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文学 No.7|眉村卓は余命が少ない奥さんのために一日一話作り話をきかせていた

眉村卓は余命が少ない奥さんのために一日一話作り話をきかせていた

このトリビアについての解説

眉村卓は、SF作家として知られる人物です。

彼の作品は、奇想天外な設定やユーモア、そして人間への深い洞察に満ち溢れています。

しかし、彼の人生には、小説以上に感動的な物語がありました。

妻である女性(本名:矢崎孝子、旧姓:水野)は、1978年に末期の肺がんと診断されます。

医師からは余命宣告を受け、絶望的な状況に置かれました。

この宣告を受け、眉村卓は妻のために、毎晩、彼女が眠りにつくまで、即興で物語を語り始めました。

それは、日々の生活を忘れさせるような、夢と希望に満ちたファンタジーやSF的な冒険譚でした。

物語の内容は、宇宙旅行、異次元世界での冒険、タイムスリップなど、多岐にわたりました。

彼は妻の好きなテーマや興味のある話題を盛り込み、彼女を物語の世界へと誘いました。

この一日一話の物語は、妻にとって、痛みや不安を和らげるための、そして生きる希望を与えるための、かけがえのない時間となりました。

当初、医師からは長くても数ヶ月の命だと宣告されていましたが、妻は眉村卓の語る物語に支えられ、宣告をはるかに超える約2年間を生きました。

この出来事は、後に眉村卓自身によって小説『妻に捧げた1778話』として発表され、多くの人々の心を打ちました。

この小説は、夫婦愛の深さ、そして物語の持つ力強さを、私たちに教えてくれます。

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