3月30日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
歴史シミュレーションゲームの金字塔: 信長の野望の日
ゲームソフト開発会社の株式会社コーエーテクモゲームスが2013年(平成25年)に制定。1983年(昭和58年)のこの日、同社の歴史シミュレーションゲーム『信長の野望』第一作が発売されたことを記念しています。

Q: 『信長の野望』とはどのようなゲームですか?
A: プレイヤーが戦国時代の日本の大名(主に織田信長をはじめとする群雄)の一人となり、内政(領地開発、富国強兵)や外交、合戦などを通じて、日本全国の統一を目指す歴史シミュレーションゲームです。戦略性の高さと、歴史上の人物が多数登場する点が人気を集めています。
Q: なぜ『信長の野望』はこれほど長く愛されているのですか?
A: 日本の戦国時代という人気の高いテーマを扱っていることに加え、シリーズを重ねるごとにシステムが進化し、グラフィックも向上するなど、常に新しい面白さを提供し続けているためです。また、プレイヤーが歴史の「もしも」を体験できる自由度の高さや、登場する武将たちの個性的な能力設定なども、多くのファンを魅了し続ける要因となっています。
Q: 初代『信長の野望』はどのようなプラットフォームで発売されたのですか?
A: 1983年に発売された第一作は、当時の代表的なパーソナルコンピュータ(PC-8801、FM-7、MZ-2000など)向けに開発・販売されました。その後、様々な家庭用ゲーム機にも移植され、幅広い層にプレイされるようになりました。
アスリートを支える食の知識: スポーツ栄養の日
スポーツニュースや関連情報を提供する株式会社日刊スポーツ新聞社が制定。同社が運営するスポーツ栄養サイト「アスレシピ」をより多くの人に知ってもらい、活用してもらうことが目的とされています。
Q: 「アスレシピ」とはどのようなサイトですか?
A: アスリートやスポーツをする人のための食事・栄養情報を提供するウェブサイトです。パフォーマンス向上、疲労回復、体づくりなどを目的としたレシピや、スポーツ栄養学に基づいた専門家のアドバイス、トップアスリートの食生活に関するインタビュー記事などが掲載されています。
Q: スポーツ栄養はなぜ重要なのでしょうか?
A: 運動に必要なエネルギー源を確保し、トレーニング効果を最大限に引き出すために不可欠です。適切な栄養摂取は、筋肉の修復や成長を助け、怪我の予防や早期回復にも繋がります。また、集中力や持久力を維持し、試合で最高のパフォーマンスを発揮するためにも、日々の食事が重要な役割を果たします。
Q: この記念日制定にはどのような背景がありますか?
A: 健康志向の高まりや、トップアスリートの活躍により、一般の人々の間でもスポーツと栄養の関係に対する関心が高まっていることが背景にあると考えられます。日刊スポーツ新聞社が「アスレシピ」を通じて蓄積してきた情報やノウハウを広く共有し、スポーツをするすべての人々の健康とパフォーマンス向上に貢献したいという思いがあるのでしょう。
スポーツの聖地、誕生: 国立競技場落成記念日
1958年(昭和33年)のこの日、東京・明治神宮外苑に「国立霞ヶ丘陸上競技場」(通称:国立競技場、旧国立競技場)が完成し、盛大な落成式が行われました。
Q: 旧国立競技場はどのような目的で建設されたのですか?
A: 主な目的は、同年に開催された第3回アジア競技大会のメイン会場として使用することでした。また、将来的なオリンピック招致も見据え、日本のスポーツ界を代表する国際的な競技施設として計画されました。
Q: 旧国立競技場ではどのような歴史的なイベントが開催されましたか?
A: 1964年の東京オリンピックでは、開会式・閉会式、陸上競技、サッカー決勝、馬術(大賞典障害飛越)の会場となり、世界中の人々に感動を与えました。その後も、陸上競技の日本選手権や国際大会、サッカーの天皇杯決勝や高校選手権決勝、ラグビーの大学選手権決勝や日本選手権など、数多くの重要なスポーツイベントが開催され、「スポーツの聖地」として親しまれました。
Q: 現在の国立競技場とは違うのですか?
A: はい、旧国立競技場は2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、2015年に解体されました。その跡地に、建築家の隈研吾氏が設計に携わった新しい「国立競技場」が建設され、2019年に完成しました。旧競技場の歴史と記憶を受け継ぎつつ、最新の設備を備えたスタジアムとして生まれ変わっています。
年度末の感謝と労い: 妻がうるおう日
ヨーグルトやチョコレートなどの食品で知られる株式会社明治が制定。年度末にあたるこの時期に、主婦(妻)のこの一年間の努力を称え、「家のこと、いつもありがとう。これからは自分のために時間を使ったり、好きなことを楽しんだりしてね」という感謝と労いの気持ちを伝える日とされています。
Q: なぜ明治がこの記念日を制定したのですか?
A: 同社は、美容や健康に関心のある女性をターゲットとしたヨーグルト製品などを販売しています。この記念日を通じて、家事や育児などで忙しい日々を送る女性(妻)に、自分自身を大切にし、「うるおい」のある生活を送ってもらいたいというメッセージを発信し、自社製品のイメージ向上や購買促進につなげる狙いがあると考えられます。
Q: どのような形で感謝を伝えるのが良いでしょうか?
A: 直接「いつもありがとう」と言葉で伝えることが基本ですが、花束やちょっとしたプレゼントを贈る、家事を代わってあげる、二人で食事に出かける、一人の時間を作ってあげるなど、相手への感謝と労いの気持ちが伝わる形であれば、どのような方法でも良いでしょう。大切なのは、日頃の頑張りを認め、感謝していることを伝えることです。
Q: 制定の背景にはどのような社会状況がありますか?
A: 共働き世帯が増加しているとはいえ、依然として家事や育児の負担が女性(妻)に偏りがちな家庭も少なくありません。年度末という区切りの良いタイミングで、そうした日々の努力に光を当て、感謝の気持ちを表すことの重要性を社会的に喚起する意義があると考えられます。
パリの象徴、完成の日: エッフェル塔の日
1889年のこの日、フランス・パリのシャン・ド・マルス公園に、パリ万国博覧会(1889年)のために建設されたエッフェル塔が落成しました。
Q: エッフェル塔はなぜ建設されたのですか?
A: 1889年のパリ万国博覧会の開催に合わせて、フランス革命100周年を記念するモニュメントとして建設されました。コンペティションでギュスターヴ・エッフェル社の設計案が採用され、当時の鉄骨建築技術の粋を集めて建てられました。
Q: 建設当初、エッフェル塔はどのように評価されていましたか?
A: 実は、建設当時はその斬新すぎるデザインや巨大さから、「醜悪な鉄の塊」「パリの景観を損なう」などと、多くの芸術家や文化人から激しい批判を受けました。しかし、万博が始まると多くの来場者を集め、次第にパリの新しいシンボルとして受け入れられていきました。
Q: 現在のエッフェル塔はどのような役割を担っていますか?
A: パリを代表する最も有名な観光名所であり、世界中から多くの観光客が訪れます。展望台からはパリ市街を一望でき、夜には美しくライトアップされます。また、現在もテレビやラジオの電波塔としての重要な役割も担っています。