11月7日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
立冬の頃、心も体も温まる: 鍋の日
鍋つゆなどを製造・販売するヤマキ株式会社が制定。日付は、この日が二十四節気の「立冬」(りっとう:暦の上で冬が始まる日、例年11月7日頃)にあたることが多く、冬の訪れを感じて鍋料理が恋しくなる頃であることから。

Q: なぜヤマキ株式会社が制定したのですか?
A: 同社は鍋物用のつゆやだし製品を多数販売しており、鍋料理の需要が高まる時期に合わせて記念日を設けることで、鍋料理の魅力や手軽さをアピールし、自社製品の販売促進につなげることを目的としていると考えられます。
Q: 鍋料理にはどのような魅力がありますか?
A: 具材を切って煮込むだけで手軽に作れ、野菜や肉、魚など様々な食材をバランス良く摂れる点、一つの鍋を家族や友人と囲むことでコミュニケーションが深まる点、体が温まり心も満たされる点などが魅力です。味付けや具材の組み合わせで無限のバリエーションが楽しめます。
Q: 日本各地にはどのようなご当地鍋がありますか?
A: 北海道の「石狩鍋」(鮭と味噌)、秋田の「きりたんぽ鍋」、茨城の「あんこう鍋」、福岡の「もつ鍋」や「水炊き」、京都の「湯豆腐」などが有名です。その土地ならではの食材や味付けが楽しめます。
「いい(11)もつな(7)べ」でスタミナ満点: もつ鍋の日
もつ鍋などの食肉加工品を製造・販売する株式会社丸協食産(福岡県)が制定。日付は、この日が「立冬」になることが多いことと、「いい(11)もつな(7)べ」(良いもつ鍋)と読む語呂合わせから。
Q: なぜ丸協食産が制定したのですか?
A: 同社がもつ鍋セットなどを主力商品としていることから、博多名物として全国的に人気の高まっているもつ鍋の魅力をさらに広め、家庭での消費を促進し、自社製品の販売拡大につなげることを目的としていると考えられます。
Q: 「もつ」とはどこの部位ですか?
A: 主に牛や豚の小腸や大腸などの内臓(ホルモン)のことを指します。独特の食感と旨味があり、コラーゲンやビタミン、ミネラルなども含まれています。
Q: もつ鍋の代表的な味付けや具材は?
A: 醤油ベースや味噌ベースのスープが主流です。具材は、主役のもつ(牛が多い)の他に、キャベツ、ニラが定番で、豆腐、ごぼう、ニンニクスライス、唐辛子などもよく使われます。締めにちゃんぽん麺や雑炊を楽しむのも一般的です。
自分らしく輝く「いい(11)お(0)んな(7)」: いい女の日
エステティックサロンを運営する「たかの友梨ビューティクリニック」が制定。日付は「いい(11)お(0)んな(7)」(良い女)と読む語呂合わせから。女性たちが内面も外見も磨き、自分らしく輝くことを応援する日です。
Q: なぜ「たかの友梨」が制定したのですか?
A: エステティックを通じて女性の美と健康をサポートする企業として、すべての女性が自信を持って輝けるようにという願いを込め、美意識を高めるきっかけの日として制定したと考えられます。
Q: 「いい女」とはどのようなイメージですか?
A: この記念日における「いい女」とは、単に外見の美しさだけでなく、知性や品性、優しさ、自立心など、内面的な魅力も兼ね備え、自分らしい生き方をしている女性を指していると考えられます。目標を持って努力する姿や、周りの人への思いやりなども含まれるでしょう。
Q: この日はどのように過ごすのがおすすめですか?
A: 自分へのご褒美としてエステやマッサージを受けたり、新しいメイクやファッションに挑戦したり、スキルアップのための勉強を始めたりするのも良いでしょう。また、尊敬する女性や身近な素敵な女性に感謝の気持ちを伝える日にもなりそうです。
食卓の名脇役、その奥深さを知る: ソースの日
ウスターソース類などの製造業者で構成される一般社団法人・日本ソース工業会が制定。日付は、同会が任意団体として設立された1947年(昭和22年)11月7日であることと、日本の代表的なソースであるウスターソースのエネルギー量が100グラムあたり約117キロカロリーであることから、「いい(11)な(7)」の語呂合わせも兼ねています。
Q: なぜソースの記念日が制定されたのですか?
A: フライ料理、お好み焼き、たこ焼き、焼きそばなど、日本の食卓に欠かせない調味料であるソースの美味しさや、多様な種類・使い方を改めて認識してもらい、その消費を促進するとともに、業界の発展を図ることを目的としています。
Q: ウスターソース、中濃ソース、濃厚(とんかつ)ソースの違いは何ですか?
A: 主な違いは粘度(とろみ)と味です。ウスターソースは野菜や果実の繊維質が少なくサラッとしていてスパイシー。濃厚(とんかつ)ソースは繊維質が多くとろみがあり甘みが強い。中濃ソースはその中間の粘度と味付けです。地域によって好まれる種類が異なります。
Q: ソースはどのようにして作られるのですか?
A: 野菜(トマト、玉ねぎ、人参など)や果実(りんご、プルーンなど)を煮詰めたものに、砂糖、食塩、酢、香辛料などを加えて作られます。熟成させることで、複雑で深みのある味わいが生まれます。メーカーごとに独自のブレンドや製法があります。
袋麺の常識を変えた一杯: マルちゃん正麺の日
「マルちゃん」ブランドで知られる東洋水産株式会社が制定。日付は、同社の革新的な即席袋麺「マルちゃん正麺(せいめん)」が発売された2011年(平成23年)11月7日に由来します。
Q: なぜ「マルちゃん正麺」の発売日が記念日になったのですか?
A: 「マルちゃん正麺」は、独自の「生麺うまいまま製法」により、乾燥麺でありながら生麺のような本格的な食感と味わいを実現し、それまでの即席袋麺のイメージを覆しました。この商品の大ヒットは、袋麺市場全体の活性化につながる大きな出来事であったため、その誕生を記念しています。
Q: 「生麺うまいまま製法」とはどのような技術ですか?
A: 生麺を茹でずにそのまま乾燥させる特殊な製法(特許取得)です。これにより、麺内部の水分を保持したまま乾燥させることができ、茹でた時に生麺本来のなめらかさ、コシ、風味が再現されるとされています。
Q: 「マルちゃん正麺」にはどのような味がありますか?
A: 醤油味、味噌味、豚骨味、塩味、豚骨醤油味など、様々なラーメンの定番スープがラインナップされています。また、うどんや冷やし中華などのバリエーションも展開されています。
腸から元気に「いい(11)おなか(07)」: いいおなかの日
乳製品などを製造・販売するタカナシ乳業株式会社が制定。日付は「いい(11)おなか(07)」と読む語呂合わせから。お腹の健康、特に腸内環境を整えることの重要性を考える日です。
Q: なぜタカナシ乳業が制定したのですか?
A: 同社はヨーグルトなど、お腹の健康(腸活)に役立つとされる乳製品を製造・販売しており、腸内環境を整えることの大切さを啓発し、自社製品への関心を高める目的で制定したと考えられます。
Q: お腹の調子を整える「腸活」とは具体的に何をすればよいですか?
A: 腸内の善玉菌を増やすことがポイントです。善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌など)を含む発酵食品(ヨーグルト、納豆、キムチ、味噌など)や、善玉菌のエサとなる食物繊維(野菜、果物、海藻、きのこ、豆類、全粒穀物など)やオリゴ糖を積極的に摂取しましょう。また、適度な運動、十分な睡眠、ストレス管理も腸内環境に影響します。
Q: 腸内環境が整うとどんないいことがありますか?
A: 便通が改善されるだけでなく、免疫力の向上、肌質の改善、アレルギー症状の緩和、さらには精神的な安定(幸福感に関わるセロトニンの多くは腸で作られるため)など、全身の健康や美容に良い影響があると言われています。
知恵の象徴キュリー夫人の功績: キュリー夫人の日
ポーランド出身の物理学者・化学者であるマリ・キュリー(Marie Curie)が、1867年11月7日に生まれたことを記念する日です。彼女は放射線の研究で、女性として初めてノーベル賞を受賞(物理学賞)し、さらに別の分野(化学賞)でも受賞した唯一の人物です。(特定の制定団体はありません)
Q: マリ・キュリーはどのような研究でノーベル賞を受賞したのですか?
A: 1903年に、夫のピエール・キュリー、アンリ・ベクレルと共に、放射能の研究(ウランなどの元素が自然に放射線を放出する現象の発見)によりノーベル物理学賞を受賞しました。さらに1911年には、新しい放射性元素であるポロニウムとラジウムを発見し、ラジウムの単離に成功した功績により、単独でノーベル化学賞を受賞しました。
Q: 彼女の研究は社会にどのような影響を与えましたか?
A: 放射線の発見とその性質の研究は、原子物理学の発展に大きく貢献しました。また、ラジウムなどの放射性同位体は、がん治療(放射線療法)など医療分野への応用にも道を開きました。第一次世界大戦中には、レントゲン装置を搭載した車両(プチ・キュリー)で戦場を回り、負傷兵の治療にも貢献しました。
Q: 女性科学者のパイオニアとしての意義は何ですか?
A: 当時、女性が学術的な分野で活躍することが困難だった時代に、卓越した業績を上げ、2度のノーベル賞受賞という偉業を成し遂げたことは、後世の女性研究者たちに大きな勇気と希望を与えました。科学分野における女性の地位向上を象徴する存在です。