4月16日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
日本の女性ランナー、歴史を刻む: 女子マラソンの日
1978年(昭和53年)4月16日に、東京・多摩湖畔で、日本で初めての公式な女子フルマラソン大会である「第1回女子タートルマラソン全国大会」が開催されたことを記念する日です。
Q: なぜこの大会が日本の女子マラソンにとって重要だったのですか?
A: それまで、女性がフルマラソン(42.195km)を走ることは体力的に困難とされ、公式な大会はほとんど存在しませんでした。この大会は、女性ランナーがフルマラソンに挑戦できる初めての公認レースとして開催され、日本の女子マラソン普及と発展の大きなきっかけとなりました。
Q: 当時の女子マラソンを取り巻く状況はどうでしたか?
A: 国際的にも、女子マラソンがオリンピックの正式種目となったのは1984年のロサンゼルスオリンピックからであり、当時はまだ女子の長距離走に対する理解や環境が十分に整っていませんでした。この大会の開催は、そうした状況に一石を投じるものでした。
Q: この大会以降、日本の女子マラソンはどう発展しましたか?
A: この大会を皮切りに、東京国際女子マラソン(1979年創設)など、女子マラソン大会が次々と開催されるようになりました。そして、佐々木七恵選手、増田明美選手、有森裕子選手、高橋尚子選手、野口みずき選手など、オリンピックや世界選手権で活躍する多くの名ランナーが誕生し、日本は世界有数の女子マラソン強国へと発展していきました。
豊かな香りと深いコクを楽しむ: エスプレッソの日
イタリアのコーヒーメーカーであるデロンギ社の日本法人、デロンギ・ジャパン株式会社が制定。家庭用エスプレッソマシンの普及を通じて、本格的なエスプレッソの美味しさや文化を広めることを目的としています。(※日付の具体的な由来は公表されていません)

Q: なぜデロンギ・ジャパンがこの日を制定したのですか?
A: 同社は家庭用エスプレッソマシンの主要メーカーであり、イタリア発祥の豊かなコーヒー文化の象徴であるエスプレッソを、もっと日本の家庭でも気軽に楽しんでもらいたいという思いから制定したと考えられます。エスプレッソの魅力や正しい知識を広め、豊かなコーヒーライフを提案する目的があります。
Q: エスプレッソと普通のコーヒー(ドリップコーヒーなど)の主な違いは何ですか?
A: 最大の違いは抽出方法です。エスプレッソは、細かく挽いたコーヒー豆に高い圧力(約9気圧)をかけて、短時間(約20~30秒)で抽出します。これにより、コーヒー豆の旨味や香りが凝縮された、濃厚でコクのあるコーヒーが出来上がります。表面に「クレマ」と呼ばれるきめ細かい泡が浮かぶのも特徴です。ドリップコーヒーは、お湯を注いで重力で抽出するため、よりすっきりとした味わいになります。
Q: 家庭でエスプレッソを楽しむにはどうすればよいですか?
A: 家庭用エスプレッソマシンを使うのが一般的です。全自動タイプ、セミオートタイプ、カプセル式など様々な種類があります。また、直火式のエスプレッソメーカー(マキネッタ)を使えば、比較的安価に楽しむこともできます。新鮮なエスプレッソ用のコーヒー豆を選び、適切な挽き具合にすることも美味しさのポイントです。そのまま飲むだけでなく、カプチーノやカフェラテなどアレンジを楽しむのもおすすめです。
喜劇王チャップリンの誕生日: チャップリンデー
「喜劇王」として世界中で愛されたイギリスの映画俳優、映画監督、コメディアン、作曲家であるチャーリー・チャップリン(Sir Charles Spencer “Charlie” Chaplin)が、1889年4月16日にロンドンで生まれたことを記念する日です。
Q: チャーリー・チャップリンはなぜ「喜劇王」と呼ばれるのですか?
A: サイレント映画(無声映画)時代を中心に活躍し、山高帽にちょび髭、だぶだぶのズボンにドタ靴、ステッキという独特のスタイル(放浪紳士「トランフ」)で、ユーモアとペーソス(哀愁)あふれる数多くの喜劇映画を製作・監督・主演しました。彼の作品は、単なるドタバタ喜劇にとどまらず、社会風刺やヒューマニズムに満ちており、世界中の人々に笑いと感動を与え、映画史に不滅の足跡を残したため、「喜劇王」と称されています。
Q: チャップリンの代表作にはどのようなものがありますか?
A: 『キッド』(1921)、『黄金狂時代』(1925)、『街の灯』(1931)、『モダン・タイムス』(1936)、『独裁者』(1940)、『ライムライト』(1952)などが特に有名です。多くの場合、脚本、監督、主演、作曲まで自身で手がけています。
Q: チャップリンの映画は現代でも楽しめますか?
A: はい。サイレント映画であっても、彼の巧みなパントマイムや表情、練り上げられたストーリーは、言葉を超えて現代の私たちにも十分に伝わります。笑いの中に込められた社会への鋭いまなざしや、人間愛のメッセージは、時代を経ても色褪せることがありません。