4月24日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
日本の植物分類学の父、誕生: 植物学の日・マキノの日
日本の植物分類学の基礎を築き、「日本の植物学の父」と称される植物学者、牧野富太郎(まきの とみたろう)博士の誕生日(1862年(文久2年)4月24日)を記念する日です。
Q: 植物学の日・マキノの日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 特定の団体が制定した記念日ではありませんが、独学で植物学を究め、生涯を植物研究に捧げ、日本の植物相の解明に多大な貢献をした牧野富太郎博士の偉大な業績を称え、後世に伝えるとともに、植物学や自然科学への国民的な関心を高めることを目的として認識されています。
Q: なぜ4月24日が「植物学の日・マキノの日」なのですか?
A: 牧野富太郎博士が1862年(文久2年)4月24日に高知県佐川町で生まれた、まさにその誕生日に由来しています。「マキノの日」という呼び方は、彼の名前にちなんでいます。
Q: 牧野富太郎博士はどのような功績を残しましたか?
A: 小学校中退でありながら独学で植物学を学び、全国を巡って膨大な植物標本(約50万点)を収集・整理しました。新種や変種約1,500種以上(命名に関わったものを含めると約2,500種とも)を発見・命名し、それらの成果をまとめた『牧野日本植物図鑑』は、現在も日本の植物分類学における基本図書として広く利用されています。彼の情熱的な研究姿勢と業績は、多くの人々に影響を与えています。
競馬の祭典、その第一歩: 日本ダービー記念日
1932年(昭和7年)4月24日に、東京府目黒町(現在の東京都目黒区)にあった目黒競馬場で、第1回「東京優駿大競走(とうきょうゆうしゅんだいきょうそう)」、すなわち現在の「東京優駿(日本ダービー)」が開催されたことを記念する日です。

Q: 日本ダービー記念日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 特定の制定団体があるわけではありませんが、日本の競馬界において最も格式が高く、人気のあるレースの一つであり、「競馬の祭典」とも称される「日本ダービー」の第1回が開催された歴史的な日を記念し、日本の競馬文化の発展を祝う日として認識されています。
Q: なぜ4月24日が「日本ダービー記念日」なのですか?
A: 1932年(昭和7年)4月24日に、イギリスの伝統あるクラシックレース「ダービーステークス」に範をとり、3歳(旧馬齢表記では4歳)のサラブレッドの中から世代のチャンピオンを決める最高峰のレースとして、「東京優駿大競走」(第1回日本ダービー)が目黒競馬場で初めて開催された、まさにその日付に基づいています。(※目黒競馬場は後に閉鎖され、現在は東京競馬場で開催)
Q: 日本ダービーはなぜこれほど注目されるのですか?
A: 3歳馬にとって一生に一度しか挑戦できないレースであり、同世代の頂点を決める最高の栄誉とされるため、生産者、馬主、調教師、騎手、そしてファンにとって特別な意味を持つレースです。その歴史と伝統、そして数々のドラマが人々を魅了し続けています。
ユニークな市名「し(4)ぶ(2)し(4)」をPR: しぶしの日
鹿児島県志布志市(しぶしし)が制定した記念日。2006年(平成18年)1月1日に旧曽於郡(そおぐん)の志布志町・松山町・有明町の3町が合併して誕生した志布志市が、市の名前を覚えてもらい、市の魅力をPRするために制定しました。日付は「し(4)ぶ(2)し(4)」(志布志)と読む語呂合わせから。
Q: しぶしの日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 志布志市が、一度聞いたら忘れにくいユニークな市名「志布志」の語呂合わせを通じて、全国に向けて市の知名度向上を図り、豊かな自然(太平洋に面した海岸線など)や、特産品(うなぎ、お茶、焼酎、農産物など)、歴史、文化といった市の魅力をPRし、観光客誘致や地域活性化につなげることを目的として制定しました。
Q: なぜ4月24日が「しぶしの日」なのですか?
A: 鹿児島県志布志市(しぶしし)という市の名前が、「し(4)ぶ(2)し(4)」という数字の語呂合わせにぴったり合うことから、覚えやすく親しみやすいこの日が選ばれました。市のPRに効果的な語呂合わせです。
Q: 志布志市はどのような場所ですか?
A: 鹿児島県の東部、大隅半島の付け根に位置し、太平洋(志布志湾)に面しています。温暖な気候を活かした農業や畜産業が盛んで、特に鰻(うなぎ)の養殖や、お茶(志布志茶)の生産が有名です。また、国際的な貿易港である志布志港を有し、物流の拠点としての役割も担っています。自然豊かな景勝地や歴史的な史跡も点在しています。
豊かな恵みをもたらす大地: 日本茶(緑茶)の日
日付の由来は明確ではありませんが、立春(2月4日頃)から数えて88日目にあたる「八十八夜」(5月2日頃)が茶摘みの最盛期とされることから、その少し前の時期である4月24日頃を、新茶シーズンへの期待感を込めて「日本茶の日」や「緑茶の日」と呼ぶことがあるようです。(※10月1日または10月31日を「日本茶の日」とする説もあります)
Q: なぜお茶の記念日が複数あるのですか?
A: 日本茶は日本の食文化に深く根付いており、生産者、関連業界、愛好家など、様々な立場からその魅力を伝えたいという思いがあるため、異なる由来を持つ複数の記念日が存在すると考えられます。新茶の時期、歴史的な出来事、語呂合わせなど、様々な切り口があります。
Q: 日本茶(緑茶)にはどのような種類がありますか?
A: 栽培方法や製造工程の違いによって、様々な種類があります。代表的なものに、日常的に飲まれる「煎茶(せんちゃ)」、日光を遮って育てた旨味の強い「玉露(ぎょくろ)」や「かぶせ茶」、茶葉を蒸して揉まずに乾燥させた「碾茶(てんちゃ)」を石臼で挽いた「抹茶(まっちゃ)」、比較的手軽な「番茶(ばんちゃ)」、番茶や煎茶を強火で炒った香ばしい「ほうじ茶」、煎茶や番茶に炒った玄米を加えた「玄米茶」などがあります。
Q: 緑茶にはどのような健康効果が期待されますか?
A: 緑茶に含まれるカテキン(ポリフェノールの一種)には、強い抗酸化作用、抗菌作用、血中コレステロール低下作用、体脂肪低減効果などが報告されています。また、旨味成分であるテアニンにはリラックス効果、カフェインには覚醒作用や利尿作用があるとされています。ビタミンCも比較的豊富です。