4月18日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
国境を越える電波の絆: 世界アマチュア無線の日 (World Amateur Radio Day)
アマチュア無線家の国際的な組織である国際アマチュア無線連合(IARU: International Amateur Radio Union)が、自身の創立(1925年4月18日、パリ)を記念して1973年に制定しました。アマチュア無線が持つ、趣味としての楽しさ、技術探求の面白さ、非常災害時における通信手段としての社会貢献、そして国境を越えた国際友好親善の役割などを広くPRする日です。

Q: 世界アマチュア無線の日 は、どのような目的で制定されましたか?
A: アマチュア無線活動の楽しさや技術的な魅力、非常時の通信確保といった社会的な役割、そして無線通信を通じて世界中の人々と交流できる国際性を広く一般にアピールし、アマチュア無線への理解と参加を促すことを目的としています。
Q: なぜ4月18日が「世界アマチュア無線の日」なのですか?
A: 1925年4月18日に、世界各国のアマチュア無線団体の代表がフランスのパリに集まり、国際的な協力と周波数の調整などを行うための組織、国際アマチュア無線連合(IARU)を創立した、まさにその歴史的な日付を記念して選ばれました。
Q: アマチュア無線とはどのようなものですか?資格は必要ですか?
A: 金銭上の利益のためではなく、個人的な無線技術への興味や探求、そして無線通信による交流を目的として行う無線通信のことです。無線機を操作するには、原則として国が定めるアマチュア無線技士の資格(4級~1級)を取得し、無線局の免許を受ける必要があります。非常時には、資格がなくても人命救助などのために無線機を使用することが認められる場合があります。
日本の技術立国、その礎を築いた日: 発明の日
1885年(明治18年)4月18日に、現在の「特許法」の基礎となる「専売特許条例」が公布されたことを記念して、1954年(昭和29年)に通商産業省(現在の経済産業省)や特許庁などが制定しました。
Q: 発明の日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 日本の近代的な特許制度の創設を記念し、発明や考案(アイデア)を奨励するとともに、発明を生み出す創造性や、それを権利として保護する知的財産権制度の重要性に対する国民の意識を高め、科学技術の振興と産業の発展に寄与することを目的として制定されました。
Q: なぜ4月18日が「発明の日」なのですか?
A: 1885年(明治18年)4月18日に、当時農商務権大書記官であった高橋是清(後の総理大臣)らが中心となって起草した「専売特許条例」が公布されたことに由来します。これが、日本における最初の本格的な特許に関する法規であり、発明を保護し、産業の発展を促す制度の出発点となりました。
Q: この日にはどのような行事がありますか?
A: 特許庁や発明協会などが中心となり、優れた発明やデザイン、知的財産権制度の普及に貢献した人々を表彰する「全国発明表彰」や、地方での発明くふう展、講演会、セミナーなどが開催されます。特に、発明の奨励と青少年の創造性育成を目的とした様々な取り組みが行われます。
生涯自分の歯で!「よ(4)い(1)歯(8)」を保つ: よい歯の日
公益社団法人 日本歯科医師会が1993年(平成5年)に制定。日付は「よ(4)い(1)歯(8)」と読む語呂合わせからです。
Q: よい歯の日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 国民一人ひとりが自身の歯と口腔(こうくう:口の中)の健康に関心を持ち、定期的な歯科検診の受診や、毎日の適切な歯磨き・口腔ケアの実践を習慣づけることを奨励し、生涯を通じて自分の歯で食べられる喜びを維持・増進することを目的としています。特に、80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという「8020(ハチマルニイマル)運動」の推進とも関連付けられています。
Q: なぜ4月18日が「よい歯の日」なのですか?
A: 「4(よ)1(い)8(歯)」という、覚えやすく親しみやすい語呂合わせから、多くの人に歯の健康について考えるきっかけとしてもらうために、この日が選ばれました。他に「いい歯の日」(11月8日)もありますが、こちらも同様の目的で制定されています。
Q: 歯と口の健康を保つためには、歯磨き以外に何が大切ですか?
A: 歯磨きで落としきれない歯と歯の間や歯周ポケットの汚れを、デンタルフロスや歯間ブラシを使って除去することが重要です。また、食生活(よく噛んで食べる、甘いものをだらだら食べないなど)、禁煙、そして定期的な歯科検診(年に1~2回が目安)で、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療、専門家によるクリーニング(PMTC)を受けることが、歯を長持ちさせる秘訣です。
三重県の誕生を祝う日: 三重県民の日
1876年(明治9年)4月18日に、当時の三重県と度会(わたらい)県が合併して、現在の三重県が誕生したことを記念して、三重県が1976年(昭和51年)に制定した県民の日です。
Q: 三重県民の日は、どのような出来事を記念していますか?
A: 明治時代の府県統合により、現在の三重県が形作られた歴史的な日を記念しています。これにより、伊勢国、伊賀国、志摩国の全域と、紀伊国の一部を含む現在の県域が確定しました。
Q: なぜ4月18日が「三重県民の日」なのですか?
A: 1876年(明治9年)4月18日に、太政官布告によって、それまでの三重県(伊勢国北部・伊賀国)と度会県(伊勢国南部・志摩国・紀伊国の一部)が合併し、現在の県域を持つ「三重県」が誕生した、まさにその日付に基づいています。
Q: 三重県民の日にはどのようなことが行われますか?
A: 県民が郷土への理解と関心を深め、自治意識を高め、豊かな郷土を築くことを期する日として、県有施設(博物館、美術館、公園など)の無料開放や割引、記念式典、県内各地でのイベントなどが開催されます。
香りを楽しむ日: お香の日
香りの文化や産業の振興を目指す団体などが制定。日付は、日本最古の歴史書『日本書紀』に、595年(推古天皇3年)の4月(旧暦)に淡路島に香木(沈香:じんこう)が漂着したという記述があること、そして「香」という漢字を分解すると「一」「八」「日」となることに由来します。
Q: お香の日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 日本の伝統文化である「お香」(線香、焼香、練香、香木など)の持つ、香りによる癒やしや、精神を落ち着かせる効果、空間を清める役割などを再認識し、その文化の継承と、現代生活におけるお香の活用を広めることを目的としています。
Q: なぜ4月18日が「お香の日」なのですか?
A: 日本に香木が伝来したとされる最も古い記録(『日本書紀』)が旧暦4月であることと、「香」の字を「一十八日」と分解できるという、文字の成り立ちにちなんだ理由から、この日が選ばれました。
Q: お香にはどのような種類や楽しみ方がありますか?
A: 直接火をつけて香りを楽しむ「線香」や「コーン型」、香炉で温めて香りを聞く「香木(沈香、白檀など)」や「練香」、常温で香る「匂い袋」など、様々な種類があります。仏事だけでなく、リラクゼーション、気分転換、空間の演出、趣味としての「香道」など、多様な楽しみ方があります。