3月10日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
平和への誓い: 東京都平和の日
東京都が1990年(平成2年)7月に「東京都平和の日条例」で制定。
Q: なぜ3月10日が東京都平和の日なのですか?
A: 1945年3月10日の東京大空襲で、一夜にして多くの尊い命が奪われた歴史的事実を忘れないためです。この甚大な被害を記憶し、平和の尊さをかみしめ、二度と戦争の惨禍を繰り返さないという決意を込めて、この日が選ばれました。
Q: 東京都平和の日条例はどのような目的で制定されましたか?
A: この条例は、東京大空襲をはじめとする戦災で亡くなられた方々を追悼し、その犠牲の上に築かれた現在の平和と繁栄に感謝するとともに、平和の意義を確認し、都民全体の平和意識を高めることを目的としています。
甘さの語呂合わせ: 砂糖の日
「さ(3)とう(10)」(砂糖)と読む語呂合わせから、「お砂糖“真”時代」推進協議会が2014年(平成26年)度に制定。
Q: 砂糖の日はどのような目的で制定されたのですか?
A: 砂糖が私たちの食生活や健康に不可欠なエネルギー源であることや、料理をおいしくしたり、食品の保存性を高めたりする多様な機能を持っていることを再認識してもらう目的があります。砂糖に対する正しい知識を普及させ、その価値を見直す機会とするために制定されました。
Q: 「お砂糖“真”時代」推進協議会とはどのような団体ですか?
A: 砂糖の製造・販売に関わる企業や団体などが参加し、砂糖に関する正確な情報の提供や、消費拡大に向けた啓発活動などを行っている団体です。「“真”時代」という言葉には、砂糖の真の価値を伝えたいという思いが込められていると考えられます。
ユニークな語呂合わせ: サボテンの日
「サ(3)ボテン(ten=10)」と読む語呂合わせから。世界一の栽培面積を誇るサボテン園を経営する株式会社岐孝園が制定。

Q: サボテンの日はどのような目的で制定されましたか?
A: 乾燥地帯で生き抜く生命力や、独特の形状、美しい花など、サボテンが持つ多様な魅力を多くの人に知ってもらい、サボテン栽培の楽しさや、観賞する喜びを広めることを目的としています。
Q: 制定した株式会社岐孝園について教えてください。
A: 株式会社岐孝園は、岐阜県瑞穂市に拠点を置く、サボテンと多肉植物の生産・卸売・小売を行う企業です。広大な敷地面積を持つサボテン専門の農園を運営しており、多種多様なサボテンを扱っています。
Q: 日本でサボテンはいつ頃から栽培されていますか?
A: 正確な記録は難しいですが、一説には江戸時代後期に観賞用としてオランダから持ち込まれたのが始まりとも言われています。本格的に栽培が広まったのは明治時代以降と考えられています。
爽快感の語呂合わせ: ミントの日
「ミ(3)ント(10)」と読む語呂合わせから。クラシエフーズ株式会社(当時:カネボウフーズ株式会社)が2000年(平成12年)12月に制定。
Q: ミントの日はなぜ制定されたのですか?
A: ミント特有の清涼感や爽やかな香りの魅力を広くアピールし、ミント味の菓子や食品、歯磨き粉などの関連商品をPRすることを目的として制定されました。特に制定した企業がミント系のタブレット菓子などを扱っているため、販売促進の意味合いも大きいと考えられます。
Q: ミントにはどのような種類や効能がありますか?
A: ペパーミントやスペアミントなどが有名で、世界中に多くの種類が存在します。主な効能としては、リフレッシュ効果、消化促進、鎮静作用、抗菌作用などがあると言われ、ハーブティーやアロマテラピー、料理など幅広く利用されています。
旬と語呂合わせのお菓子: たけのこの里の日
「たけのこ」の旬が3月からで、また「さ(3)と(10)」(里)と読む語呂合わせから。チョコレート菓子「たけのこの里」を発売する株式会社明治が制定。
Q: なぜ「たけのこの里の日」は旬と語呂合わせの組み合わせなのですか?
A: 「さ(3)と(10)」という覚えやすい語呂合わせに加えて、商品名にもなっている「たけのこ」が実際に旬を迎えるのが春、特に3月頃からであるためです。この二つの要素を結びつけることで、記念日としての親しみやすさと、春の訪れを感じさせる季節感を同時にアピールする狙いがあると考えられます。
Q: 「たけのこの里」はいつから販売されていますか?
A: 株式会社明治から1979年(昭和54年)に発売されました。長年にわたり多くの人々に愛されているロングセラーのチョコレートスナック菓子で、「きのこの山」と共に人気を二分しています。
Q: 「たけのこの里」の名前の由来は何ですか?
A: 商品の形が、春に旬を迎える筍(たけのこ)に似ていることから名付けられました。チョコレートとクッキーの組み合わせで、里山の風景や温かさをイメージさせるネーミングとなっています。
地域の担い手に感謝: 農山漁村女性の日
農林水産省の婦人・生活課が1988年(昭和63年)に制定。農山漁村における女性の地位向上や、その役割の重要性を考える日です。
Q: なぜ3月10日が農山漁村女性の日なのですか?
A: この時期が、多くの地域で農作業が本格的に始まる前の時期にあたり、比較的時間が取りやすいこと、また、国際女性デー(3月8日)とも近いことから、農山漁村で活躍する女性の役割や貢献について考え、地位向上を図るのに適した日として選ばれました。
Q: この日は具体的にどのようなことが行われますか?
A: 全国の地方公共団体や農業関連団体などが中心となり、農山漁村で活躍する女性リーダーの表彰、研修会、シンポジウム、交流イベントなどを開催し、女性たちの意欲向上やネットワークづくりを支援しています。
港町のシンボルを巡る: 横浜三塔の日
「さん(3)とう(10)」の語呂合わせから。横浜の歴史的建造物であるキング(神奈川県庁本庁舎)、クイーン(横浜税関)、ジャック(横浜市開港記念会館)の「横浜三塔」の魅力を伝え、街の活性化を図る日です。
Q: 横浜三塔とは具体的にどのような建物ですか?
A: それぞれ特徴的な塔を持つ横浜の代表的な歴史的建造物です。「キング」は帝冠様式の重厚な神奈川県庁本庁舎、「クイーン」はイスラム風ドームが美しい横浜税関、「ジャック」は赤レンガと時計台が特徴的な横浜市開港記念会館を指します。これらは港横浜のシンボルとして親しまれています。
Q: 横浜三塔の日には何か特別なイベントがありますか?
A: この日やその周辺期間には、三塔が同時にライトアップされたり、普段は公開されていない内部が特別公開されたり、三塔を巡るスタンプラリーやウォーキングツアーなどが企画されることがあります。また、三塔が見えるスポットを巡ると願いが叶うという都市伝説も有名です。