6月17日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
国連制定の地球環境デー: 砂漠化および干ばつと闘う国際デー
1995年(平成7年)1月の国連総会で制定。国際デーの一つ。砂漠化と干ばつへの理解と関心を深め、砂漠化防止に向けての活動を呼びかけ、国際協力の必要性を改めて考える日である。

Q: なぜ6月17日が「砂漠化および干ばつと闘う国際デー」なのですか?
A: 1994年のこの日に「砂漠化に対処するための国連条約(砂漠化対処条約)」が採択されたことを記念して、翌1995年の国連総会で制定されました。この条約は、深刻化する砂漠化の問題に国際社会全体で取り組むための枠組みを定めています。
Q: この国際デーはどのような目的で制定されましたか?
A: 主な目的は、砂漠化、土地劣化、干ばつの問題に対する世界的な認識を高め、砂漠化対処条約の実施に向けた国際的な協力を促進することです。各国政府、NGO、地域社会、個人など、あらゆるレベルでの意識向上と具体的な行動を奨励しています。
Q: 砂漠化とは具体的にどのような現象ですか?
A: 乾燥・半乾燥・乾燥半湿潤地域において、気候変動や人間活動(過放牧、森林伐採、不適切な農業慣行など)によって土地が劣化し、生物生産性が低下する現象を指します。これにより、土壌の栄養分が失われ、植物が育ちにくくなり、最終的には砂漠のような不毛な状態になることがあります。食糧安全保障、生物多様性の損失、貧困、移住など、多岐にわたる問題を引き起こす深刻な環境問題です。
幕末の外交を記憶: 薩摩の日
1866年(慶応2年)のこの日、英国(イギリス)のハリー・パークス(Harry Parkes、1828~1885年)公使が薩摩藩を訪問したとされる。
Q: なぜ6月17日が「薩摩の日」とされているのですか?
A: 1866年(慶応2年)の旧暦6月17日(新暦では7月28日)に、英国公使ハリー・パークスが薩摩藩(現在の鹿児島県西部)を訪問した出来事に由来するとされています。この日付は、歴史的な出来事を記念するためのものとして一部で言及されています。(※日付については諸説あるようです)
Q: ハリー・パークスが薩摩藩を訪問したことには、どのような意義があったのですか?
A: 当時、薩摩藩は倒幕運動の有力な勢力であり、英国は日本の政局、特に薩摩藩の動向に強い関心を持っていました。この訪問は、英国が薩摩藩の実情を把握し、直接的な関係を構築しようとした重要な外交活動の一つと見なされています。薩英戦争を経て、対立から協力へと転換しつつあった両者の関係を象徴する出来事でもありました。
Q: この「薩摩の日」は広く知られていますか?
A: 「薩摩の日」は、歴史的な出来事に関心を持つ人々の間や、特定の地域・団体で語られることはありますが、国民の祝日や一般的に広く認知されている記念日ではありません。主に幕末史の一コマとして記憶される日です。
警察制度の始まり: おまわりさんの日
1874年(明治7年)のこの日、日本で初めて巡査制度が導入され、警察官が「お巡りさん」と呼ばれるようになったことを記念する日です。この日、東京警視庁が設置され、それまでの「邏卒(らそつ)」に代わって「巡査」という官名が定められ、街のパトロールを開始しました。
Q: なぜこの日が「おまわりさんの日」と呼ばれるようになったのですか?
A: 1874年(明治7年)6月17日に、日本で近代的な警察制度の一環として「巡査」という階級と役割が正式に導入されたことに由来します。彼らが制服を着て街を巡回し、市民の安全を守る姿から「お巡りさん」という愛称で親しまれるようになったため、この日が記念日とされています。
Q: 巡査制度導入の背景には何があったのですか?
A: 明治維新後の社会秩序の維持と、近代国家としての体裁を整えるため、欧米の警察制度を参考に、より組織的で効率的な治安維持体制を構築する必要がありました。邏卒制度から巡査制度への移行は、警察の専門性を高め、国民に開かれた存在とすることを目指した重要な改革でした。
Q: 当時の巡査の役割は現在とどう違いますか?
A:基本的な役割である治安維持や犯罪の取り締まりは共通していますが、当時はまだ制度が確立されたばかりで、装備や権限、活動範囲は限られていました。また、戸籍管理や徴税補助など、現代の警察官が行わないような行政事務の一部を担っていた側面もあります。現代の警察は、より専門分化し、科学捜査やサイバー犯罪対策など、はるかに多様で複雑な任務に対応しています。