4月30日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
平和と対話の音楽、ジャズを世界で祝う: 国際ジャズデー (International Jazz Day)
2011年(平成23年)11月にフランス・パリで開催されたユネスコ(国際連合教育科学文化機関)総会において制定され、翌2012年から実施されている国際デーです。ジャズという音楽が持つ普遍的な力と、それが異文化間の対話や相互理解、平和構築に貢献する役割を称え、世界中で祝います。
Q: 国際ジャズデーは、どのような目的で制定されましたか?
A: ジャズが持つ自由、多様性、即興性といった価値観を通じて、異なる文化間の対話や相互理解を促進し、平和構築に貢献することを目的としています。また、ジャズを教育ツールとして活用し、特に若い世代の創造性や協調性を育むこと、そしてジャズという芸術形式の重要性を世界的に認識してもらうことも目指しています。
Q: なぜ4月30日が「国際ジャズデー」なのですか?
A: この日付は、ジャズ界の巨匠でありユネスコ親善大使も務めるピアニスト、ハービー・ハンコック氏の提案に基づき、ユネスコによって選定されました。特定のできごとに由来するというよりは、ジャズが持つ普遍的なメッセージを世界に向けて発信するのにふさわしい日として、国際ジャズ月間(4月)の最終日が選ばれたと考えられています。
Q: この日にはどのようなイベントが行われますか?
A: ユネスコや各国の関連団体、ジャズミュージシャンなどが中心となり、世界各地でコンサート、ジャムセッション、ワークショップ、講演会、教育プログラムなどが開催されます。毎年、中心となるグローバル・ホスト・シティが選ばれ、大規模なオールスター・コンサートなども行われます。
知る権利を支える法の公布: 図書館記念日
1950年(昭和25年)4月30日に、現在の日本の公共図書館の設置・運営の根拠法である「図書館法」が公布されたことを記念して、公益社団法人 日本図書館協会が1971年(昭和46年)に制定しました。

Q: 図書館記念日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 日本の公共図書館の発展の基礎となった「図書館法」の公布を記念し、図書館が持つ「資料提供の自由」や、国民の「知る権利」を保障するという重要な役割について、広く社会の理解と関心を深めることを目的としています。また、図書館サービスの向上や読書活動の推進を促す意味合いもあります。
Q: なぜ4月30日が「図書館記念日」なのですか?
A: 1950年(昭和25年)4月30日に、「図書館法」(法律第118号)が公布された、まさにその歴史的な日付に基づいています。この法律によって、図書館が資料や情報を収集・整理・保存し、原則無料で公衆の利用に供する施設であることが明確に定義されました。
Q: 図書館法はなぜ重要なのでしょうか?
A: この法律は、図書館の設置及び運営に関する基本事項を定め、その健全な発達を図り、もって国民の教育と文化の発展に寄与することを目的としています。特に「図書館の自由に関する宣言」(日本図書館協会採択)と並び、図書館が思想・信条の自由や検閲の禁止といった原則に基づき、多様な資料を公平に提供する責務を負っていることの根拠となっています。
Q: 図書館記念日には何か行事はありますか?
A: 全国の図書館で、記念講演会、展示会、読み聞かせ会、ブックリサイクル市、利用促進キャンペーンなどが企画・実施されることがあります。普段図書館を利用しない人も、この機会に訪れてみるのも良いでしょう。
し(4)み(3)ゼロ(0)で美しい肌へ: シミ対策の日
基礎化粧品などの開発・製造・販売を行う株式会社クリスタルジェミーの中島香里社長が制定。日付は「し(4)み(3)ゼロ(0)」(シミゼロ)と読む語呂合わせから。シミの予防と適切なケアを啓発する日です。
Q: シミ対策の日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 肌の悩みの一つであるシミについて、その原因や種類、そして予防・対策(紫外線対策、美白ケアなど)に関する正しい知識を広め、多くの人が自信の持てる美しい肌を目指すことを応援するために制定されました。
Q: なぜ4月30日が「シミ対策の日」なのですか?
A: 「し(4)み(3)ゼロ(0)」(シミゼロ)という、シミのない美しい肌への願いを込めた覚えやすい語呂合わせから、この日が選ばれました。紫外線が強くなり始めるこの時期に、シミ対策への意識を高める狙いもあります。
Q: シミができる主な原因は何ですか?対策は?
A: シミの主な原因は、紫外線(UV)によるメラニン色素の過剰生成と沈着です。加齢、ホルモンバランスの変化、肌への摩擦刺激なども影響します。対策としては、年間を通じた紫外線対策(日焼け止めの使用、帽子や日傘など)が最も重要です。また、美白有効成分(ビタミンC誘導体、トラネキサム酸など)が配合された化粧品の使用や、ターンオーバー(肌の新陳代謝)を促すための適切なスキンケア、バランスの取れた食事、十分な睡眠なども効果的です。できてしまったシミに対しては、美容皮膚科での治療も選択肢となります。