7月23日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
手紙のぬくもりを伝える語呂合わせの日: 文月ふみの日
1979年(昭和54年)に郵政省(現:日本郵政)が制定。「ふ(2)み(3)」の語呂合わせから、毎月23日を「ふみの日」としています。主旨は「手紙の楽しさ、手紙を受け取るうれしさを通じて文字文化を継承する一助となるように」というもので、郵便物の利用促進を目的としています。

Q: なぜ毎月23日が「ふみの日」なのですか?
A: 日付の「23」を「ふ(2)み(3)」と読む語呂合わせから来ています。手紙に親しむきっかけになるように、覚えやすい語呂合わせが採用されました。
Q: 「文月ふみの日」の「文月」とはどういう意味ですか?
A: 「文月(ふみづき)」は旧暦での7月の呼び名です。そのため、特に7月23日の「ふみの日」を強調して「文月ふみの日」と呼んでいます。稲穂が実る月「穂含月(ほふみづき)」が転じたという説や、短冊に歌や文字を書く七夕行事にちなみ「文披月(ふみひろげづき)」が略されたという説があります。
Q: この記念日の目的は何ですか?
A: 手紙を書くことの楽しさや、受け取ることの喜びを再認識してもらい、デジタル化が進む現代においても手書きの文字文化を大切にし、継承していくことを目指しています。また、郵便サービスの利用促進も目的の一つです。
大暑の頃に注目される栄養豊富な果実: カシスの日
2006年(平成18年)に一般社団法人日本カシス協会が制定。この日が大暑(一年で最も暑い時期)になることが多いことから制定されました。ビタミンCやアントシアニンを豊富に含むカシスへの関心を高めてもらうことが目的です。
Q: なぜ7月23日が「カシスの日」に選ばれたのですか?
A: 二十四節気の一つである「大暑」に当たることが多い日だからです。夏バテしやすい暑い時期に、栄養豊富なカシスを摂取して健康維持に役立ててほしいという願いが込められています。
Q: カシスにはどのような栄養が含まれていますか?
A: カシスは特に、目の健康維持や抗酸化作用が期待されるポリフェノールの一種「アントシアニン」が非常に豊富です。また、美肌効果や免疫力向上に役立つ「ビタミンC」や、食物繊維、ミネラルなども含んでいます。
Q: 「カシスの日」を制定した日本カシス協会はどのような団体ですか?
A: カシスの優れた機能性に関する情報を広く提供し、その認知度向上と消費拡大を図ることを目的として設立された団体です。カシスに関する研究の推進や、関連商品の普及活動などを行っています。
大暑の時期に食品ロス削減を考える日: 鮮度保持の日
食品包装資材などを手がける株式会社ベルグリーンワイズが制定。日付は生鮮品の鮮度が落ちやすい1年で一番暑い時期の「大暑」となることが多いことから。食品の鮮度を保つことは安全性や栄養価、味と香りの保持など、様々な利点があることをアピールすることが目的。

Q: 「鮮度保持の日」の由来は何ですか?
A: 一年で最も気温が高くなり、食品が傷みやすい時期である「大暑」(7月23日ごろ)にちなんでいます。この時期に特に食品の鮮度保持の重要性を意識してもらいたいという意図があります。
Q: 食品の鮮度を保つことには、どのようなメリットがありますか?
A: 食中毒のリスクを減らす「安全性」の確保、栄養価が失われるのを防ぐ「栄養価」の維持、本来の美味しさを保つ「味と香り」の保持などが挙げられます。また、食品を長持ちさせることで、食品ロスの削減にもつながります。
Q: この記念日を制定したベルグリーンワイズはどのような会社ですか?
A: 主に野菜や果物などの生鮮食品の鮮度を保つための高機能な包装フィルムや袋などを開発・製造・販売している会社です。食品の鮮度保持技術を通じて、食料流通の効率化や食品ロス問題の解決に貢献しています。
語呂合わせで楽しむ植物性ミルク: ナッツミルクの日
清涼飲料水の企画・開発・販売などを手がけるHARUNA株式会社が制定。日付は「ナッ(7)ツ(2)ミ(3)ルク」と読む語呂合わせから。
Q: 「ナッツミルクの日」はどのようにして決まったのですか?
A: 日付の数字「723」を「ナッ(7)ツ(2)ミ(3)ルク」と読む語呂合わせが由来です。覚えやすく、親しみやすいネーミングになっています。
Q: ナッツミルクとはどのような飲み物ですか?
A: アーモンド、カシューナッツ、くるみ、マカダミアナッツなどのナッツ類を原材料として作られる植物性の飲料です。牛乳の代替品として飲まれたり、料理やお菓子作りに使われたりします。牛乳アレルギーの人やヴィーガンの人にも選ばれています。
Q: この記念日を制定したHARUNA株式会社はどんな会社ですか?
A: 茶系飲料、果汁飲料、炭酸飲料、ミネラルウォーター、そしてナッツミルクのような新しいカテゴリーの飲料など、多様な清涼飲料水の企画、開発、製造、販売を行っている会社です。トレンドに合わせた商品開発に力を入れています。
社会を変えた民衆運動の始まり: 米騒動の日
1918年(大正7年)のこの日、富山県下新川郡魚津町(現在の魚津市)で、米価の急騰に苦しむ主婦たちが米の積出を阻止しようと行動を起こしました。これが全国的な米騒動の発端となった出来事です。
Q: 米騒動とは何ですか?なぜ起こったのですか?
A: 第一次世界大戦の影響による好景気や、シベリア出兵を見越した米の買い占めなどにより、米価が異常に高騰したことが原因です。生活必需品である米が手に入りにくくなったことに民衆の不満が爆発し、米の安売りや配給を求める運動が全国各地で発生しました。富山県の主婦たちの行動がそのきっかけとなりました。
Q: 米騒動は社会にどのような影響を与えましたか?
A: この騒動は、当時の寺内正毅内閣が総辞職する大きな要因となりました。また、国民の生活安定の重要性が認識され、社会政策や労働運動、普通選挙運動などが活発化する契機ともなりました。日本の近代史における重要な民衆運動の一つとされています。