3月15日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
近代靴産業の始まり: 靴の記念日
日本靴連盟が1932年(昭和7年)に制定。1870年(明治3年)のこの日、実業家の西村勝三が東京・築地に日本初の西洋靴の工場「伊勢勝造靴場」を開設したことにちなんでいます。

Q: なぜ3月15日が靴の記念日なのですか?
A: 1870年(明治3年)3月15日に、実業家の西村勝三が築地に設立した「伊勢勝造靴場」で、日本で初めての本格的な西洋靴の製造が始まった日だからです。この工場設立が、日本の近代的な靴産業の幕開けとされています。
Q: 伊勢勝造靴場はどのような目的で作られたのですか?
A: 主な目的は、明治政府の富国強兵策の一環として、陸軍の兵士が履くための軍靴を製造することでした。これにより、従来の草鞋(わらじ)などに代わる、丈夫で機能的な履物が求められるようになったのです。
Q: 日本靴連盟とはどのような団体ですか?
A: 日本の靴の製造業者や卸売業者、小売業者などが加盟する業界団体です。靴産業の健全な発展や技術向上、消費者への情報提供などを目的として活動しており、この記念日の制定もその活動の一環です。
未来への扉を開いた祭典: 万国博デー
1970年(昭和45年)のこの日、大阪府吹田市で開催された「日本万国博覧会」(大阪万博、EXPO’70)の一般入場が開始されました。アジアで初めて開催された国際博覧会です。
Q: 日本万国博覧会(大阪万博)とはどのようなイベントでしたか?
A: 「人類の進歩と調和」をテーマに掲げ、世界77カ国が参加した大規模な国際博覧会です。1970年3月15日から9月13日までの183日間開催され、総入場者数は約6421万人という驚異的な記録を打ち立てました。
Q: 万博開催の目的は何だったのですか?
A: 第二次世界大戦後の日本の復興と高度経済成長の成果を国内外に示すとともに、国際親善、文化交流、科学技術の発展を促進することが主な目的でした。日本の国際社会における地位向上にも大きく貢献したと言われています。
Q: 大阪万博で特に印象的だったものは何ですか?
A: 芸術家の岡本太郎が制作した巨大な「太陽の塔」は、万博のシンボルとして今も多くの人に記憶されています。また、アメリカ館に展示された「月の石」や、ソ連館、各国の特色あるパビリオン、そして「動く歩道」や電気自動車といった未来を感じさせる展示も大きな話題となりました。
ヒッチコックの名作を讃える: サイコの日
映画配給会社の20世紀フォックスが制定。「サ(3)イ(1)コ(5)」と読む語呂合わせから。映画監督アルフレッド・ヒッチコックの代表作であるスリラー映画『サイコ』を讃えて制定されました。
Q: なぜ「サイコの日」が制定されたのですか?
A: 「サ(3)イ(1)コ(5)」という語呂合わせにちなんで、映画史に残る傑作スリラー『サイコ』とその監督アルフレッド・ヒッチコックの功績を称えるために、配給会社によって制定されたと考えられます。映画のプロモーションや再評価のきっかけとする意図もあったかもしれません。
Q: 映画『サイコ』はどのような作品ですか?
A: 1960年に公開されたアメリカのモノクロスリラー映画で、アルフレッド・ヒッチコック監督のキャリアの中でも特に有名な作品の一つです。衝撃的なストーリー展開や、有名なシャワーシーンの演出、不安を煽る音楽などが高く評価され、後の映画に計り知れない影響を与えました。
Q: アルフレッド・ヒッチコック監督について教えてください。
A: 「サスペンスの神様」と称される、イギリス出身の伝説的な映画監督です。『鳥』、『めまい』、『裏窓』など、数多くの傑作を生み出し、観客の心理を巧みに操る演出で世界中の人々を魅了しました。『サイコ』は、彼のスリラー表現の頂点を示す作品とも言われています。
消費者の権利を守る国際デー: 世界消費者権利デー (World Consumer Rights Day)
消費者の権利意識向上と権利保護を訴える国際的な記念日です。国際的な消費者団体であるコンシューマーズ・インターナショナル(CI)が1983年に提唱しました。
Q: なぜ3月15日が世界消費者権利デーなのですか?
A: 1962年3月15日に、当時のアメリカ大統領ジョン・F・ケネディが連邦議会において「消費者の利益の保護に関する特別教書」を発表したことに由来します。この教書で「安全への権利」「情報を与えられる権利」「選択をする権利」「意見を反映させる権利」という消費者の4つの基本的権利が提唱されました。
Q: この日にはどのような活動が行われますか?
A: 世界中の消費者団体が、毎年特定のテーマを掲げてキャンペーン活動を展開します。講演会、セミナー、展示会、消費者問題に関する調査報告の発表、政府や企業への提言などが行われ、消費者の権利擁護と意識向上を目指します。
Q: 消費者の権利を守ることはなぜ重要ですか?
A: 安全でない商品や不公正な取引から消費者を守り、誰もが安心して商品やサービスを利用できる社会を築くために不可欠です。また、消費者が適切な情報を得て賢い選択をすることで、健全な市場経済の発展にも繋がります。