6月26日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
1987年(昭和62年)12月の国連総会で制定。国際デーの一つ。薬物乱用および不正取引の撲滅が目的。
Q: なぜこの国際デーが制定されたのですか?
A: 世界的に深刻化する薬物の乱用問題と、それに伴う違法な薬物の生産・取引(不正取引)に対して、国際社会全体で協力して取り組む必要性が高まったためです。薬物問題が健康、安全、社会経済の発展に与える悪影響についての認識を高め、各国政府や市民社会に対策強化を促すことを目的としています。
Q: この日の日付にはどのような由来がありますか?
A: 中国の清朝時代、アヘン貿易が大きな社会問題となっていた1839年に、林則徐(りん そくじょ)が広東省虎門で大量のアヘンを没収・焼却処分した出来事(虎門銷煙)が完了したのが6月25日(翌26日まで続いたとも)であったことにちなんでいます。薬物撲滅に向けた歴史的な行動を記念する意味合いがあります。
Q: 世界ではどのような取り組みが行われていますか?
A: 国連薬物犯罪事務所(UNODC)を中心に、薬物乱用防止キャンペーン、啓発セミナー、不正取引の取り締まり強化、治療・リハビリテーション支援など、様々な取り組みが行われています。各国政府も独自の対策を進めており、国際的な情報共有や協力体制の強化が図られています。
一般社団法人・湯原観光協会が制定。日付は「ろ(6)てん(・)ぶ(2)ろ(6)」(露天風呂)で「6・26」の語呂合わせから。
Q: なぜ湯原観光協会がこの日を制定したのですか?
A: 岡山県真庭市にある湯原温泉は、川底から湧き出る温泉を利用した露天風呂「砂湯(すなゆ)」がシンボルであり、「西の横綱」と称されるほど有名です。この名物である露天風呂の魅力を全国にPRし、湯原温泉への観光客誘致を目的として、覚えやすい語呂合わせで記念日を制定しました。
Q: 露天風呂の魅力は何ですか?
A: 屋根や壁がない、あるいは一部が開かれた屋外にあるため、自然の景色(山、川、海、星空など)を眺めながら、開放的な気分で入浴できる点が最大の魅力です。四季折々の風情を感じながら、新鮮な外気に触れることでリラックス効果も高まります。
Q: 湯原温泉の「砂湯」はどのような露天風呂ですか?
A: 旭川の河原に自然に湧き出ている温泉を利用した、混浴の露天風呂です。ダムの真下に位置し、自然石で囲まれた複数の湯船(長寿の湯、子宝の湯、美人の湯)があります。24時間無料で開放されており(清掃時間を除く)、地元の人々や観光客に親しまれています。
930年(延長8年)のこの日(旧暦)、平安京の清涼殿に落雷があり、大納言の藤原清貫(ふじわら の きよつら)が亡くなった。平安京では長い間日照りが続き、公卿たちが清涼殿に集まり雨乞いを行っていた時の出来事だった。
Q: なぜ清涼殿に落雷した事件が「雷記念日」と呼ばれるのですか?
A: この落雷事件(清涼殿落雷事件)は、単なる自然災害ではなく、政治的な陰謀によって左遷され亡くなった菅原道真(すがわら の みちざね)の怨霊による祟りだと当時の人々が信じたため、歴史的に大きなインパクトを与えた出来事だからです。この事件をきっかけに道真の怨霊を鎮めるための動きが活発化し、後の天神信仰につながっていきます。そのため、この特異な落雷事件があった日として記憶されています。
Q: 菅原道真の怨霊の祟りだと信じられたのはなぜですか?
A: 落雷で亡くなった藤原清貫は、道真を左遷に追い込んだ中心人物の一人と考えられていました。また、事件当時は日照りが続く異常気象で、人々が不安を抱えていたことも背景にあります。宮殿の中枢である清涼殿に雷が落ち、政敵が亡くなるという劇的な出来事が、道真の怨念によるものだという考えを人々に強く印象付けました。
Q: この事件の後、どのようなことが起こりましたか?
A: 事件を目撃した醍醐天皇は衝撃を受けて体調を崩し、まもなく崩御しました。道真の怨霊への恐れはますます高まり、朝廷は道真の名誉を回復し、官位を復位させました。さらに、道真の魂を鎮めるために京都に北野天満宮が創建され、道真は学問の神様(天神様)として祀られるようになりました。
1966年(昭和41年)のこの日、東京・高尾山で日本初のオリエンテーリングが行われた。
Q: オリエンテーリングとはどのようなスポーツですか?
A: 地図とコンパスを使って、山野に設置された複数のチェックポイント(コントロール)を順番に通過し、ゴールまでの所要時間を競うスポーツです。体力だけでなく、地図を読む能力(読図力)や判断力、自然の中でルートを選択するナビゲーション能力が重要になります。
Q: 日本初のオリエンテーリングはどのような経緯で行われたのですか?
A: 1966年に、当時東京大学の学生だった村越真氏や有吉正博氏らが中心となり、北欧発祥のスポーツであるオリエンテーリングを日本に紹介・普及させる目的で、高尾山周辺で試験的な大会を開催しました。これが日本におけるオリエンテーリングの始まりとされています。
Q: オリエンテーリングの魅力は何ですか?
A: 自然の中を自分の力でナビゲートしながら進む冒険的な要素や、課題(コントロール探し)をクリアしていく達成感が魅力です。また、体力レベルや年齢に関わらず、自分のペースで楽しむことができる生涯スポーツとしての側面も持っています。森林浴効果や健康増進にも繋がります。
1976年(昭和51年)6月26日、「アントニオ猪木 VS モハメド・アリ 格闘技世界一決定戦」が行われた。日付はこの格闘技史上伝説となった日にちなんで。アントニオ猪木、モハメド・アリの両氏が制定。
Q: なぜこの試合が「格闘技史上伝説」と言われるのですか?
A: 当時、プロレス世界ヘビー級王者だったアントニオ猪木と、ボクシング世界ヘビー級王者だったモハメド・アリという、それぞれのジャンルの頂点に立つスーパースター同士が異種格闘技ルールで対決するという、前代未聞の試合だったためです。世界中から注目を集め、その後の総合格闘技の発展にも大きな影響を与えたとされています。
Q: 試合はどのようなルールで行われ、結果はどうなりましたか?
A: 両陣営の交渉の結果、非常に細かく、かつ猪木側にとって不利なルール(立った状態での蹴り技の制限など)が設定されました。試合では、猪木が寝転んだ状態からアリの足を狙う「アリキック」を多用し、アリはそれを警戒して有効なパンチを繰り出せないという膠着状態が続きました。結果は15ラウンドを戦い抜き、時間切れ引き分けとなりました。
Q: この試合の評価はどのように変わりましたか?
A: 試合直後は、期待されたような派手な打撃戦にならなかったため、「世紀の凡戦」などと揶揄されることもありました。しかし、後年になって、全く異なるルールの競技者が真剣勝負を行ったことの意義や、その後の格闘技界に与えた影響などが再評価され、歴史的な一戦として語り継がれるようになりました。
1997年の国連総会で制定。拷問禁止条約の発効日(1987年6月26日)を記念しています。拷問という非人道的な行為の根絶と、その犠牲者への支援を国際社会に訴える日です。
Q: 拷問禁止条約とはどのような条約ですか?
A: 正式名称は「拷問及び他の残虐な、非人道的な又は品位を傷つける取扱い又は刑罰に関する条約」です。いかなる状況下(戦争、政情不安、非常事態など)においても拷問を絶対的に禁止し、拷問を行った者の訴追・処罰、被害者の権利保護などを締約国に義務付けています。
Q: なぜこのような国際デーが必要なのですか?
A: 国際法で禁止されているにも関わらず、残念ながら世界各地で拷問や非人道的な扱いは後を絶ちません。この国際デーは、拷問が重大な人権侵害であることを改めて確認し、その防止と根絶に向けた国際的な努力を強化する必要性を訴えるとともに、心身に深い傷を負った犠牲者への支援と連帯を示すために設けられました。
Q: この日にはどのような活動が行われますか?
A: 国連や各国政府、人権NGOなどが、拷問の実態に関する報告会、セミナー、被害者の証言会、キャンペーンなどを実施します。拷問防止のための法整備や制度改革の促進、被害者の治療や社会復帰支援のための募金活動なども行われます。
ディズニー映画『リロ・アンド・スティッチ』に登場する人気キャラクター「スティッチ」の記念日。スティッチが遺伝子実験によって作られた「試作品626号」であることから、6月26日が記念日とされました。
Q: スティッチはどのようなキャラクターですか?
A: 銀河連邦の悪の天才科学者ジャンバ・ジュキーバ博士によって、破壊衝動を持つように遺伝子操作で作られたエイリアンの試作品です。青い体に大きな耳と目、鋭い爪と歯を持ちますが、地球のハワイに不時着し、孤独な少女リロと出会って「オハナ(ハワイ語で家族)」の意味を学び、心優しい面を見せるようになります。いたずら好きでパワフルですが、愛らしい一面も持つキャラクターです。
Q: なぜ「626」がスティッチの番号なのですか?
A: 映画の設定上、ジャンバ博士が作った600種類以上の試作品のうち、626番目に作られたのがスティッチだからです。この「試作品626号」という設定が、6月26日を記念日とする直接的な由来となっています。
Q: スティッチの日には何かイベントがありますか?
A: ディズニーストアやディズニー関連施設などで、スティッチに関連するグッズの発売やキャンペーン、特別イベントなどが開催されることがあります。ファンがSNSなどでスティッチへの愛を語り合ったり、関連作品を楽しんだりする日にもなっています。
* 699年 - 役小角が伊豆に流罪
* 1180年 - 平清盛が福原京に遷都
* 1243年 - キョセ・ダグの戦い。アナトリア半島がモンゴルの支配下へ
* 1284年 - ハーメルンで子供が集団失踪
* 1483年 - リチャード3世がイングランド国王に即位
* 1541年 - フランシスコ・ピサロがリマで暗殺
* 1788年 - モーツァルトが交響曲第39番を完成
* 1843年 - ヘンリー・ポッティンジャーが初代香港総督に着任
* 1886年 - アンリ・モアッサンが初めてフッ素の単離に成功
* 1945年 - 国際連合憲章が調印
* 1948年 - ベルリン封鎖が開始
* 1968年 - 小笠原諸島が日本に返還
* 1976年 - アントニオ猪木対モハメド・アリの異種格闘技戦
* 2015年 - アメリカで同性結婚が合法化
* 2017年 - 藤井聡太四段が公式戦29連勝を達成
* 松平正久、上総国大喜多藩主
* 雨森芳洲、儒学者
* シャルル・メシエ、天文学者
* ウィリアム・トムソン(ケルビン卿)、物理学者
* 三島通庸、内務官僚
* 箕作元八、歴史家
* パール・バック、小説家
* 高橋貞太郎、建築家
* 阿部知二、小説家、英文学者
* 高山辰雄、画家
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