6月6日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
芸事始めは6歳の6月6日?: 楽器の日
一般社団法人・全国楽器協会(全楽協)が1970年(昭和45年)に制定。

Q: なぜ6月6日が「楽器の日」なのですか?
A: 昔から、習い事を始めるのは「6歳の6月6日」が良いという言い伝えがあったことに由来します。この慣わしにちなんで、全国楽器協会が、楽器の演奏や音楽に親しむきっかけの日として制定しました。
Q: なぜ「6歳の6月6日」が良いとされたのですか?
A: 指で数を数える際、6で小指を立てる形になることから、「子が立つ」=「独り立ちする」という縁起を担いだとされています。また、数を増やす最初の段階であることから、物事を始めるのに良い日と考えられたようです。
日本の伝統音楽に親しむ日: 邦楽の日
東京邦楽器商協会(現:東京邦楽器商工業協同組合)が1985年(昭和60年)に制定。
Q: なぜ6月6日が「邦楽の日」なのですか?
A: こちらも「楽器の日」と同様に、昔からの「6歳の6月6日に芸事を始めると上達する」という言い伝えにちなんで制定されました。日本の伝統音楽である邦楽の普及と発展を願う日です。
Q: 「邦楽」とは、具体的にどのような音楽ですか?
A: 日本の伝統的な音楽の総称です。雅楽、能楽、長唄、地歌、箏曲、尺八楽、民謡などが含まれます。使われる楽器も、箏(こと)、三味線、尺八、琵琶、太鼓、笛など、日本固有のものが多くあります。
華道のお稽古始めは6月6日?: いけばなの日
日本いけばな芸術協会は、1966年(昭和41年)に設立された。
Q: なぜ6月6日が「いけばなの日」とされるのですか?
A: 制定の経緯は明確ではありませんが、これも他の芸事と同様に、「6歳の6月6日に芸事を始めると良い」という習わしにちなんでいると考えられています。日本の伝統文化である「いけばな」に親しむ日とされています。
Q: 「いけばな」の魅力は何でしょうか?
A: 単に花を飾るだけでなく、枝や葉、花器との調和を考え、空間全体を使って自然の美しさや生命感を表現する芸術です。季節感や作者の感性を反映し、見る人の心に静けさや潤いを与えてくれます。流派によって様々なスタイルや哲学があります。
雨の季節の鳴き声!語呂合わせの日: かえるの日
日付はカエルの鳴き声「ケロ(6)ケロ(6)」と読む語呂合わせから。
Q: なぜ6月6日が「かえるの日」なのですか?
A: カエルの鳴き声である「ケロ(6)ケロ(6)」の語呂合わせから、この日が記念日として親しまれています。
Q: カエルはどのような生き物ですか?
A: カエルは両生類に分類され、幼生(オタマジャクシ)の時期は水中でエラ呼吸をし、成体になると陸上で肺呼吸をするようになります(皮膚呼吸も行います)。変温動物であり、昆虫などを主食としています。雨が降ると活発になり、繁殖期にはオスが鳴き声でメスを呼ぶ行動が見られます。
断面も数字も「6」!甘い記念日: ロールケーキの日
「小倉ロールケーキ研究会」(現:「6月6日はロールケーキの日実行委員会」)が制定。日付はロールケーキの「ロ(6)」と、ロールケーキの断面が「6」の字に見えることから。
Q: なぜ6月6日が「ロールケーキの日」なのですか?
A: 由来は二つあります。一つは、ロールケーキの「ロ」と数字の「6」をかけた語呂合わせです。もう一つは、ロールケーキを切った時の渦巻き模様の断面が、数字の「6」に見えることから、この日が選ばれました。
Q: ロールケーキにはどのような種類がありますか?
A: スポンジ生地で生クリームやカスタードクリーム、フルーツなどを巻いたものが一般的ですが、生地に抹茶やココアを混ぜ込んだり、クリームの代わりにジャムやチョコレートクリームを使ったりと、様々なバリエーションがあります。生地の巻き方にも、「の」の字巻きや「○」の字巻きなどがあります。
シャキシャキ食感!旬と形にちなむ日: らっきょうの日
岩下食品株式会社が制定。日付はこの時期がらっきょうの旬であり、漢字の「六」は根菜であるらっきょうが土の中で成長していくイメージがあること、数字の「6」がらっきょうの姿に似ていることなどから、「6」が並んだこの日に。
Q: なぜ6月6日が「らっきょうの日」なのですか?
A: 複数の理由があります。まず、6月はらっきょうの収穫時期であり、旬を迎えること。次に、漢数字の「六」が土の中で根を張るらっきょうのイメージに合うこと。そして、数字の「6」の丸みを帯びた形がらっきょうの球根の形に似ていることから、「6」が重なるこの日が選ばれました。
Q: らっきょうはどのように食べられていますか?
A: 甘酢漬けが最も一般的で、カレーライスの付け合わせ(福神漬けと並んで)としても定番です。独特のシャキシャキとした食感と、爽やかな風味が特徴です。その他、醤油漬け、塩漬け、キムチ漬けなどにしたり、天ぷらや炒め物の具材として使われたりもします。
Q: らっきょうの健康効果は?
A: らっきょう特有の匂いの成分である硫化アリル(アリシン)には、血行促進や疲労回復、殺菌作用などが期待されています。また、食物繊維も豊富に含まれており、腸内環境を整える効果も注目されています。
健康祈願の梅献上!紀州梅の日: 梅の日
1545年(天文14年)のこの日、京都・賀茂神社の例祭(葵祭)において、後奈良天皇が神事をされた際に梅が献上されたという故事にちなみ、和歌山県田辺市の「紀州梅の会」が制定。
Q: なぜ6月6日が「梅の日」なのですか?
A: 室町時代の1545年(天文14年)の旧暦6月6日に、深刻な日照りが続いたため、後奈良天皇が京都の賀茂神社に梅を献上して祈願したところ、恵みの雨が降ったという故事に由来します。この故事にちなんで、梅の産地である和歌山県の団体が制定しました。
Q: 梅にはどのような効能があると言われていますか?
A: 梅干しなどに含まれるクエン酸には、疲労回復効果や食欲増進効果があるとされています。また、殺菌・抗菌作用も知られており、食中毒予防にも役立つと言われています。他にも、ミネラルやポリフェノールなど、様々な栄養素が含まれています。