4月17日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
ゴビ砂漠へ!恐竜化石発見の旅立ち: 恐竜の日
1923年(大正12年)4月17日に、アメリカの動物学者であり、映画『インディ・ジョーンズ』のモデルの一人とも言われる探検家ロイ・チャップマン・アンドリュース(Roy Chapman Andrews)が、恐竜の化石が多数発見されることで有名なゴビ砂漠への大規模な探検調査に出発した日とされています。

Q: なぜこの日が「恐竜の日」として記念されているのですか?
A: アンドリュース率いるアメリカ自然史博物館の探検隊は、このゴビ砂漠への調査(中央アジア探検)において、世界で初めて恐竜の卵の化石を発見するなど、多くの重要な化石を発見しました。この探検の出発日は、恐竜研究の歴史において画期的な成果をもたらした冒険の始まりとして記憶されています。(特定の団体が制定した記念日ではありません)
Q: この探検で他にどのような発見がありましたか?
A: 恐竜の卵の化石に加え、プロトケラトプスやヴェロキラプトルといった小型恐竜の化石、そして大型の哺乳類(アンドリューサルクスなど)の化石も発見されました。これらの発見は、当時の恐竜や古代生物に対する理解を大きく進めるものでした。
Q: ロイ・チャップマン・アンドリュースはどのような人物ですか?
A: アメリカ自然史博物館を拠点に、世界各地(特にアジア)で探検調査を行った博物学者・探検家です。自動車を本格的に探検に取り入れたことでも知られ、彼の冒険心あふれる活動は、後のフィクション作品(インディ・ジョーンズなど)のキャラクター造形にも影響を与えたと言われています。
雇用と生活を支える公的機関発足: 職安記念日・ハローワークの日
1947年(昭和22年)4月17日に、戦後の労働者の職業紹介や失業保険業務などを担う国の行政機関として、「公共職業安定所」(職安:しょくあん)が、それまでの職業紹介所を改組する形で発足した日です。現在は「ハローワーク」という愛称で広く知られています。
Q: なぜ4月17日が「職安記念日・ハローワークの日」なのですか?
A: 1947年(昭和22年)4月17日に、国民すべてに職業選択の自由を保障し、職業紹介、職業指導、失業保険などを一体的に行うことを目的とした「職業安定法」が施行され、それに基づいて全国に「公共職業安定所」が設置された、まさにその歴史的な日付に由来しています。
Q: 公共職業安定所(ハローワーク)はどのような役割を果たしていますか?
A: 求職者(仕事を探している人)に対しては、職業相談、求人情報の提供、職業紹介、履歴書・職務経歴書の書き方指導、面接対策、職業訓練の斡旋などを行います。また、雇用保険の受給手続きや、求人を行う企業(事業主)への助成金の支給、雇用管理に関する相談なども行っています。国民の雇用と生活の安定を支える重要な役割を担う公的機関です。
Q: なぜ「ハローワーク」という愛称が使われるようになったのですか?
A: 従来の「職安」という名称が持つ、やや堅いイメージを払拭し、より国民に親しみやすく、気軽に相談できる場所であることをアピールするために、1990年から「ハローワーク」という愛称が使用されるようになりました。「ハロー(Hello)」と「ワーク(Work)」を組み合わせた造語です。
食卓に馴染む身近な野菜: なすび記念日
冬春なす主産県協議会(JA岡山、JA高知、JA全農ふくれん、JA熊本経済連)が制定。日付は4月17日が「な(7)す(≒1)び(≒4?)」と読める語呂合わせ(やや強引)と、毎年4月17日には「なすび記念日」として、豊作と消費拡大を願うPRイベント(那須御用邸のある栃木県の那須神社へ なす を奉納する「なすび記念日・那須神社奉納式」)を行っていることから。
Q: なぜ4月17日が「なすび記念日」なのですか?
A: 冬春なすの主産県の団体が、この日に那須神社へなすびを奉納するPRイベントを行っていることと、「な(7)す(≒1)び(≒4?)」という語呂合わせ(日付を逆さにするなど複雑な読み方)から、この日を記念日としています。春になり、なすびの出荷が増える時期でもあります。
Q: なすび(ナス)にはどのような種類がありますか?
A: 日本で最も一般的なのは中長なす(千両なすなど)ですが、丸なす(賀茂なすなど)、長なす、小なす(水なすなど)、米なす(欧米系品種)、白なす、緑なすなど、形、大きさ、色、食感が異なる様々な種類があります。地域ごとの伝統野菜も多いです。
Q: なすびの栄養や美味しい食べ方は?
A: 約9割が水分ですが、カリウムや食物繊維を含みます。皮の色素(紫紺色)はナスニンというポリフェノールの一種で、抗酸化作用があると言われています。油との相性が良く、揚げ物(天ぷら、揚げびたし)や炒め物(麻婆茄子など)、焼きなす、煮物、漬物など、和洋中様々な料理で美味しくいただけます。アクがあるので、切ったら水にさらすのが一般的です。