P
PON-POO
雑学

歴史 雑学 204

歴史 No.204|アヘン戦争で負けた清は、その後アヘンを自国で生産するようになった

アヘン戦争で負けた清は、その後アヘンを自国で生産するようになった

このトリビアについての解説

アヘン戦争(1839-1842年、1856-1860年)でイギリスに敗北した清朝は、屈辱的な南京条約などを結ばされ、多額の賠償金支払いを強いられました。

この賠償金に加え、アヘン貿易の合法化(実質的には黙認)によって国内に大量のアヘンが流入し、銀が海外へ流出、深刻な財政難に陥りました。

さらに、アヘン中毒の蔓延は社会不安を増大させ、軍隊の弱体化にも繋がりました。

この状況を打開するため、清朝は当初アヘン貿易を禁止する一方で、国内でのアヘン栽培を奨励する政策に転換します。

外国からのアヘン輸入に頼るよりも、国内で生産することで、資金の流出を防ぎ、アヘン中毒者を管理しようとしたのです。

しかし、国内生産されたアヘンも市場に出回り、アヘン問題の根本的な解決には至りませんでした。

皮肉なことに、アヘン戦争でアヘンに苦しめられた清が、その後、自らアヘン生産に乗り出すという状況に陥ったのです。

この記事をシェアする
XFacebookLINE