7月2日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により記念日として認定・登録された。一年365日のちょうど真ん中の日を「半分」「シェア」「折り返し」「真ん中」などをキーワードに、みんなで笑顔でお祝いすることを目的としている。
Q: なぜ7月2日が「一年の折り返しの日」なのですか?
A: 1年は365日(うるう年は366日)あり、7月2日は1月1日から数えて183日目にあたり、ちょうど一年の中間点となる日だからです。この日を境に、年の後半が始まります。(※厳密には平年では182.5日目が中間ですが、日付として7月2日が採用されています。)
Q: この記念日はどのような目的で制定されましたか?
A: 「半分」「シェア」「折り返し」「真ん中」といったキーワードをテーマに、友人や家族、大切な人と共に、年の真ん中であることを笑顔で祝い、共有し合うことを目的としています。これまでの半年に感謝し、残りの半年も楽しく過ごせるように願う日とされています。
Q: この日に何かおすすめの過ごし方はありますか?
A: 特に決まった過ごし方はありませんが、一年の前半を振り返って頑張ったことを認め合ったり、後半の目標を立てたりする良い機会です。また、「半分」や「シェア」にちなんで、ケーキやピザなどを半分こにして楽しんだり、感謝の気持ちを伝え合ったりするのも素敵かもしれません。
1951年(昭和26年)のこの日、日本が国連教育科学文化機関(ユネスコ)に加盟した。
Q: なぜ日本は戦後まもなくユネスコに加盟したのですか?
A: 第二次世界大戦の反省に基づき、武力によらない平和な国家として国際社会に復帰したいという強い願いがあったためです。ユネスコ憲章前文にある「戦争は人の心の中で生れるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」という理念に共鳴し、教育、科学、文化を通じて国際平和に貢献する道を選びました。サンフランシスコ講和条約締結(1951年9月)に先駆けての加盟であり、日本の国際社会復帰の第一歩となりました。
Q: ユネスコとはどのような機関ですか?
A: 正式名称は国際連合教育科学文化機関(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization)で、国連の専門機関の一つです。教育、科学、文化、コミュニケーションの分野における国際協力を通じて、世界の平和と安全、人類共通の福祉に貢献することを目的としています。世界遺産の登録、識字率向上支援、科学技術協力、文化多様性の保護など、幅広い活動を行っています。
Q: 日本のユネスコ加盟はどのような意義がありましたか?
A: 国際社会への復帰を象徴する重要な出来事でした。これにより、日本は教育、科学、文化の分野で国際的な協力体制に参加し、世界各国との交流を深めることが可能になりました。また、世界遺産条約への加盟やユネスコスクールへの参加などを通じて、国内の文化財保護や教育の国際化にも大きく貢献しています。
株式会社「亀の子束子西尾商店」が制定。1915年(大正4年)のこの日、西尾正左衛門商店(現:亀の子束子西尾商店)の初代社長・西尾正左衛門が「亀の子束子」の特許権を取得した。
Q: 亀の子束子はどのようにして発明されたのですか?
A: 初代社長の西尾正左衛門が、妻の松が棕櫚(しゅろ)製の玄関マットの切りくずを丸めて床を磨いていたのを見て、それをヒントに考案したと言われています。当初は靴拭きマットとして開発していましたが、洗浄用具としての可能性に気づき、試行錯誤の末、棕櫚繊維を針金で巻いて棒状にし、それを折り曲げて固定するという現在の形が完成しました。
Q: なぜ「亀の子」という名前なのですか?
A: 完成した束子の形が、水辺にいる亀の姿に似ていることから名付けられました。また、亀は長寿の象徴でもあることから、「丈夫で長持ちする」という製品の品質を表す意味も込められています。親しみやすく、縁起の良い名前として広く受け入れられました。
Q: 特許取得にはどのような意味がありましたか?
A: 発明者である西尾正左衛門の権利を法的に保護し、模倣品が出回るのを防ぐ重要な意味がありました。これにより、「亀の子束子」というブランドを確立し、品質への信頼性を高めることができました。日本における初期の特許取得事例としても意義深いものです。
蛸研究会が制定。日付は、関西地方では7月2日頃の雑節「半夏生」に蛸(タコ)を食べる人が多いことから。
Q: なぜ半夏生にタコを食べる習慣があるのですか?
A: いくつかの説がありますが、一つは「植えた稲の苗がタコの足のように、大地にしっかりと根を張り、豊作になるように」という願いを込めた願掛けとされています。また、タコには疲労回復効果があるとされるタウリンが豊富に含まれているため、田植えで疲れた体を癒し、夏バテを防止する目的もあったと考えられています。
Q: タコにはどのような栄養がありますか?
A: 高タンパク質・低脂肪で、栄養ドリンクなどにも含まれるアミノ酸の一種「タウリン」が非常に豊富です。タウリンはコレステロール値の低下、肝機能の向上、視力回復、疲労回復などに効果が期待されています。その他、亜鉛やビタミンB12なども含んでいます。
Q: 蛸研究会とはどのような団体ですか?
A: 蛸に関する情報交換や研究、食文化の普及などを目的とした団体と考えられますが、詳細な活動内容や組織については不明な点が多いようです。タコの消費促進や魅力発信のために記念日を制定したと推測されます。
香川県製麺事業協同組合が1980年(昭和55年)に制定。日付は、香川県地方の農家では農繁期が一段落した雑節「半夏生(はんげしょう)」の頃にうどんを食べて、労をねぎらう習慣があったことに由来する。
Q: なぜ半夏生にうどんを食べる習慣が香川にあるのですか?
A: 田植えや麦刈りといった農繁期がちょうど半夏生の頃に終わるため、その労をねぎらう意味で、地元で手軽に作れて栄養のあるうどんを皆で食べる習慣が根付いたと言われています。うどんに使う小麦の収穫時期とも重なるため、新麦を使ったうどんを味わうという意味合いもあったようです。
Q: 香川県が「うどん県」と呼ばれる理由は?
A: うどんの生産量、消費量ともに全国トップクラスであり、県民の生活にうどん文化が深く根付いているためです。人口あたりのうどん店の数も非常に多く、独自の麺のコシや出汁の文化が発展しています。香川県自身も観光PRなどで「うどん県」を名乗っており、広く認知されています。
Q: この記念日はどのように祝われていますか?
A: 香川県内の多くのうどん店で、割引サービスや特別メニューの提供、イベントなどが開催されます。製麺所や関連団体によるPR活動も行われ、県内外から多くのうどんファンが訪れるきっかけとなっています。
「全国なまずサミット」が制定。日付は「な(7)まず(2)」と読む語呂合わせから。
Q: なぜ「全国なまずサミット」がこの日を制定したのですか?
A: なまずは古くから日本の食文化の一部であり、地域によっては重要な食材とされています。しかし、近年その消費量が減少傾向にあることなどから、なまずの食文化や養殖技術、地域資源としての価値を見直し、その魅力を広くPRして消費拡大や地域活性化につなげることを目的として、「全国なまずサミット」のような取り組みが行われ、その一環として覚えやすい語呂合わせで記念日が制定されたと考えられます。
Q: なまずはどのような魚ですか?
A: ナマズ目ナマズ科に属する淡水魚で、大きな口と長いひげが特徴です。夜行性で、川や湖沼の底近くに生息しています。日本では古くから食用とされ、蒲焼き、天ぷら、鍋物などで食べられてきました。地域によっては郷土料理として親しまれています。
Q: なまずと地震の関係についての俗説がありますが、本当ですか?
A: 江戸時代頃から、「地下にいる巨大なまずが暴れると地震が起きる」という俗説が広まり、絵画(鯰絵)などにも描かれました。これは、なまずが地震の前に異常な行動をとることがあるという観察に基づいていると言われますが、現在の科学では、なまずの行動と地震発生との間に明確な因果関係は証明されていません。地震予知に繋がる確かな根拠はないとされています。
夏至(6月21日頃)から数えて11日目にあたる日(7月2日頃)で、七十二候の一つでもあります。かつては田植えを終える目安の日とされ、農作業において重要な節目でした。この日までに田植えを終えないと収穫が減るとも言われていました。
Q: 半夏生とはどのような意味ですか?
A: この時期に「半夏(はんげ)」という薬草(カラスビシャクの塊茎)が生えることから、あるいは「半夏生(はんげしょう)」という植物(葉の一部が白く変化する)が花を咲かせることから名付けられたと言われています。二十四節気とは別に、季節の移り変わりをより細かく把握するために設けられた「雑節」の一つです。
Q: なぜ農作業の目安とされたのですか?
A: 昔の農家では、この日までに田植えを終えるのが良いとされていました。これ以上遅れると稲の生育が悪くなり、秋の収穫量に影響すると考えられていたためです。忙しい田植え作業を一段落させ、休息を取る目安の日でもありました。
Q: 半夏生に関連する風習はありますか?
A: 関西地方でタコを食べる、香川県でうどんを食べる、福井県で焼き鯖を食べる、奈良県や大阪府の一部で餅(半夏生餅)を食べるなど、地域によって様々な食の風習があります。いずれも農作業の労をねぎらい、豊作や健康を願う意味合いが込められています。また、「天から毒気が降る」「地面が陰毒を含んで毒草が生える」などの言い伝えがあり、井戸に蓋をしたり、野菜の収穫を控えたりする風習もありました。
* 626年 - 玄武門の変
* 1582年 - 山崎の戦い、明智光秀が刺殺される
* 1644年 - マーストン・ムーアの戦い
* 1698年 - トーマス・セイヴァリが蒸気機関の特許を取得
* 1777年 - バーモント州がアメリカ合衆国で初めて奴隷制を廃止
* 1839年 - アミスタッド号事件
* 1860年 - ロシアがウラジオストク開基
* 1871年 - イタリアの首都がフィレンツェからローマへ
* 1881年 - ガーフィールド大統領暗殺事件
* 1900年 - 飛行船ツェッペリン号が初飛行
* 1937年 - アメリア・イアハートが消息を絶つ
* 1941年 - 大本営が関東軍特種演習を発動
* 1950年 - 金閣寺放火事件
* 1964年 - 公民権法が施行
* 1976年 - 北ベトナムと南ベトナムが統一し、ベトナム社会主義共和国に改称
* 1994年 - アンドレス・エスコバル射殺事件
* 1997年 - タイ政府がタイバーツの変動相場制を導入(アジア通貨危機)
* 2002年 - スティーヴ・フォセットが気球による単独世界一周飛行を達成
* 2017年 - 都民ファーストの会が都議会第一党となる
* 2022年 - KDDIで大規模通信障害が発生
* 2023年 - 中野サンプラザが閉館
* ウァレンティニアヌス3世、西ローマ皇帝 (419年)
* クリストフ・ヴィリバルト・グルック、作曲家 (1714年)
* ヘルマン・ヘッセ、小説家 (1877年)
* 三島海雲、実業家、カルピス創業者 (1878年)
* アレック・ダグラス=ヒューム、イギリス首相 (1903年)
* ルネ・ラコステ、テニス選手 (1904年)
* 浅丘ルリ子、女優 (1940年)
* 西川きよし、お笑いタレント (1946年)
* 小柳ルミ子、歌手、女優 (1952年)
* 南沙織、元歌手 (1954年)
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