11月14日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
石の文化と技術を伝える: いい石の日
石材の加工・販売業者が多い山梨県甲府市の山梨県石材加工業協同組合が1999年(平成11年)に制定。日付は「いい(11)いし(14)」(良い石)と読む語呂合わせと、古来より石工職人(石材加工の職人)が崇敬してきた聖徳太子の命日が旧暦2月22日(または旧暦10月14日などの説もあり)とされ、その縁日として「太子講」が行われていたことにちなみます。
Q: いい石の日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 墓石、建築材、彫刻、宝飾品など、様々な形で私たちの生活や文化に関わってきた石材の魅力や価値を再認識し、石材加工技術の継承や石材産業の振興を図ることを目的としています。
Q: なぜ11月14日が「いい石の日」なのですか?
A: 「いい(11)いし(14)」(良い石)という覚えやすい語呂合わせと、石工職人が尊ぶ聖徳太子の命日(旧暦)に関連する「太子講」が行われていたことにちなんでいます。
Q: 山梨県はなぜ石材加工が盛んなのですか?
A: 山梨県は水晶の産地として古くから知られ、その加工技術(研磨、彫刻など)が発展してきました。その技術が他の石材加工にも応用され、宝飾品や印材、石材彫刻などの地場産業として根付いています。
暮らしを支える素材「いい(11)樹脂(14)」: いい樹脂の日
愛知県名古屋市に事務局を置くプラスチック製品製造業者の団体、中部日本プラスチック製品工業会が制定。日付は「いい(11)じゅし(14)」(良い樹脂)と読む語呂合わせから。
Q: いい樹脂の日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 軽量で加工しやすく、耐久性や機能性に優れたプラスチック(合成樹脂)製品が、自動車部品から家電製品、日用品、医療機器まで、現代社会のあらゆる場面で重要な役割を果たしていることを広くアピールし、その利用価値や技術への関心を高めることを目的としています。
Q: なぜ11月14日が「いい樹脂の日」なのですか?
A: 「いい(11)じゅし(14)」(良い樹脂)という、プラスチック製品の良さをストレートに表現した語呂合わせから、この日が選ばれました。14を「じゅし」と読ませるユニークな発想です。
Q: プラスチック製品と環境問題について、どのような取り組みがありますか?
A: プラスチックは便利な反面、海洋プラスチックごみ問題や、製造・廃棄時のCO2排出などが課題となっています。そのため、リサイクルの推進、植物由来のバイオマスプラスチックの開発、生分解性プラスチックの研究、プラスチック使用量の削減(3R:リデュース・リユース・リサイクル)など、持続可能な社会に向けた様々な取り組みが進められています。
人生後半を豊かに生きる「いい(11)とし(14)」: 盛人の日
中高年世代の交流や活動支援を行う団体「日本ベテランズ倶楽部」が2001年(平成13年)に制定。55歳を人生の後半(第二の人生)の新たなスタート地点と位置づけ、それを祝い、今後の人生をより豊かに、元気に過ごすことを奨励する日です。日付は「いい(11)とし(14)」(良い歳、良い年)と読む語呂合わせから。
Q: 盛人の日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 55歳を人生の節目と捉え、これまでの経験を活かしつつ、新しい目標や生きがいを見つけて、健康で充実した「盛んな」人生(第二の青春)を送ることを応援するために制定されました。
Q: なぜ11月14日が「盛人の日」なのですか?
A: 55歳からの人生を前向きに捉える「いい(11)とし(14)」(良い歳、良い年)という語呂合わせから、この日が選ばれました。
Q: 人生100年時代において、55歳以降の生き方はどのように考えられますか?
A: 平均寿命が延び、定年後も長い期間があります。健康寿命を延ばし、趣味や学び直し、地域活動やボランティア、あるいは新しい仕事など、自分らしい生きがいを見つけて活動的に過ごすことが、心身の健康を保ち、豊かな人生を送る上で重要と考えられています。
ふるさとの誕生を祝う: 埼玉県民の日
埼玉県が、県政100周年を記念して1971年(昭和46年)に制定した、県民のための記念日。日付は、1871年(明治4年)の廃藩置県に伴う府県統合によって、現在の埼玉県域に初めて「埼玉県」が誕生した日(旧暦のこの日にあたる新暦11月14日)に由来します。
Q: 埼玉県民の日は、どのような出来事を記念していますか?
A: 1871年(明治4年)に廃藩置県によって埼玉県が誕生したことを記念しています。
Q: 埼玉県という名前の由来は何ですか?
A: 県庁が置かれた埼玉郡(現在の行田市周辺)の名前に由来するとされています。「埼玉」の語源には諸説ありますが、「幸魂(さきたま)」から転じたという説や、地域の地形に由来するという説などがあります。
Q: 埼玉県民の日にはどのような行事がありますか?
A: 県内の多くの公立学校が休みになり、県営の公園や博物館、美術館などの施設が入場無料になったり、割引されたりします。また、県や各市町村で記念式典や地域の魅力を紹介するイベント、物産展などが開催されます。西武鉄道のフリーきっぷが人気で即完売することもあります。
ふるさとの誕生を祝う: 大分県民の日
大分県あすをつくる県民運動推進協議会が1976年(昭和51年)に制定。日付は、1871年(明治4年)の廃藩置県に伴う府県統合によって、日田県、杵築県、日出県、府内県、岡県、森県、臼杵県、佐伯県の8県が統合され、初めて「大分県」という名称の県が成立した日(旧暦のこの日にあたる新暦11月14日)に由来します。
Q: 大分県民の日は、どのような出来事を記念していますか?
A: 1871年(明治4年)に廃藩置県によって、日田県など8つの県を統合して大分県が成立し、「大分県」という名称が初めて使われたことを記念しています。
Q: 大分県という名前の由来は何ですか?
A: 古代の豊後国(ぶんごのくに)風土記に「大きな田(畔)があった」という記述に由来するという説や、「大分(おおきた)郡」という郡名から転じたという説などがあります。
Q: 大分県民の日にはどのような行事がありますか?
A: 県民の日を記念して、県有施設の無料開放や割引、講演会、地域の祭りやイベントなどが開催されることがあります。県民が郷土への愛着を深め、県の発展を考える日とされています。
賢く資産を育てる「いい(11)投資(14)」: いい投資の日
投資に関する情報サイト「LIMO(リーモ)」などを運営する株式会社ナビゲータープラットフォームが2017年(平成29年)に制定。日付は「いい(11)とうし(14)」(良い投資)と読む語呂合わせと、専門家の間で11月14日が投資を始めるのに適した日(年末に向けて市場が動く時期など)とされていることから。

Q: いい投資の日は、どのような目的で制定されましたか?
A: 将来に向けた資産形成の手段として「投資」への関心を高め、正しい知識を身につけて賢く投資を始めるきっかけを提供することを目的としています。
Q: なぜ11月14日が「いい投資の日」なのですか?
A: 「いい(11)投資(とうし=14)」という覚えやすい語呂合わせと、年末商戦やボーナス時期を前に投資戦略を考えるのに適した時期であることなどが理由として挙げられています。
Q: 投資を始める際に気をつけることは?
A: まず、投資には元本割れのリスクがあることを理解することが重要です。自分のリスク許容度(どれくらいのリスクなら受け入れられるか)を把握し、生活に影響のない範囲の余裕資金で行いましょう。一つの商品に集中せず、複数の資産に分散して投資すること(分散投資)や、長期的な視点でじっくりと資産を育てること(長期投資)が、リスクを抑える上で有効とされています。NISAやiDeCoなどの税制優遇制度を活用するのも良いでしょう。
健やかに歳を重ねる「いい(11)とし(14)」: 人生100年時代の日
「三ツ矢サイダー」や「カルピス」などを販売するアサヒ飲料株式会社が制定。日付は「いい(11)とし(14)」(良い歳、良い年)と読む語呂合わせから。長寿化が進む現代において、心身ともに健康で、自分らしく豊かな人生を送ること(ウェルビーイング)の重要性を考える日です。
Q: 人生100年時代の日を制定した目的は何ですか?
A: 「人生100年時代」という言葉が示すように、長くなった人生を最後まで健康で、生きがいを持って過ごすことへの関心を高め、そのための準備(健康維持、学び直し、社会とのつながりなど)を促すことを目的としています。同社の健康飲料などのPRも兼ねていると考えられます。
Q: なぜ11月14日が「人生100年時代の日」なのですか?
A: 健やかに歳を重ねることを肯定的に捉える「いい(11)とし(14)」(良い歳、良い年)という語呂合わせから、この日が選ばれました。「盛人の日」と同じ語呂合わせです。
Q: 健康で豊かな人生を送るために大切なことは?
A: バランスの取れた食事、適度な運動、質の高い睡眠といった基本的な生活習慣に加え、趣味や学び直しによる自己成長、家族や友人、地域社会との良好な関係、そして変化に対応できる柔軟な思考を持つことなどが重要と考えられています。経済的な備えも大切です。
パチンコの楽しさを伝える日: パチンコの日
一般社団法人 日本遊技関連事業協会(日遊協)が1979年(昭和54年)に制定。日付は、同協会が発足した全国遊技業協同組合連合会(全遊協)の設立年月日である1966年(昭和41年)11月14日に由来します。
Q: パチンコの日は、どのような目的で制定されましたか?
A: パチンコ・パチスロが大衆娯楽として親しまれている現状を踏まえ、業界の健全な発展と、ファンへの感謝を示すとともに、適度な遊技やのめり込み防止などを啓発する目的があると考えられます。
Q: なぜ11月14日が「パチンコの日」なのですか?
A: パチンコ業界の全国組織である全遊協(現在の日遊協の前身の一つ)が設立された日であることから、業界にとって記念すべき日として選ばれました。
Q: パチンコはいつ頃からあるのですか?
A: 大正時代にヨーロッパから伝わったピンボールゲームの一種「コリンズゲーム」が原型とされ、昭和初期に現在のパチンコに近い形が登場しました。戦後、庶民の娯楽として急速に普及し、技術の進歩とともに進化を続けてきました。