願いを込めて、この日が選ばれました。
Q: 良好な労使関係はなぜ重要なのでしょうか?
A: 労働者にとっては、働きがいのある職場環境や、公正な労働条件(賃金、労働時間、福利厚生など)の実現につながります。使用者(企業)にとっては、従業員のモチベーション向上、生産性の向上、人材の定着、そして企業の持続的な成長につながります。社会全体にとっても、安定した経済発展と、働きやすい社会の実現に貢献します。