7月29日は何の日?何の記念日?。簡単なエピソードとぽんぷーのイラストを添えてご紹介します。ちょっとした雑学ネタとして、何となく知ってたらいつか役に立つかも?
※面白い記念日が認定されたら追加していきます。
戦後に解禁された趣味の無線通信: アマチュア無線の日
1973年(昭和48年)に日本アマチュア無線連盟が制定。1952年(昭和27年)のこの日、アマチュア無線が解禁され、全国の30局(人)にアマチュア無線局予備免許が交付されました。アマチュア無線の普及とPRが目的。アマチュア無線は1941年(昭和16年)12月8日の太平洋戦争勃発と共に禁止されていました。
Q: なぜ7月29日がアマチュア無線の日なのですか?
A: 太平洋戦争により禁止されていたアマチュア無線が、1952年(昭和27年)のこの日に再び許可され、全国の30人に予備免許が交付されたことを記念しています。これは日本の戦後のアマチュア無線再開の第一歩となる重要な日でした。
Q: アマチュア無線とは何ですか?
A: 個人の趣味として、金銭上の利益のためではなく、無線技術への興味や探求、技術的な実験、非常時の通信手段確保などを目的として行われる無線通信のことです。行うには国の免許が必要です。
Q: なぜ太平洋戦争中にアマチュア無線は禁止されていたのですか?
A: 戦時下において、情報漏洩の防止や、電波の軍事利用を優先するため、民間の自由な無線通信は制限されました。アマチュア無線もその対象となり、1941年12月8日の開戦と同時に運用が禁止されました。
語呂合わせで祝う万能調味料: 白だしの日
愛知県碧南市に本社を置く七福醸造株式会社が制定。日付は社名の「ひち(7)ふ(2)く(9)」(七福)と読む語呂合わせから。
Q: 「白だしの日」の由来は何ですか?
A: この記念日を制定した七福醸造株式会社の社名「七福(ひちふく)」にちなみ、「ひち(7)ふ(2)く(9)」と読む語呂合わせから7月29日に制定されました。
Q: 白だしとはどのような調味料ですか?
A: 主に白醤油や淡口醤油に、鰹節、昆布などのだしを加えて作られた、色の薄い液体調味料です。素材の色を活かしながら、しっかりとした旨味と風味を加えることができるため、お吸い物、うどんつゆ、煮物、だし巻き卵など、様々な和食に幅広く使われます。
Q: この記念日を制定した七福醸造はどのような会社ですか?
A: 日本で初めて「白だし」を開発・製造・販売したとされる会社です。有機白醤油をはじめとする高品質な調味料の製造を通じて、日本の食文化に貢献しています。
七福神に由来する縁起の良い漬物: 福神漬の日
漬物メーカーの株式会社新進が制定。福神漬という縁起の良いの名前は、7種類の野菜を使用していることから七福神に由来する。日付は「しち(7)ふ(2)く(9)」(七福)と読む語呂合わせから。

Q: なぜ7月29日が「福神漬の日」なのですか?
A: 福神漬の名前が、7種類の野菜を使っていることから七福神にちなんで名付けられたという説があるため、その「七福(しちふく)」を「しち(7)ふ(2)く(9)」と読む語呂合わせで7月29日とされました。
Q: 福神漬の名前の由来は何ですか?
A: 明治時代に東京・上野の漬物店「酒悦」の15代野田清右衛門が考案したとされ、当初から大根、ナス、カブ、なた豆、レンコン、ウリ、シソ(またはショウガ)などの7種類の野菜が使われていました。この7種類の具材を七福神に見立て、「これさえあれば他におかずは要らず、福を招く漬物」という意味合いで、作家の梅亭金鵞(ばいていきんが)が「福神漬」と名付けたと伝えられています。
Q: 福神漬はどのような料理によく合いますか?
A: 日本では特にカレーライスの付け合わせとして定番になっています。そのほか、チャーハンや丼物のアクセント、お茶漬けの具、お弁当のおかずとしても親しまれています。
幸運を招く神々を祝う語呂合わせ: 七福神の日
群馬県前橋市にある煎餅・あられの製造販売会社、株式会社幸煎餅が制定。日付は七福神の「しち(7)ふ(2)く(9)」と読む語呂合わせから。「七福神せんべい」「七福神あられ」「銀座七福神」を多くの人に味わってもらうことが目的。
Q: 「七福神の日」の由来は何ですか?
A: 日本で古くから信仰されている福をもたらす七柱の神様「七福神(しちふくじん)」の名前から、「しち(7)ふ(2)く(9)」と読む語呂合わせで7月29日に制定されました。
Q: 七福神とはどのような神様たちですか?
A: 恵比寿(えびす)、大黒天(だいこくてん)、毘沙門天(びしゃもんてん)、弁財天(べんざいてん)、福禄寿(ふくろくじゅ)、寿老人(じゅろうじん)、布袋(ほてい)の七柱の神様の総称です。それぞれが商売繁盛、五穀豊穣、長寿、知恵、財運など、様々な福徳を司るとされ、縁起の良い神様として親しまれています。
Q: この記念日を制定した幸煎餅はどのような会社ですか?
A: 群馬県を拠点とする老舗の米菓メーカーです。社名や商品名に「幸」や「七福神」を冠していることからもわかるように、縁起の良さを大切にしており、この記念日を通じて自社製品のPRと、七福神信仰の普及に貢献したいという思いがあります。
カップヌードルの人気具材を祝う語呂合わせ: 謎肉の日
日清食品ホールディングス株式会社が制定。日付は「な(7)ぞにく(29)」(謎肉)と読む語呂合わせから7月29日に。
Q: 「謎肉の日」はどのようにして決まったのですか?
A: 日付の「729」を、日清食品の「カップヌードル」に入っている人気の具材「謎肉(なぞにく)」と読む語呂合わせから制定されました。
Q: 「謎肉」とは一体何なのですか?
A: 日清食品の公式発表によると、「謎肉」の正体は「味付豚ミンチ」で、豚肉と大豆由来の原料に野菜などを混ぜてミンチ状にし、フリーズドライ加工したものです。この名称は、発売当初その正体が明かされず、消費者の間で様々な憶測を呼んだことから定着しました。
Q: なぜ「謎肉」と呼ばれるようになったのですか?
A: 1971年のカップヌードル発売当初、具材の詳しい原材料表示がなかったことや、その独特の食感と見た目から、消費者やインターネットユーザーの間で「何の肉か分からない」「謎の肉だ」と話題になり、自然発生的に「謎肉」という愛称で呼ばれるようになりました。後に日清食品もこの愛称を公式に使用するようになりました。
絶滅の危機にある大型ネコ科動物の保護を訴える: 国際トラの日
野生のトラの保護と、その生息地である自然環境の保全の必要性を世界的に訴える国際デーです。2010年にロシアのサンクトペテルブルクで開催された「トラ保護に関する国際会議(トラサミット)」で制定されました。
Q: なぜ「国際トラの日」が制定されたのですか?
A: 20世紀初頭には推定10万頭いたとされる野生のトラが、密猟や生息地の破壊により激減し、絶滅の危機に瀕していることから、国際的な保護活動の強化と、一般の人々の関心を高めることを目的として制定されました。
Q: 野生のトラはどのような状況に置かれていますか?
A: 現在、野生のトラの生息数は推定でわずか数千頭とされ、絶滅危惧種に指定されています。主な脅威は、毛皮や骨(漢方薬の材料とされる)などを目的とした密猟、森林伐採や開発による生息地の減少・分断、餌となる動物の減少などです。
Q: トラの保護のために私たちにできることはありますか?
A: トラの保護活動を行っている団体の支援(寄付など)、トラ製品(毛皮、骨など)を購入しないこと、環境に配慮した製品を選ぶ(森林破壊につながる製品を避ける)ことなどが挙げられます。また、トラの現状について関心を持ち、情報を広めることも重要です。