7月19日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
日本の政治史における女性進出の一歩: 女性大臣の日
1960年(昭和35年)のこの日、第1次池田内閣に中山マサ(なかやま まさ、1891~1976年)が厚生大臣として入閣し、日本初の女性大臣が誕生した。
Q: 日本初の女性大臣は誰ですか?
A: 中山マサさんです。1960年(昭和35年)7月19日に発足した第1次池田勇人内閣で厚生大臣に任命されました。
Q: 中山マサさんはどのような人物でしたか?
A: 教育者、婦人運動家、そして政治家として活躍しました。アメリカの大学で学んだ経験を持ち、戦後は衆議院議員として女性の地位向上や社会福祉の充実に尽力しました。厚生大臣就任は、日本の政治における女性の役割拡大の象徴的な出来事となりました。
Q: この出来事はどのような意義を持ちますか?
A: それまで男性が独占していた国務大臣のポストに初めて女性が就いたことは、日本の男女平等への道のりにおいて重要な一歩でした。女性の社会進出や政治参加を促進する上で大きな意味を持つ出来事として記憶されています。
女性によるアルピニズムの金字塔: マッターホルン北壁登頂の日
1967年(昭和42年)のこの日、東京女子医大山岳部の今井通子と若山美子の2人がマッターホルンの北壁からの登頂に成功した。女性だけのパーティーでの北壁登攀は世界初だった。
Q: マッターホルン北壁登頂が偉業とされる理由は何ですか?
A: マッターホルン北壁は、アイガー北壁、グランド・ジョラス北壁と並び「アルプス三大北壁」と称される、登攀が非常に困難な岩壁の一つです。険しい岩場と氷雪、厳しい気象条件など、高度な技術と体力、精神力が要求されるため、登頂成功はアルピニズムにおける大きな偉業とされています。
Q: 今井通子さんと若山美子さんの登頂が特に注目されたのはなぜですか?
A: 1967年当時、女性だけでパーティーを組んでアルプスの難関ルート、特に三大北壁の一つであるマッターホルン北壁を登攀することは前例がなく、世界初の快挙でした。これは女性登山家の能力と可能性を世界に示す画期的な出来事でした。
Q: 今井通子さんはその後どのような活動をされましたか?
A: マッターホルン北壁登頂後も、アイガー、グランド・ジョラスの北壁登頂にも成功し、女性として初めてアルプス三大北壁を制覇しました。その後も医師としての活動と並行して、登山家、著述家として活躍されています。
赤ヘル旋風の始まりを告げた日: カープ黄金時代の幕開けの日
株式会社ザメディアジョンが制定。1975年(昭和50年)7月19日に阪神甲子園球場で行われたオールスターゲームで、山本浩二選手と衣笠祥雄選手が二打席連続アベックホームランを放ち、これを機にカープは初優勝へと突き進んでいった。
Q: 「二打席連続アベックホームラン」とはどのような状況でしたか?
A: 1975年7月19日のオールスターゲーム第1戦(阪神甲子園球場)で、広島東洋カープの山本浩二選手と衣笠祥雄選手が、6回と8回にそれぞれ二人揃ってホームランを放ったという劇的な出来事です。「アベックホームラン」は二者連続ホームランを意味し、それを二度繰り返したということです。
Q: なぜこの日が「カープ黄金時代の幕開け」とされるのですか?
A: 当時、カープは球団創設以来一度もリーグ優勝経験がありませんでした。しかし、このオールスターでの山本・衣笠両選手の活躍はチームに勢いをもたらし、後半戦の快進撃につながりました。そして、この年カープは悲願のセ・リーグ初優勝を果たし、その後の「赤ヘル軍団」と呼ばれる黄金時代の始まりを象徴する出来事とされているためです。
Q: この記念日は誰が制定したのですか?
A: 株式会社ザメディアジョンという、広島に本社を置く出版社・広告代理店が、カープの歴史的な瞬間を記念して制定しました。
遊びながら学ぶ、お菓子の記念日: 知育菓子の日
クラシエフーズ株式会社が制定。日付は「ち(7)いく(19)」(知育)と読む語呂合わせと、夏休みに子ども達が様々な経験をして成長してもらいたいとの思いからその直前としたもの。

Q: 知育菓子とはどのようなお菓子ですか?
A: 水を加えて練ったり、色を混ぜたり、形を作ったりするプロセスを通じて、子供たちの創造力や思考力、集中力などを育むことを目的としたお菓子です。完成したものを食べられる楽しみもあります。クラシエフーズの「ねるねるねるね」などが有名です。
Q: なぜ7月19日が「知育菓子の日」なのですか?
A: 日付の「719」が「ち(7)いく(19)」と読む語呂合わせから来ています。また、子供たちが夏休みに入る直前の時期であることから、夏休み中に知育菓子を通じて様々な体験をし、成長してほしいという願いも込められています。
Q: この記念日は誰が制定したのですか?
A: 「ねるねるねるね」や「ポッピンクッキン」シリーズなどを製造・販売しているクラシエフーズ株式会社が、知育菓子の楽しさや教育的価値を広めるために制定しました。
夏の味覚、山梨の桃を味わう日: やまなし桃の日
JAフルーツ山梨が制定。「な(7)つのい(1)いも(≒9)も」(夏の良い桃)と読む語呂合わせと、桃の旬の時期であることから。
Q: なぜ7月19日が「やまなし桃の日」なのですか?
A: この日付は、夏の代表的な果物である桃(もも)の出荷時期であることと、「な(7)つのい(1)いも(≒9)も」(夏の良い桃)と読む語呂合わせから、JAフルーツ山梨によって制定されました。
Q: 山梨県はなぜ桃の産地として有名なのでしょうか?
A: 山梨県は日照時間が長く、昼夜の寒暖差が大きい盆地特有の気候が桃の栽培に適しており、糖度の高い美味しい桃が育つためです。全国でもトップクラスの生産量を誇り、「白鳳(はくほう)」や「浅間白桃(あさまはくとう)」など様々な品種が栽培されています。
Q: この日にはどのようなイベントが行われますか?
A: 特定の大きなイベントが毎年開催されるわけではありませんが、JAフルーツ山梨などがこの日に合わせて、山梨県産桃のPRイベントや販売促進キャンペーンを行うことがあります。旬の美味しい桃を多くの人に味わってもらうことを目的としています。