3月22日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
生命と地球の源: 世界水の日 (World Water Day)
1992年(平成4年)12月の国連総会で決定し、翌1993年(平成5年)から実施されている国際デーです。水資源の開発・保全の重要性や、持続可能な開発目標(SDGs)の目標6「安全な水とトイレを世界中に」にも関連する「アジェンダ21」の勧告実施について、世界中の人々の関心を高め、理解を深めることを目的としています。

Q: なぜ世界水の日は重要視されているのですか?
A: 水は、人間の生命維持はもちろん、食料生産、衛生環境の維持、経済活動、生態系の保全など、あらゆる活動に不可欠な資源です。しかし、世界では未だに多くの人々が安全な水を利用できず、水不足や水質汚染、水害などの問題も深刻化しています。この日に水の大切さを再認識し、地球規模での水問題解決に向けた行動を促すことが重要だからです。
Q: アジェンダ21とは具体的にどのようなものですか?
A: 1992年にブラジルのリオデジャネイロで開催された「地球サミット(環境と開発に関する国際連合会議)」で採択された、21世紀に向けた持続可能な開発のための包括的な行動計画です。環境保全と経済開発を両立させるための様々な課題が盛り込まれており、水資源の統合的な管理と持続可能な利用もその重要な柱の一つです。
Q: この日には世界でどのような取り組みが行われますか?
A: 国連機関や各国政府、NGO、市民団体、学校、企業などが、水問題に関する国際会議、セミナー、シンポジウム、水質調査、水源地の清掃活動、節水を呼びかけるキャンペーン、水に関する教育プログラムなどを実施し、水への意識向上を図っています。
声が電波に乗った日: 放送記念日
1943年(昭和18年)に日本放送協会(NHK)が制定しました。1925年(大正14年)のこの日、社団法人東京放送局(現在のNHKの前身の一つ)が、東京・芝浦の仮送信所から日本で初めてのラジオ仮放送を開始したことを記念しています。
Q: 日本初のラジオ放送の第一声はどのようなものでしたか?
A: 1925年3月22日午前9時30分、京田武男アナウンサー(当時)による「アー、アー、アー、聞こえますか。JOAK、JOAK、こちらは東京放送であります。こんにち只今より放送を開始致します」という歴史的な第一声が発せられました。これが日本の放送の始まりとなりました。
Q: なぜ「仮放送」だったのですか?
A: 当時、本放送用の設備(愛宕山の放送局)がまだ完成していなかったため、芝浦にあった東京高等工芸学校(現在の千葉大学工学部)の実験用送信設備を借りて、試験的な意味合いで放送を開始したため「仮放送」と呼ばれました。本放送は同年7月12日から開始されました。
Q: ラジオ放送の開始は社会にどのような影響を与えましたか?
A: それまで新聞などが主だった情報伝達手段に、音声によるリアルタイムの情報伝達という新たなメディアが加わりました。ニュース、天気予報、株式市況、音楽、演芸、教育番組などが放送され、国民の生活様式や文化に大きな影響を与え、情報の民主化にも貢献しました。
笑顔と心のこもったおもてなし: 感動接客の日
日付が「サービス(3)ニ(2)コ(2)ニ(2)コ」と読む語呂合わせから制定された記念日です。顧客に感動を与えるような素晴らしい接客の価値を認識し、その向上を目指す日とされています。
Q: この記念日は誰によって制定されたのですか?
A: 特定の企業や団体が公式に制定したというよりは、サービス業に関わる人々の間で、接客スキルの向上やお客様への感謝の気持ちを再確認する日として、語呂合わせから広まった記念日のようです。
Q: 「感動接客」とは具体的にどのような接客を指しますか?
A: 単にマニュアル通りに丁寧に対応するだけでなく、お客様一人ひとりの状況や気持ちを察し、期待を少しでも超えるような心配りや行動を伴う接客のことです。お客様が「ここまでしてくれるなんて」「嬉しかった」と感じるような、記憶に残るポジティブな体験を提供することを目指します。
Q: なぜ「感動接客」がビジネスにおいて重要なのでしょうか?
A: 顧客満足度を大きく向上させ、リピーターの獲得や、良い口コミによる新規顧客の獲得につながるからです。また、従業員自身もお客様からの感謝や喜びを直接感じることで、仕事への誇りやモチベーションが高まり、結果的に企業の成長に貢献します。
地域猫との共生を目指す: さくらねこの日
公益財団法人どうぶつ基金が制定。日付は「さ(3)くらねこ にゃんにゃん(22)」という語呂合わせから。飼い主のいない猫(野良猫)に対し、不妊去勢手術済みのしるしとして耳先を桜の花びらのようにV字カットした「さくらねこ」の認知度を高め、殺処分ゼロを目指すTNR活動の推進を目的としています。
Q: なぜ猫の耳をカットする必要があるのですか?
A: 耳カットは、その猫が不妊去勢手術済みであることを示す、誰にでも分かりやすい外観上の目印です。これにより、再び捕獲されて麻酔をかけられたり、開腹されたりするリスクを防ぐことができます。麻酔が効いている手術中に施されるため、猫への痛みはほとんどないとされ、出血もわずかです。桜の花びらに似ていることから「さくらカット」とも呼ばれます。
Q: TNR活動とはどのような活動ですか?
A: TNRは、Trap(トラップ:捕獲器で安全に捕獲する)、Neuter(ニューター:不妊去勢手術を行う)、Return(リターン:元の生活場所に戻す)の頭文字を取ったものです。望まれない子猫が生まれることを防ぎ、猫の数をこれ以上増やさずに、一代限りの命を地域で見守っていくことを目的とした、動物愛護活動の手法です。
Q: さくらねこの日にはどのようなことができますか?
A: さくらねこやTNR活動について学び、正しい知識を広めることが大切です。関連する動物愛護団体の活動を支援(寄付やボランティアなど)したり、SNSでさくらねこに関する情報をシェアしたりすることも貢献になります。地域猫とのより良い共生について考えるきっかけの日です。