3月9日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
郵便史の一頁: 記念切手記念日
1894年(明治27年)のこの日、日本最初の記念切手が発行された。
Q: 日本最初の記念切手はどのようなものでしたか?
A: 明治天皇・皇后両陛下のご成婚25周年(銀婚式)を記念して発行されたもので、「明治銀婚紀念」と記されています。額面は2銭と5銭の2種類があり、デザインには菊の紋章と鳳凰、そして鶴が描かれていました。これは、特定の出来事を記念して発行される「記念切手」および「特殊切手」の先駆けとなりました。
Q: なぜ記念切手が発行されるようになったのですか?
A: 国家的な慶事や重要な出来事を記念し、国民の祝意を高めるとともに、郵便事業への関心を深めてもらう目的がありました。また、当時の日本が近代国家として発展していく中で、国際社会に向けて文化や出来事を発信する手段の一つとしても考えられていたようです。
Q: 記念切手は現在どのように楽しまれていますか?
A: 郵便料金の支払いという実用的な側面に加え、デザインの美しさや希少性から「切手収集(郵趣)」の対象として根強い人気があります。特定のテーマ(アニメ、鉄道、自然など)の切手をコレクションしたり、発行された歴史的背景を調べたりするなど、多様な楽しみ方があります。
海峡を結ぶインフラ: 関門国道トンネル開通記念日
1958年(昭和33年)のこの日、山口県下関市と福岡県北九州市門司区を結ぶ海底道路トンネルである関門国道トンネルが開通した。
Q: 関門国道トンネルはどのような経緯で建設されたのですか?
A: 関門海峡を横断する交通手段は、当時フェリーや鉄道(関門鉄道トンネル)に限られており、増大する自動車交通に対応する必要性が高まっていました。戦前から計画はありましたが、戦争により中断。戦後、日本の経済復興とともに計画が再開され、海底トンネルとして建設されることになりました。
Q: このトンネルの開通はどのような影響を与えましたか?
A: 本州と九州を直接結ぶ初の道路トンネルとして、物流や人の移動を飛躍的に効率化させました。これにより、両地域の経済的な結びつきが強まり、産業の発展や観光振興に大きく貢献しました。日本の高度経済成長を支える重要なインフラの一つとなりました。
Q: トンネルにはどのような特徴がありますか?
A: 全長は約3,461メートルで、そのうち海底部分は約780メートルです。車道と人道(歩行者・自転車用)の二層構造になっているのが大きな特徴で、人道トンネルは歩いて本州と九州を行き来できる珍しい場所として観光名所にもなっています。建設には当時の日本の土木技術の粋が集められました。
ファッションドールの象徴: バービー人形の誕生日
1959年(昭和34年)のこの日、ニューヨークで開催された国際おもちゃフェアでアメリカの玩具メーカー・マテル社がバービー(Barbie)の着せ替え人形を発売した。

Q: バービー人形はどのようにして生まれたのですか?
A: アメリカの玩具メーカー・マテル社の共同創業者であるルース・ハンドラー氏が、娘のバーバラが紙の着せ替え人形で大人の女性の役割を演じて遊んでいるのを見て着想を得ました。当時の子供向け人形は赤ちゃん型が主流でしたが、彼女は女の子たちが憧れる大人の女性像を投影できるファッションドールとしてバービーを考案しました。名前は娘の愛称「バービー」に由来します。
Q: バービー人形が世界中で人気を博した理由は何ですか?
A: それまでの人形にはなかったリアルな大人のプロポーションと、豊富な種類のファッションやアクセサリーが女の子たちの心を掴みました。様々な職業やライフスタイルを表現する衣装や小物が用意され、「何にでもなれる(You Can Be Anything)」というメッセージとともに、女の子たちの夢や想像力をかき立てたことが大きな理由です。
Q: バービー人形は時代とともにどのように変化してきましたか?
A: 発売当初の画一的なブロンド美人像から、時代ごとの社会や文化の変化を反映し、多様性を重視する方向へと進化してきました。人種や体型、髪型、肌の色などが異なる様々なタイプのバービーが登場し、車椅子に乗ったバービーや義足のバービーなども発売されています。また、宇宙飛行士や科学者、大統領候補など、多様な職業に就くバービーを通じて、女の子たちにインスピレーションを与え続けています。
感謝を伝える語呂合わせ: サンキューの日
日付の「サン(3)キュー(9)」という語呂合わせから、日頃の感謝の気持ちを伝える日とされています。
Q: なぜ3月9日が「サンキューの日」と呼ばれるのですか?
A: 英語の「Thank You」の発音と、日本語の「3(さん)9(きゅう)」の語呂合わせに由来します。覚えやすく親しみやすいことから、感謝の気持ちを伝える日として提唱されています。特定の制定団体はありませんが、広く一般に浸透しています。
Q: 「サンキューの日」はどのように過ごすのが良いですか?
A: 特に決まった過ごし方はありませんが、家族や友人、同僚、恋人など、普段お世話になっている人や大切な人に、改めて「ありがとう」の気持ちを言葉や行動で伝える良い機会です。手紙やメッセージカードを送ったり、ちょっとしたプレゼントを贈ったり、直接会って感謝の言葉を伝えたりするのも素敵です。
Q: 感謝を伝えることにはどのような良い効果がありますか?
A: 感謝を伝える側も伝えられる側も、幸福感やポジティブな気持ちが高まると言われています。人間関係が円滑になったり、信頼感が深まったりする効果も期待できます。また、感謝の気持ちを持つことで、自分自身の精神的な充足感にもつながると考えられています。
健康チェックのきっかけ: 脈の日
「みゃ(3)く(9)」の語呂合わせから、脳卒中や心臓病の予防のため、脈拍のセルフチェックを啓発する日です。
Q: なぜ3月9日が「脈の日」なのですか?
A: 日付の「みゃ(3)く(9)」という語呂合わせにちなんで、NPO法人日本脳卒中協会と、一般社団法人日本不整脈心房細動学会が2017年に共同で制定しました。
Q: 「脈の日」制定の目的は何ですか?
A: 心臓の拍動リズムが不規則になる不整脈の一種「心房細動」は、脳梗塞の大きな原因となりますが、自覚症状がない場合も多いです。この記念日を通じて、定期的に自分の脈をチェックする習慣を広め、心房細動の早期発見と適切な治療につなげ、脳卒中を予防することを目的としています。
Q: 自分で脈を測る際のポイントは何ですか?
A: 手首の親指側にある動脈(橈骨動脈)に、反対側の手の指(人差し指・中指・薬指の3本)を軽く当てて測ります。1分間あたりの脈拍数だけでなく、脈のリズムが一定かどうか(トントンと規則正しいか、バラバラで不規則か)を確認することが重要です。もし不規則な脈を感じたら、早めに医療機関を受診することが推奨されます。
ガンダムファンに親しまれる語呂合わせ: ザクの日
「ザ(3)ク(9)」の語呂合わせから、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場する人気モビルスーツ「ザク」を記念するファンの日とされています。
Q: なぜ3月9日が「ザクの日」と呼ばれるのですか?
A: 日付の「ザ(3)ク(9)」という語呂合わせが由来です。アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズに登場する象徴的なモビルスーツ(ロボット)「ザク」の名前と一致することから、ファンによって自然発生的に提唱され、親しまれるようになった記念日です。公式に制定されたものではありません。
Q: ザクとはどのようなモビルスーツですか?
A: 『機動戦士ガンダム』に登場する「ジオン公国軍」の主力モビルスーツです。緑色のカラーリングと単眼のカメラアイ(モノアイ)が特徴的な、いわゆる「やられメカ」の代表格ですが、その無骨で量産機らしいデザインや、劇中での様々なバリエーション、搭乗するパイロットたちのドラマなどが人気を集めています。
Q: なぜザクは多くのファンに愛されているのですか?
A: 主役機であるガンダムとは対照的な、量産型兵器としてのリアリティや悲哀、カスタマイズ性の高さなどが魅力とされています。また、シャア・アズナブル専用ザクをはじめ、エースパイロットが搭乗するカスタム機も多く、キャラクター性も豊かです。プラモデル(ガンプラ)の定番としても、長年にわたり幅広い層から支持されています。