3月16日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
日本の自然保護制度の始まり: 国立公園指定記念日
1934年(昭和9年)のこの日、日本の国立公園制度が始まり、内務省(当時)によって最初の国立公園として瀬戸内海、雲仙(現在の雲仙天草国立公園)、霧島(現在の霧島錦江湾国立公園)の3か所が指定されました。
Q: なぜこの3地域が日本初の国立公園に選ばれたのですか?
A: これらの地域は、それぞれが日本の自然景観を代表する特徴を持っていたためです。瀬戸内海は多島美と穏やかな海の風景、雲仙は火山活動と温泉地としての景観、霧島は雄大な火山群と高原の自然美が評価されました。これらは国土を代表する優れた自然の風景地として保護・利用を図るにふさわしいと判断されたのです。
Q: 国立公園を制定する目的は何ですか?
A: 主な目的は、日本を代表する優れた自然の風景地を保護し、後世に引き継ぐことです。同時に、その自然環境の中で人々が憩い、学び、自然に親しむための利用を促進することも目的としています。自然保護と持続可能な利用の両立を目指す制度です。
Q: 現在、日本には国立公園はいくつありますか?
A: 2024年現在、日本には34の国立公園があります。北は北海道から南は沖縄まで、多様な自然環境が国立公園として指定され、保護・管理されています。
春の訪れと豊作祈願の風習: 十六団子の日
主に東北地方や北陸地方の一部で見られる民俗行事の日です。春になり、冬の間山にいたとされる田の神様が里に下りてきて、田んぼの仕事を見守り始めるとされる日に、16個のお団子をお供えして神様を迎えます。

Q: なぜ16個のお団子をお供えするのですか?
A: はっきりとした理由は定かではありませんが、いくつかの説があります。一つは、昔の人が指を折って数を数える際に、両手の指10本と両足の指10本(または足指を6本と数える方法)から「十六」という数字が神聖な数、あるいは「たくさん」を表す区切りの良い数と考えられたためという説。また、この日に下りてくる田の神様の数が16柱であるとする伝承に基づいているという説もあります。
Q: 田の神様はどのような存在と考えられていますか?
A: 田の神様(たのかみさま)は、稲作を守り、豊穣をもたらしてくれると信じられている農耕神です。春に山から里へ下りてきて田んぼに宿り、稲の成長を見守り、秋の収穫が終わると再び山へ帰っていくと考えられています。地域によって「作神様(さくがみさま)」「農神様(のうがみさま)」などとも呼ばれます。
Q: 十六団子の風習は今でも続いていますか?
A: この風習が伝わる地域では、今でも各家庭や地域ごとに行われている場合があります。ただし、生活様式の変化などにより、昔ほど盛んではなくなっている地域もあるようです。団子の作り方やお供えの仕方にも、地域や家庭による違いが見られます。
企業の健全性を見直す語呂合わせ: 財務の日
「ざ(3)い(1)む(6)」(財務)と読む語呂合わせと、所得税確定申告の期限である3月15日の翌日であることから制定された記念日です。企業が自社の財務状態を正確に把握し、健全な経営を行うことの重要性を再認識する日とされています。
Q: なぜ確定申告の翌日が財務の日なのですか?
A: 個人事業主やフリーランスなどが所得税の確定申告を終える3月15日の翌日とすることで、一区切りついたタイミングで、今度は企業自身が自社の財務状況(収益、費用、資産、負債など)に目を向け、年度末に向けてしっかりと管理・分析しましょう、という意識喚起の意味合いがあると考えられます。
Q: 企業にとって財務管理はなぜ重要なのでしょうか?
A: 企業の経営状態を数字で正確に把握することは、適切な経営判断を下すための基礎となります。資金繰りの管理、投資計画の策定、コスト削減、リスク管理など、あらゆる経営活動において財務情報は不可欠です。また、金融機関からの融資や株主・投資家からの信頼を得る上でも、健全な財務状態を示すことが重要になります。
Q: この記念日は誰によって制定されたのですか?
A: 財務・会計システムや経営支援サービスなどを提供する株式会社ミロク情報サービスが、企業の財務力向上を啓発する目的で制定しました。