3月7日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
自治体消防制度の出発点: 消防記念日
1948年(昭和23年)のこの日、日本の消防の任務範囲、消防責任を市町村が負うこと、消防機関の構成などを規定した「消防組織法」が施行された。
Q: なぜ3月7日が「消防記念日」なのですか?
A: 1948年(昭和23年)3月7日に、現在の日本の消防制度の根幹となる「消防組織法」が施行されたことを記念して制定されました。この法律により、消防が警察から独立し、市町村が消防責任を負う自治体消防制度が確立しました。
Q: 「消防組織法」施行以前は、消防はどのような体制だったのですか?
A: 第二次世界大戦前は、消防は主に警察組織の一部として運営されていました。しかし、戦後の地方分権の流れの中で、地域の実情に合わせた迅速かつ効果的な消防活動を行うためには、市町村が責任を持つ独立した組織が必要であるとされ、消防組織法が制定されました。
Q: この日にはどのような行事が行われますか?
A: 全国の消防本部や消防署では、消防活動への理解と関心を深めてもらうために、式典や消防演習、防火・防災に関する啓発イベント、消防車両の展示などが開催されることがあります。消防職員や消防団員の士気高揚を図る日でもあります。
語呂合わせで楽しむ温浴文化: サウナの日
「サ(3)ウナ(7)」と読む語呂合わせから。公益社団法人日本サウナ・スパ協会が制定。

Q: 「サウナの日」の由来は何ですか?
A: 日付の「サ(3)ウナ(7)」という語呂合わせが主な由来です。サウナの持つ健康効果やリフレッシュ効果といった魅力を広くアピールし、利用を促進する目的があります。
Q: この記念日は誰によって制定されたのですか?
A: 公益社団法人日本サウナ・スパ協会が1984年(昭和59年)に制定しました。サウナやスパに関する正しい知識の普及、業界の健全な発展、そして人々の健康増進に寄与することを目的としています。
Q: サウナにはどのような健康効果が期待されていますか?
A: 温熱効果による血行促進で疲労物質の排出が促され、疲労回復や肩こり・腰痛の緩和につながると言われています。また、発汗による爽快感や、水風呂との交代浴による自律神経の調整効果なども期待され、「ととのう」という感覚が近年注目されています。ただし、体調に合わせて無理のない利用が大切です。
関西での呼び名?語呂合わせ: メンチカツの日
関西では「メンチカツ」のことを「ミンチカツ」と呼ぶところも多く、3(み)と7(しち)で「ミンチ」と読む語呂合わせから。
Q: なぜ3月7日が「メンチカツの日」とされるのですか?
A: 主に関西地方でメンチカツを「ミンチカツ」と呼ぶことから、「ミ(3)ンチ(7)」という語呂合わせで制定されたと言われています。制定した企業や団体は明確ではありませんが、食品業界などでPRのために使われることがあります。
Q: 「メンチカツ」と「ミンチカツ」は同じものですか?
A: 基本的には、ひき肉(ミンチ肉)に玉ねぎなどを混ぜて成形し、パン粉をつけて揚げた料理を指し、同じものです。東日本では「メンチカツ」、西日本では「ミンチカツ」と呼ばれる傾向があります。「メンチ」は英語の “minced”(細かく刻んだ)が訛ったもの、「ミンチ」は “mince”(細かく刻む、ひき肉)そのものに由来すると考えられています。
Q: メンチカツはいつ頃から日本で親しまれているのですか?
A: 明治時代に西洋料理の「カツレツ」が日本に伝わり、それをアレンジして生まれた料理の一つとされています。東京・浅草の洋食店が発祥という説もありますが、大正時代には庶民的な洋食として広く食べられるようになっていたようです。現在では、食卓のおかずやお弁当の定番、パンに挟んだメンチカツサンドなど、様々な形で愛されています。
日本の魚食文化を応援: さかなの日
「さ(3)かな(7)」と読む語呂合わせで、さかなジャパンプロジェクト推進協議会が制定。
Q: 「さかなの日」の由来は何ですか?
A: 日付の「さ(3)かな(7)」という語呂合わせが由来です。日本の大切な食文化である魚食の推進と、国内の水産物の消費拡大を目的としています。
Q: この記念日はいつ、誰によって制定されましたか?
A: 水産庁が毎月3~7日を「さかなの日」と定めている取り組みとは別に、2023年に「さかなジャパンプロジェクト推進協議会」が3月7日を特に「さかなの日」として制定しました。この協議会には、漁業から加工、流通、小売、外食など、水産業に関わる多くの企業や団体が参加しています。
Q: なぜ近年、魚食の推進が呼びかけられているのですか?
A: 日本人の魚介類の消費量が長期的に減少傾向にあることが背景にあります。魚は良質なたんぱく質や、健康維持に役立つとされるDHA・EPAなどの栄養素を豊富に含む優れた食材です。魚食文化を守り、水産業を活性化させるためにも、魚をもっと食べることへの関心を高める狙いがあります。
日本初のデジタルバンクをPR: みんなの銀行の日
「み(3)んな(7)」と読む語呂合わせから。日本初のデジタル銀行である株式会社みんなの銀行(Minna Bank, Ltd.)が制定。
Q: なぜ3月7日が「みんなの銀行の日」なのですか?
A: 銀行名である「みんなの銀行」の「み(3)んな(7)」という語呂合わせにちなんで、運営会社である株式会社みんなの銀行が制定しました。自社のサービスやブランド認知度向上を目的としています。
Q: 「みんなの銀行」はどのような銀行ですか?
A: 従来の銀行のような実店舗を持たず、口座開設から振込、ローン、貯蓄などの全てのサービスをスマートフォンアプリ上で完結させる、日本で初めての「デジタルバンク」(またはチャレンジャーバンク)です。九州地方を基盤とする大手金融グループ、ふくおかフィナンシャルグループの子会社として2021年にサービスを開始しました。
Q: デジタルバンクのメリットは何ですか?
A: 24時間365日、場所を選ばずにスマホ一つで銀行取引ができる利便性の高さが最大のメリットです。また、店舗運営コストなどがかからないため、比較的手数料が安価に設定されていることが多いです。さらに、従来の銀行にはない新しい機能やサービス(例えば、目的別にお金を仕分けできる貯蓄機能など)を提供している点も特徴です。