3月17日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
少年漫画の歴史を変えた日: 漫画週刊誌の日
1959年(昭和34年)のこの日、日本初の少年向け週刊誌である講談社の『週刊少年マガジン』と小学館の『週刊少年サンデー』が同時に創刊されました。

Q: なぜこの日に2つの少年週刊誌が同時に創刊されたのですか?
A: 当時の子どもたちの間で人気だったのは月刊の漫画雑誌でしたが、より早いペースで物語を届けたいという出版社(講談社と小学館)の思惑がありました。両社がライバルとしてほぼ同時期に週刊誌発行の企画を進めた結果、偶然にも同じ発売日になったと言われています。これは日本の漫画史における大きな出来事でした。
Q: 週刊漫画誌の登場は、漫画文化にどのような影響を与えましたか?
A: 物語の展開スピードが格段に上がり、読者を毎週惹きつける連載形式は、大きな人気と熱狂を生み出しました。これにより漫画市場が急速に拡大し、多くの才能ある新人漫画家が登場するきっかけにもなりました。日本の漫画が世界に誇る文化へと発展する上で、非常に重要な役割を果たしたと言えます。
Q: 画像のキャラクターは何の漫画を読んでいますか?
A: 画像の説明には「週刊少年サンデーで連載されていた漫画を読む」とありますが、具体的な作品名までは特定できません。しかし、『週刊少年サンデー』は創刊以来、数多くの名作やヒット作を生み出してきた雑誌であり、描かれているキャラクターもその歴史の一部を楽しんでいるのかもしれません。
緑に染まるアイルランドの祝祭: 聖パトリックの祝日 (St. Patrick’s Day)
アイルランドにキリスト教を広め、「アイルランドの守護聖人」として敬われる聖パトリックの命日(461年頃)とされる日です。カトリック教会における聖人の記憶日(聖名祝日)であり、アイルランド共和国の祝祭日となっています。
Q: 聖パトリックはどのような人物だったのですか?
A: 5世紀頃にアイルランドでキリスト教(カトリック)を布教したとされる人物です。もともとはブリトン人(現在のイギリスの一部出身)で、若い頃にアイルランドに奴隷として連れてこられた経験を持ちます。後に脱出して聖職者となり、再びアイルランドに戻って精力的に布教活動を行い、多くの人々をキリスト教に導いたと伝えられています。
Q: なぜこの日は緑色がシンボルカラーなのですか?
A: 緑色はアイルランドが「エメラルドの島」と呼ばれるように、国の象徴的な色であるためです。また、聖パトリックがキリスト教の「三位一体」(父なる神、子なるキリスト、聖霊)の教義を説明する際に、アイルランドの国花でもある三つ葉のシャムロック(クローバー)を用いたという伝説があり、そのシャムロックの色が緑色であることに由来します。そのため、この日は人々は緑色の服や小物を身につけて祝います。
Q: アイルランド以外ではどのように祝われていますか?
A: アイルランド移民が多いアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどを中心に、世界各地で盛大に祝われています。特にアメリカのシカゴでは川を緑色に染めるイベントが有名で、ニューヨークなどでも大規模なパレードが行われます。各地のアイリッシュパブなどもこの日は特別に賑わいます。
ご先祖様に思いを馳せる始まり: 彼岸の入り
春のお彼岸が始まる日です。お彼岸は、春分の日を「中日(ちゅうにち)」として、その前後3日間、合計7日間の期間を指します。この日から、ご先祖様の供養やお墓参りをする習慣が始まります。
Q: お彼岸とはどのような期間ですか?
A: 仏教の考え方に基づく期間で、私たちがいる迷いや煩悩の世界である「此岸(しがん)」から、悟りの境地である「彼岸(ひがん)」へ到達するための修行を行う期間とされています。日本では、この期間にご先祖様への感謝の気持ちを込めてお墓参りをし、供養を行うという大切な習慣が古くから根付いています。
Q: なぜ春分の日を中心にお彼岸があるのですか?
A: 春分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる特別な日です。仏教では、阿弥陀如来のいる極楽浄土は西方にあるとされており、太陽が真西に沈むこの日は、彼岸(あの世)と此岸(この世)が最も通じやすい日と考えられました。そのため、先祖供養を行うのに最も適した時期とされています。(秋分の日も同様の理由で秋のお彼岸があります。)
Q: お彼岸には具体的に何をしますか?
A: 一般的には、家族でお墓参りに行き、お墓とその周りをきれいに掃除し、新しいお花やお線香、故人が好きだった食べ物やお菓子などをお供えします。また、自宅にある仏壇にも同様にお供えをし、手を合わせてご先祖様に感謝と報告をします。お供え物としては、春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」が定番ですが、どちらも基本的には同じものです。