6月2日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
日本の近代化を促した港の開港日: 横浜港開港記念日・長崎港開港記念日
1859年(安政6年)のこの日、前年1858年に締結された日米修好通商条約により、それまでの下田・箱館(現:函館)のほか、神奈川(現:横浜)・長崎の港が開港した。
Q: なぜ横浜港と長崎港は同じ日に開港したのですか?
A: 1858年に日本とアメリカの間で結ばれた日米修好通商条約に基づき、日本の開国政策の一環として、いくつかの港が外国との貿易のために開かれることになりました。横浜(当時は神奈川の一部として)と長崎は、函館、新潟、神戸(兵庫)とともに、この条約で定められた開港地に選ばれ、1859年6月2日(旧暦:安政6年5月3日)に同時に開港しました。
Q: これらの港の開港は、日本にどのような影響を与えましたか?
A: 外国との貿易が本格化し、海外から新しい技術、文化、学問などが流入する窓口となりました。これにより、日本の近代化が急速に進むきっかけとなりました。特に横浜港は首都圏に近い立地から、生糸などの輸出拠点として、また外国からの玄関口として大きく発展しました。
カレーが日本にやってきた?開港記念日: 横浜カレー記念日
1859年(安政6年)に横浜港が開港した時に同時にカレーも日本に入ってきたとの説に基づいて横濱カレーミュージアムが制定。

Q: なぜ横浜港の開港とカレーが結びつけられているのですか?
A: 横浜港が開港し、外国との交流が始まったことで、様々な西洋文化とともに食文化も日本に入ってきました。カレーライスもその一つであり、開港を機に横浜を通じて日本に伝わったという説があります。この説に基づいて、横濱カレーミュージアム(現在は閉館)が横浜港開港記念日と同じ日を記念日として制定しました。
Q: 日本のカレーはどのように発展しましたか?
A: 当初はイギリス経由で伝わった、小麦粉でとろみをつけた欧風カレーが主流でした。その後、日本人の好みに合わせて、ご飯にかけて食べるスタイルが定着し、具材や辛さなども多様化しました。現在では、家庭料理の定番であり、国民食とも言えるほど独自の進化を遂げています。
歴史的事件と語呂合わせの保存食の日: 甘露煮の日
株式会社平松食品が2003年(平成15年)に制定。日付は佃煮誕生のきっかけとなったとされる「本能寺の変」(1582年(天正10年)6月2日)に由来し、さらに甘露煮の「ろ(6)に(2)」(露煮)と読む語呂合わせから。
Q: なぜ本能寺の変が佃煮・甘露煮と関係があるのですか?
A: 本能寺の変の際、徳川家康が堺(現在の大阪府堺市)から三河(現在の愛知県東部)へ逃れる途中、漁民が提供した保存食(小魚などを醤油で煮詰めたもの)に助けられたという逸話があります。これが佃煮の起源の一つとされ、同じ煮物系の保存食である甘露煮もこれに関連付けられました。
Q: 甘露煮は佃煮とどう違うのですか?
A: 佃煮は醤油や砂糖で濃い味付けで煮詰めるのが一般的ですが、甘露煮は砂糖や水飴、みりんなどを多く使い、より甘く、照りが出るように煮詰めたものを指すことが多いです。アユやイワナなどの川魚や、栗、豆類などが甘露煮によく使われます。
Q: 語呂合わせの由来もあるのですか?
A: はい、甘露煮の「露煮(ろに)」と、日付の「6(ろ)2(に)」をかけた語呂合わせも、記念日の由来の一つとなっています。
毎日の育児に感謝!語呂合わせの日: おむつの日
日付は6月2日を「062」として「お(0)む(6)つ(2)」と読む語呂合わせから大王製紙株式会社が制定。
Q: なぜ6月2日が「おむつの日」なのですか?
A: 日付の「062」を数字の形や読み方から「お(0)む(6)つ(2)」と見立てた、分かりやすい語呂合わせが由来です。
Q: この記念日はどのような目的で制定されましたか?
A: 紙おむつなどを製造・販売する大王製紙株式会社によって制定されました。毎日のおむつ替えなど、育児に奮闘する保護者への感謝の気持ちを表すとともに、おむつの大切さや、技術の進歩による快適性などをアピールする目的があると考えられます。
朝食の定番!語呂合わせの卵料理の日: オムレツの日
日付は6月2日を「0602」として「オ(0)ム(6)レ(0)ツ(2)」と読む語呂合わせから、日本シュリンク包装卵協会(JSA)が制定。
Q: なぜ6月2日が「オムレツの日」なのですか?
A: こちらも数字の形や読み方を使った語呂合わせです。日付の「0602」を「オ(0)ム(6)レ(0)ツ(2)」と読んで、記念日としました。
Q: オムレツを上手に作るコツはありますか?
A: フライパンをしっかり熱すること、卵を混ぜすぎないこと(少し白身が残る程度)、手早く調理することがポイントです。バターや油をひいた熱いフライパンに卵液を流し入れ、半熟状になったら手早くまとめます。中に入れる具材を変えたり、ソースを工夫したりすることで、様々なバリエーションを楽しめます。
イタリア国民が国の形を決めた日: イタリア共和国記念日
1946年のこの日に行われた国民投票で、イタリア国民が王制を廃止し、共和制となることを選択したことを記念するイタリアの祝日。
Q: なぜイタリアはこの日に共和国になったのですか?
A: 第二次世界大戦後、ファシズム政権を支持したサヴォイア王家に対する国民の不信感が高まりました。1946年6月2日と3日に行われた国民投票の結果、僅差ではありましたが、王制を廃止して共和制へ移行することが決定されました。
Q: イタリアではどのように祝われますか?
A: イタリア全土で祝日となり、首都ローマでは大規模な軍事パレードが行われるほか、各地で式典やイベントが開催されます。イタリア国民にとっては、自らの手で国の形を決めた、民主主義の象徴として重要な意味を持つ日です。
美と愛の象徴、薔薇を楽しむ語呂合わせの日: ローズの日
日付は「ロー(6)ズ(2)」と読む語呂合わせから。
Q: なぜ6月2日が「ローズの日」なのですか?
A: 日付の「6(ロー)2(ズ)」という語呂合わせが由来です。美しい花の代表格であるバラ(ローズ)を連想しやすいですね。
Q: バラはどのような花ですか?
A: バラは、その美しい花形と豊かな香りから「花の女王」とも呼ばれ、古くから世界中で愛されてきました。色や形、香りの種類が非常に多く、品種改良も盛んに行われています。愛や美、情熱などの象徴とされ、贈り物としても人気があります。
Q: この時期はバラの見頃なのですか?
A: 日本では、多くの品種のバラが5月から6月にかけて見頃を迎えます。この時期、各地のバラ園や公園では美しいバラが咲き誇り、多くの人々を楽しませています。