4月12日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
人類、宇宙へ!ガガーリンの偉業: 世界宇宙飛行の日(有人宇宙飛行国際デー)
1961年(昭和36年)4月12日に、ソビエト連邦(当時)の宇宙飛行士ユーリイ・アレクセーエヴィチ・ガガーリン(Yuri Gagarin)が、宇宙船ヴォストーク1号に搭乗し、人類として初めて地球周回軌道を飛行し、無事帰還した歴史的な日です。この成功を記念し、2011年には国連総会で4月12日を「有人宇宙飛行国際デー」とすることも決議されました。

Q: 世界宇宙飛行の日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 人類が初めて宇宙空間へと到達した歴史的な偉業を記念し、宇宙探査の重要性や科学技術の進歩を称えるとともに、宇宙空間の平和利用と国際協力を促進することを目的としています。宇宙への夢と挑戦の精神を称える日です。
Q: なぜ4月12日が「世界宇宙飛行の日」なのですか?
A: 1961年4月12日に、ソビエト連邦のユーリイ・ガガーリン宇宙飛行士がヴォストーク1号に搭乗し、人類として初めて地球周回軌道(約108分)を飛行して無事帰還した、まさにその歴史的な日付に由来しています。この成功が宇宙開発競争時代の幕開けとなりました。
Q: ガガーリンの「地球は青かった」という言葉について教えてください。
A: ガガーリンが宇宙から地球を眺めた際に発したとされる言葉として、世界的に有名です。宇宙空間から見た地球の美しさと、そこに生きる人類や生命への感動を端的に表現した言葉として、人々の心に深く刻まれています。(ただし、実際に彼がこの言葉を最初に発したかについては諸説あります)
パンの祖、兵糧パンが焼かれた日: パンの記念日
パン食の普及活動を行うパン食普及協議会が1983年(昭和58年)3月に制定。日付は、1842年(天保13年)旧暦4月12日に、伊豆韮山(現在の静岡県伊豆の国市)の代官であった江川太郎左衛門英龍(えがわ たろうざえもん ひでたつ)が、軍用携帯食糧として日本で初めてパン(乾パンの原型とされる「兵糧パン」)を焼いたとされることに由来します。
Q: パンの記念日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 日本におけるパン製造の起源とされる歴史的な出来事を記念し、パン食文化の普及と発展を願ってパン食普及協議会によって制定されました。パンの美味しさや栄養価、手軽さ、多様な楽しみ方を広く伝え、パンへの関心を高めることを目的としています。
Q: なぜ4月12日が「パンの記念日」なのですか?
A: 1842年(天保13年)旧暦4月12日に、江川太郎左衛門英龍が伊豆韮山の邸宅で、日本で初めてパン(兵糧パン)を製造したとされる日付に由来しています。彼は蘭学を通じて西洋の文化や技術を学び、国防意識から保存性の高い兵糧としてのパン製造を試みたと言われています。
Q: 日本でパン食が一般に広まったのはいつ頃ですか?
A: 江川による兵糧パン製造の後も、パンは一部でしか作られていませんでしたが、明治時代に横浜などで外国人居留地向けにパン屋が開業し、徐々に日本人の間にも広まり始めました。本格的に普及したのは戦後、学校給食でコッペパンが登場したり、食生活の洋風化が進んだりしてからです。
日本最高学府の誕生: 東京大学創立記念日
1877年(明治10年)4月12日に、明治政府によって、江戸時代からの学問所を母体とする「東京開成学校」と「東京医学校」が統合され、法学・理学・文学・医学の4学部から構成される、日本初の近代的な総合大学「東京大学」として設立・開校されたことを記念する日です。
Q: 東京大学創立記念日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 東京大学自身が、その起源となる学校の統合によって「東京大学」が正式に発足した歴史的な日を記念するために定めた日です。大学のこれまでの歩みを振り返り、日本の学術研究と教育をリードしてきた役割と使命を再確認し、今後のさらなる発展を期すことを目的としています。
Q: なぜ4月12日が「東京大学創立記念日」なのですか?
A: 1877年(明治10年)4月12日に、当時の教育行政を管轄していた文部省によって、「東京開成学校」と「東京医学校」を合併して「東京大学」を設立することが正式に布達され、開校した日付に基づいています。これが、日本の大学制度の始まりとも言える重要な出来事でした。
Q: 東京大学の母体となった学校はどのような学校でしたか?
A: 「東京開成学校」は、江戸幕府の洋学研究・教育機関であった「蕃書調所(ばんしょしらべしょ)」、後の「開成所」の流れを汲む学校で、主に法学、理学、文学を教えていました。「東京医学校」は、幕府の医学所や、種痘所などを起源とする医学教育機関でした。これらを統合することで、総合的な学術研究・教育機関としての体制が整えられました。
子どもの成長を願う春の節句: 豆腐の日(毎月12日)
日本豆腐協会が1993年(平成5年)に制定。10月2日の「豆腐の日」に加え、「とう(10)ふ(2)」の語呂合わせで毎月12日も「豆腐の日」としています。健康的で栄養価の高い豆腐を、年間を通じて食べるきっかけの日です。
Q: 4月12日の「豆腐の日」は、他の月の12日と何か違いがありますか?
A: 特に違いはありませんが、春は新生活が始まる季節でもあり、環境の変化で体調を崩しやすい時期でもあります。消化が良く、良質なたんぱく質やミネラルを含む豆腐は、体調管理にも役立つ食材と言えるでしょう。冷奴やサラダなど、さっぱりとした食べ方も美味しい季節です。
Q: 豆腐にはどのような健康効果が期待できますか?
A: 良質なたんぱく質源であり、筋肉や体の組織を作るのに役立ちます。また、大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをし、骨粗しょう症予防や更年期症状の緩和などに効果が期待されます。その他、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルや、レシチン、サポニンといった成分も含まれています。
Q: 豆腐を使った春らしい料理はありますか?
A: 旬の春野菜(菜の花、たけのこ、そら豆、新玉ねぎなど)と組み合わせた白和えや炒め物、豆腐とわかめの味噌汁、絹ごし豆腐を使った冷製スープ、豆腐と春キャベツの卵とじなどがおすすめです。豆腐の白さが春らしい彩りを引き立てます。